映画
『劇場版 SAOプログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ』ヒロイン舞台挨拶レポート

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ』Dolby Cinema ヒロイン舞台挨拶に戸松遥さん、水瀬いのりさん、井澤詩織さんが登壇!TVアニメ放送当時を振り返る思い出トークも

キリト役・松岡禎丞さんのエピソードも盛りだくさん

前作ではほぼアスナとしか会話していなかったミトが、本作ではキリトとの会話シーンがあることも判明。水瀬さんは「演じている時、何か違和感のようなものを感じていたのですが、この違和感はきっと正しいんだと思いながら演じていました」と収録当時の心境を語りつつ、「キリトを演じている時の松岡さんとやりとりをするのは初めてなので、こういう距離感でいいのか探り探りでした。けど、(松岡さんは)10年間キリトを演じられていて、どんな球を投げても大丈夫だと信頼できたので、楽しくアフレコができました」と振り返ります。

松岡さん、戸松さん、水瀬さん、井澤さんの4人で一緒に収録できたというアフレコに関しては、「休憩時間になると、いつの間にか松岡さんがいなくなっている」というエピソードも明かされます。それを耳にしたMCの松澤さんから「(松岡さんは)ソロプレイヤーですから」という、キリトにちなんだフォローが飛び出すと、客席から大きな笑いと拍手が沸き起こっていました。

一方、「3人の中で仲良くなりたいキャラクターは誰か?」という質問を向けられると、戸松さんはミト、水瀬さんはアルゴ、井澤さんはアスナと三者三様の名前が挙がります。中でもアルゴについては3人全員が「仲良くなれそう」とも語っており、あのキリトとも信頼関係を築けているアルゴの絶妙な距離感の上手さに、全員が感心していた様子でした。

また、2022年はTVアニメ「ソードアート・オンライン」の放送がスタートしてからちょうど10年という節目の年。

戸松さんは「あの頃は皆若かった」としみじみと振り返りつつ、当時の松岡さんとの関係について「今の100倍くらい壁があって、最初の一年くらいは目を合わせてくれなかった。そこからちょっとずつ心を開いてくれている実感はあるので、この10年を一緒に歩めているのは嬉しい」と、二人の関係性が変化している喜びも明かします。

一方、「まだ高校生で、財布にアニメイトでいろんなグッズを買っていた」と、一アニメファンだった当時の思い出を語る水瀬さん。お馴染みとなりつつあるアクリルスタンドなど、10年前と現在ではグッズのラインナップも様変わりしてきたという、完全なアニメファン同士のトークに発展して盛り上がる中、戸松さんは同じ時期に自身の抱きまくらをグッズとして発売していたことを明かし、二人を驚かせる一幕も。

すでに声優としてデビューしていた井澤さんも、10年前の『SAO』第1話の収録にキャストとして参加していた。来場者の中にも、TVアニメの第1話をリアルタイム視聴していたという熱心なファンの姿もあり、《SAO》がファンと一緒に歴史を積み上げてきた作品であることを、キャスト陣も改めて感じ取っていた様子でした。

最後には、キャスト陣からファンに向けたメッセージが送られ、舞台挨拶は締めくくられました。

井澤さん:まだアルゴがどういうキャラクターか分からない人もいると思うのですが、ファンの方から、アルゴの活躍を期待する声をたくさんいただいて、早く映画を見て欲しいと思っていました。そこから晴れて映画も公開され、アルゴがすごく良かったという声もいただいていて、とても嬉しく思っています。最後まで楽しんで行ってください!

水瀬さん:公開前は、ミトが登場するのかも伏せられていたので、ずっとウズウズしていました。そこから無事に公開を迎えましたが、ミトはアニメオリジナルキャラクターなので、原作を好きであればあるほど期待と不安を抱いている方もおられると思います。その期待に答えつつ、不安を拭えるよう頑張ってお芝居にぶつけましたので、是非映画を見て少しでもミトを好きになっていただけたら嬉しいです。

戸松さん:前作の「星なき夜のアリア」から登場人物も格段に増えて、《SAO》というゲームに慣れてきた頃のお話でもあるので、シリアスだけではない、ちょっと砕けたシーンがあったり、まだ恋人になっていないキリトとアスナの距離感に懐かしさも感じていただけるのではないかなと。あとは、やっぱりキバオウさんですね(笑)。アスナ視点ではあるのですが、周りの登場人物の皆が活躍する話でもあるので、いろんなキャラクターにも注目しながら、良い音響と一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。

 

アニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』作品情報

イントロダクション

第15回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原礫氏による小説『ソードアート・オンライン』シリーズ(『電撃文庫』刊)。次世代VRMMORPG《ソードアート・オンライン》を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた物語は、2009年4月の原作小説第1巻発売以来高い人気を誇り、2022年現在、全世界での累計発行部数は3000万部を突破。

TVアニメは2012年に第1期が放送、現在まで続く4シリーズ(全97話※1)に加えて、2017年には『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が公開。その他にもゲーム、コミカライズなど、幅広いメディアミックス展開がなされている。

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は、《SAO》物語のすべての始まり、アインクラッド第一層からの軌跡を深く掘り下げていく、作者自身によるリブート・シリーズ。2021年、その『プログレッシブ』を原作とした完全新作アニメーション映画シリーズが始動。

キリトからヒロインのアスナへ視点を変えて再構築し、新たな《アインクラッド》編を描いた第1弾映画「星なき夜のアリア」は、週末興行収入ランキングで初登場第1位を記録し、全都道府県で10週間にわたるロングランヒットとなった。そして、続編にあたる「冥き夕闇のスケルツォ」が、いよいよ2022年9月10日(土)に開幕する。

※1 総集編および、「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を除く。 

ゲームオーバーが現実の死に直結するデスゲーム――。物語の原点をたどる『ソードアート・オンライン -プログレッシブ-』のアニメーション映画、待望の第2弾!

ストーリー

《これは、ゲームであっても遊びではない。》

世界初のVRMMORPG《ソードアート・オンライン》がデスゲームと化し、1万人のユーザーがゲームの世界に閉じ込められてから、既にひと月以上が過ぎていた。

鋼鉄の浮遊城《アインクラッド》第一層を攻略したアスナは、キリトとコンビを組んだまま、最上階を目指し旅を続けていた。

女情報屋アルゴの協力も加わり、攻略は順調に進んでいるかのように見えたが……
攻略を先導するトッププレイヤー集団、《ALS》(アインクラッド解放隊)と《DKB》(ドラゴンナイツブリゲード)。
本来は共闘すべき2大ギルドの対立が勃発する。

その陰には、暗躍する謎の人物の姿が――。
死と隣合わせの危険な戦いのなか、《攻略》とはまた異なる《脅威》が、アスナとキリトを巻き込んでいく――!

スタッフ

原作・ストーリー原案:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:河野亜矢子
キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン:甲斐泰之
ボスモンスター・ステージデザイン:石垣 純哉
サブキャラクターデザイン:秋月 彩・渡邊敬介
プロップデザイン:東島久志
美術監督:伊藤友沙
美術設定:平澤晃弘
色彩設計:中野尚美
撮影監督:大島由貴
CGディレクター:織田健吾
モニターグラフィックス:宮原洋平・関 香織
編集:廣瀬清志
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-P Project
配給:アニプレックス

キャスト

アスナ:戸松 遥
キリト:松岡禎丞
ミト:水瀬いのり
アルゴ:井澤詩織
エギル:安元洋貴
キバオウ:関 智一
リーテン:本渡 楓
シヴァタ:永野由祐
リンド:大塚剛央
ヤマタ:高橋伸也
ウルフギャング:阿座上洋平
ローバッカ:玉井勇輝
ナイジャン:関 幸司
ジョー :逢坂良太
モルテ:小林裕介

公式サイト
10周年特設サイト
公式ツイッター(@sao_anime)

(C) 2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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