マンガ・ラノベ
『天官賜福』小説、アニメ、漫画まとめ|魅力や楽しみ方をご紹介

『魔道祖師』の著者・墨香銅臭先生が描く『天官賜福』の魅力とは? 小説、アニメ、漫画まとめ|オススメの楽しみ方をご紹介

 

キャラクター紹介

南風(ナンフォン)

CV:古川 慎さん

(画像向かって右が南風)
 

中天庭の武官で、南陽殿に属する風信(南陽将軍)の配下。歳は18~19ほどで、聡明で強情、器量の良い少年。自ら志願して謝憐の元にやってきて、与君山の「花嫁失踪事件」など、扶揺と共に事件の解明の手助けをしています。扶揺との仲は険悪。

 

扶揺(フーヤオ)

CV:小林千晃さん

 

中天庭の武官で、玄真殿に属する慕情(玄真将軍)の配下。色白で雅やかな18~19歳ほどの少年で、表情がやや冷淡。自ら志願し謝憐の元にやってきて南風と共に手助けしますが、南陽殿と玄真殿は年中いがみ合っているため、南風と扶揺は仲が悪く、度々衝突しています。彼は白目をむく癖があります。

 

霊文(リンウェン)/霊文真君

CV:日笠陽子さん

未処理の公文書でいっぱいの霊文殿で大勢の文官を率いて一心不乱に処理をしている文神。人事を司っています。全身を真っ黒な衣で包む優秀な女性の文神ですが、文神は当然男性であるはずだとの固定観念により神像を全て男性として彫り直され、出自や経歴まで変えられています。

女性でありながら女性の神への尊称「元君」ではなく、男性の神への尊称である「真君」で称されるのにはこういった経緯も。また、彼女は裴茗、師無渡とあわせて「三毒瘤」と呼ばれています。

 

君吾(ジュンウー)/神武(シェンウー)大帝

天界の第一武神。天帝。帝君と称され、白い甲冑を纏っています。閉関している以外、年がら年中、朝から晩まで外出して世を巡回しているか、山海を鎮めに行っているかという忙しい身。過去に二度、謝憐を天界から追放していますが、彼のことを気にかけており、信頼し重要な任務を任せています。

 

風信(フォン・シン)/南陽(ナンヤン)将軍

東南を守護する武神。巨陽(ジューヤン)真君と呼ばれていたことも。実は謝憐は彼と気まずい関係です。

八百年前、彼は仙楽宮太子殿に仕える第一神将で、謝憐が飛昇したときに配下として指名され天界に昇っています。謝憐と共に天界を追放されるも、最後には別れてそれぞれの道へ。風信は自ら飛昇して上天庭の武神になります。同じく仙楽宮太子殿につき従っていた副将の慕情との仲は険悪です。

 

慕情(ムー・チン)/玄真(シュエンジェン)将軍

西南を守護する武神。八百年前に仙楽宮太子殿につき従っていた副将で、謝憐は飛昇した際に慕情も配下として指名しており、共に天界に昇っています。しかし謝憐が天界を追放されたあと慕情は彼の元を離れ、のちに自ら飛昇して武神となります。慕情は風信とも八百年にわたる付き合いになりますが、仲が悪いことが知られています。

かつての主君である謝憐は、今や宮観もなく信徒もいない。一方で風信と慕情はそれぞれ地域を守護する大武神になっていて、謝憐とはなんとも微妙な関係となっています。

 

裴茗(ペイ・ミン)/明光(ミングアン)将軍

CV:諏訪部順一さん

明光殿の主神で、北方を守護する武神。天界でも強い権力を持ち、好色家であることも有名。彼は、補佐神であり子孫でもある裴宿を大事にしています。霊文、師無渡と共に「三毒瘤」と呼ばれています。

 

裴宿(ペイ・シュウ)/小裴(シャオペイ)将軍

CV:増田俊樹さん

明光殿の補佐神で、裴茗と共に祀られています。謝憐が、裵将軍は二人いるのかと混乱する場面がありますが、裴宿は裴茗の子孫で「小裴将軍」と呼ばれています。彼は過去に、ある町の住民を皆殺しにしています。

 

師青玄(シー・チンシュエン)/風師(フォンシー)

CV:川澄綾子さん

「天界の五師」の一人で、風の字が書かれた扇を操る風神。通称は風師青玄。 師無渡の弟で、兄弟揃って上天庭の神官に名を連ねています。兄と共に祀られていますが、彼は女性の神として信仰されているため女性の姿の方が法力が強く、女性の姿になることも多いようです。

 

師無渡(シー・ウードゥー)/水師(シュイシー)

通称は水師無渡で、師青玄の兄。「天界の五師」の一人で、水を司る神ですが財運も司っています。彼は、裴茗、霊文と共に「三毒瘤」にあげられます。「三毒瘤」の評判は良くないものの三人の仲は良く、裴茗を嫌っている師青玄は、兄にそこから抜けてほしいと思っています。

 

郎千秋(ラン・チェンチウ)/泰華(タイホワ)殿下

東方を守護する武神で、かつては永安国の太子だった彼は太子殿下とも呼ばれます。謝憐が鬼市で任務をする際、郎千秋の管轄区域であるため謝憐に協力することになります。

 

半月(バンユエ)/半月国師

CV:花澤香菜さん

 

かつての半月国の国師で、ヘビのような体とサソリのような尾を持つ蝎尾蛇を操る少女。現在は「半月妖道」として人々から恐れられています。永安国の芳心国師と共に妖道双師と呼ばれ、鬼の等級は「凶」。

 

戚容(チー・ロン)/青灯夜遊

 

四大害で唯一、等級が「絶」に達していない、「絶」に近い「凶」。青鬼とも呼ばれ、逆さ吊り死体の森を作るのが好きで、鬼界でも悪趣味だと嫌悪されています。

 

鬼の等級

世に災いと変乱をもたらす妖魔鬼怪。その能力に基づいて四つの等級に区分されています。

悪:人を一人殺す力を持つ鬼。
厲:一族を皆殺しにできる力を持つ鬼。
凶:一つの町を滅ぼし皆殺しにできる存在。
絶:四等級のなかの最高等級。絶がこの世に現れると国と民に災いをもたらし、天下を大混乱に陥れます。花城がこれに当たります。

 

アニメ『天官賜福』第2期ティザーPV(中国版)

待望のアニメ第2期ティザーPV(中国版)が公開され、大きな話題を呼びました。帝君からの命で鬼市にやって来た謝憐が三郎と再会。三郎は本来の姿で謝憐の前に現れます。絶対的な城主としての花城の存在感、美しさに息をのんでしまいますね。

 

 

アニメ『天官賜福』第2期中国版主題歌MV特別版

鹿晗「憐城辞」

 

墨香銅臭先生の他作品

『人渣反派自救系統』

墨香銅臭先生のデビュー作品である『人渣反派自救系統』(通称『渣反(さはん)』)。プレアデスプレスより日本語翻訳版小説の配信連載の決定が発表され大きな話題を呼んでいます。

『穿書自救指南』のタイトルでアニメ化もしている人気BL小説。主人公・沈垣が、愛読していたWeb小説の悪役師尊・沈清秋に転生してしまういわゆる転生もので、闇落ちした弟子・洛冰河に拷問を受けるという悲惨なエンドを回避していく物語です。

沈清秋が破滅を回避していくうちに、洛冰河に慕われるようになり、沈清秋が洛冰河に復讐される本来の小説のストーリーが改変していきます。

 

 

『魔道祖師』

 

 

墨香銅臭先生の2作目となるBL小説『魔道祖師』はアジアを中心に絶大な人気を誇り、ラジオドラマ、実写ドラマ『陳情令』、アニメ、漫画とメディアミックスを展開。シリーズ最終章となるアニメ『魔道祖師 完結編』の日本語吹替版の放送・配信が2023年1月に決定するなどますます注目が集まっています。

強い絆で結ばれた魏無羨と藍忘機の激動の運命が描かれる本作。過去、現在を通して信念を持って行動する二人は、何者かによる陰謀に巻き込まれていきます。何があっても魏無羨を信じてそばにいる藍忘機。そんな彼の思いに触れて魏無羨の気持ちは変化していき、二人の距離が縮まっていきます。

『人渣反派自救系統』『魔道祖師』、そして『天官賜福』。3作品いずれも心に刺さるものがあって多くのファンを虜にしています。彼らの長い年月にわたる切なくて深い愛の物語にどっぷりとハマってしまいますね。また、それぞれの続報など楽しみに待ちましょう。

 

この記事をかいた人

藤崎萌恵
大阪府在住のライター。数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。

 

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