『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』グランドフィナーレ舞台挨拶のレポートが到着! 松本大輝さんらキャストが集結│『ウルトラマンブレーザー』より蕨野友也さんも
2023年1月に最終回を迎えた『ウルトラマンデッカー』。その完結後の世界を描く、長編オリジナル映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』が、TSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信中。Blu-ray&DVDが7月28日より発売されます。
このたび、6月18日に新宿ピカデリーで実施された本作のグランドフィナーレ舞台挨拶のイベントレポートが到着しました!
イベントには、松本大輝さん、中村加弥乃さん、村山優香さん、大地伸永さんに加え、サプライズ登壇者として谷口賢志さん、新番組『ウルトラマンブレーザー』で主人公・ヒルマゲントを演じる蕨野友也さんが登壇。
ディナス、デッカー、ブレーザーの3体同時変身も披露された、本作最後の舞台挨拶の様子をお届けします。
映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』グランドフィナーレ舞台挨拶のイベントレポートが到着
会場となった新宿ピカデリーは、全国での上映を終えた『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ・・・』の、一度きりのスクリーン上映復活に駆け付けたファンで満員となった。
その上映後に行われたイベントは、映画の感動も冷めやらぬ様子で、再び興奮を届けてくれた『ウルトラマンデッカー』キャストの再集結を目に焼き付けようと、幅広い世代のファンで埋め尽くされた。日曜日のイベント開催ということもあり、中には親子連れの姿も多く見られ、憧れのヒーローの登場を、沢山の子供たちが目を輝かせながら待ちわびていた。
この日はマスク着用のうえで声出しがOKということで、イベントが始まると、会場に集まったファンに名前を呼ばれて一人ずつキャストが登壇。今作でウルトラマンディナスへの変身を果たしたディナス役の中村、イチカ役の村山、リュウモン役の大地、そして、主人公・カナタを演じた松本が順番に登壇し、集まった沢山のファンと大きな呼び声に喜びつつ「よろしくお願いします!」とそれぞれ笑顔で挨拶した。
待ちわびたファンの歓声を浴びて登場する中、大地は、MCの合図で会場から呼ばれた名前が一人だけ呼び捨てだったことが気に食わないようで、「他のみんなは、『くん』『さん』『ちゃん』がついてるのに俺だけ呼び捨てかよ!」とツッコミ、会場の笑いを誘った。すると会場から「リュウモン隊長!」と呼ぶ声が聞こえ、「やっぱり皆さんはわかってますよ」とご満悦な様子。ファンとキャストを巻き込んだコミカルなやり取りで、新隊長らしく会場を温めていた。
約1年前に放送が開始し、今年2月公開の映画まで駆け抜けた『ウルトラマンデッカー』が、この日ついにグランドフィナーレを迎えることについて聞かれ、松本は「無事にこの日を迎えられてホッとしているけれど、やっぱり少し寂しいです」と、心境を感慨深く語った。
村山は「すごく寂しいです。この作品の最初の舞台挨拶から今日の最後の舞台挨拶まで、ずっと沢山の方々に来ていただけて。本当にありがとうございます!」と改めて感謝を語り、大地は「今日皆さんにお会いして、改めて温かさを感じています」と、再びファンの前に立てた喜びをかみしめた様子。
そして、映画でメインキャストとして登場した中村は「いよいよ終わっちゃうのかと思いながらも、公開から3カ月以上たっているにも関わらず、これだけ沢山の方々に来ていただいて本当に嬉しいです」と改めて本作に参加した喜びを語った。
トークでは登壇キャストそれぞれのお気に入りのシーンについて聞かれ、それぞれが思い思いのシーンを挙げながら撮影当時の想い出を振り返る中、集まったファンの「見たい!」という声に応えて、劇中屈指のシーンを実際に再現することに。
松本、村山、大地演じる GUTS-SELECTの隊員たちと、中村演じるディナスが、強大な敵になすすべなく苦悩しながらも、仲間の絆を信じて立ち上がる感動シーンを本編さながらに披露。
3月に行われた大ヒットイベントでも披露したシーンだったが、演技が始まると、村山演じるイチカからセリフを語り掛けられるディナス演じる中村は、シーンの再現中にも関わらず作品への思いが溢れてしまい、涙を流す場面も。「何度もやって来たけど、これが最後なんだなと思って」と声を詰まらせながらも、登壇者や会場のファンの声援を受けながら見事にシーンを演じ切り、会場のファンから大きな拍手が沸き起こった。
イベント中盤、新たなウルトラマンへとバトンタッチを果たすべく、新シリーズ『ウルトラマンブレーザー』の主人公、ヒルマ ゲントを演じる蕨野が登場することに。『ウルトラマンデッカー』のキャスト同様、会場からの『ゲントさん!』という大きな呼び声に応えて登場した蕨野は会場のファンに手を振って応えた。
昨年、『ウルトラマントリガー』から『ウルトラマンデッカー』へのバトンタッチを果たしたグランドフィナーレイベントを思い出して、松本は「当時はすごく緊張したのを覚えています」と語る中、蕨野は「緊張は…してないですね」と頼もしいコメントをしつつ、ゲントとして子供たちの前に登場するのはこの日が初めてということで、「皆さんとお顔を合わせてブレーザーの魅力を語れることを嬉しく思います」と喜びを明かした。
ウルトラマンとしては先輩となる松本は、登場した蕨野に対して、早速「ゲンちゃん!」と親しみを込めて呼びかけたり、さらに、蕨野が長いウルトラマンの歴史を背負ってウルトラマンブレーザーに変身することへの思い語り、「今年は“俺が行く。”」と、作品お決まりの口上に絡めて力強くコメントすると、松本は「俺も行かせてください!」と語り掛け、すかさず蕨野も「一緒に行くか!」と応えるなど、新旧主人公で早速和気あいあいとしたやり取りを見せた。
さらに続けて、登壇者全員でウルトラマンブレーザーの変身ポーズを披露することに。蕨野が丁寧な解説で変身ポーズを教示し、会場のファンと共に息の合った「俺が行く。」という声に合わせて変身ポーズを披露。たどたどしい場面も見せつつも何とかポーズを決め、会場からは笑いとともに温かい拍手が沸き起こった。
改めてウルトラマン作品の先輩として、デッカーのキャスト陣から蕨野へそれぞれメッセージを贈る中、松本は「僕、なんかヒーローの先輩感ないですよね(笑)ゲントさんの風格がすごいので」とおどけて会場の笑いを誘いつつ、「これからヒーローとして沢山の声援を受ける幸せな瞬間が沢山あると思います。子供たちを笑顔にしてください!」と、ウルトラマンの先輩として力強いエールを贈った。
一方で、本作『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ・・・』も鑑賞したという蕨野は、劇中のカナタの「もうウルトラマンになれない」というセリフが印象的だったと語り、その後みんなの熱い思いを受け取って、窮地の中で再びウルトラマンデッカーに変身をするシーンが最高だったと話すと、リクエストに応えるようにそのシーンを再現することに。
劇中クライマックスの胸アツシーンとあって、会場からも喜びが起こる中でシーンの再現がスタート。横たわる松本演じるカナタに対して、劇中同様に一人ずつ「カナタ!」と名前を呼び、最後には会場のファンからも「カナタ!」と力強く呼びかけ、その力を受けて立ち上がったカナタがいよいよ変身するか!と思いきや、ここでなんとサプライズゲストが登場!
テレビシリーズの14話、15話に登場したデッカー・アスミを演じた谷口が登場し、全く知らされていなかった登壇者の面々は、まさかの再開に驚きと喜びの表情を見せた。TVシリーズにおいて、作品のターニングポイントとなる大事な場面で登場した谷口だが、久ぶりの再会となった松本と谷口は撮影当時を思い出しながら「ほんとに楽しかったです」と声を揃える。
サプライズ登場だけでも大きな盛り上がりとなる中、さらにこの日、「感動の卒業証書的な手紙を準備してくれ」という無茶ぶりともとれるオーダーがあったという谷口は、登壇キャストへ向けて手紙を披露することに。
「長くなりますが」と前置きしながらも読み始めた谷口は、プライベートでも、『ウルトラマンデッカー』が子供たちに力を与えていることを実感した場面があったと、感動のエピソードを語り、そして「“チームウルトラマンデッカー”は、一生“チームウルトラマンデッカー”です。皆さんが作りあげたものはこれからも誰かに力を与え続けていくので、皆さんに卒業はありません」と最高の言葉でキャスト陣をたたえ、「戦い続けてくれて本当にありがとう!」と感謝を伝えると、それを受けた登壇者からは感極まって鼻をすする音も聞こえていた。
最後には「誰がなんと言おうと、俺にとってはウルトラマンデッカーが最高のウルトラマンです!」と力強いメッセージを贈り、松本は「今の手紙を聞いて、ウルトラマンデッカーが誰かを奮い立たせることが出来たんだなと、さらに実感できました」と感動の表情を見せ、次のウルトラマンとしてバトンを繋ぐ蕨野も「こうやって、ウルトラマンというものが紡がれていくんだなという瞬間を目の当たりにしました」と感慨深く語り、客席でも涙を流すファンが観られるなど、感動のサプライズとなった。
その後、サプライズで一時中断となった劇中の変身の場面を改めて再現することとなり、さらにこの日は、『ウルトラマンブレーザー』の蕨野も揃う中で、ディナス、デッカー、ブレーザーの3体のウルトラマンが揃って変身を披露することに。ここでしか見られない特別な瞬間に会場のファンも沸く中、順番に見事な変身ポーズを遂げた3人。興奮の瞬間に、この日一番の拍手と声援が沸き起こった。
イベントの最後に、これから新たにウルトラマンを背負っていくことになる蕨野は「今まで皆さんが紡いできたものが、今もウルトラマンとして存在するんだと思います。『ウルトラマンブレーザー』を明日の活力にしていただけるよう頑張っていきます」と、新シリーズに向けてウルトラマンのバトンを受けとり、力強く意気込みを語った。
そしてトリを務めた松本は「一年間ありがとうございました。様々なイベントで、全国のファンの皆さんと会うことが出来て、すごくウルトラマンになってよかったなと感じました!コロナ渦で、ファンの皆さんが声が出せない時期でも、“ウルトラチャージ”などを通して本当に力をもらっていました」とファンへの熱い想いを明かし、最後に「デッカーは笑顔じゃなきゃいけないので、最後は笑顔でバイバイしたいと思います。ありがとうございました!!」と、大盛り上がりとなったイベント、そして『ウルトラマンデッカー』という作品の大団円を、笑顔で締めくくった。
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ・・・』作品情報
あらすじ
空に響きわたる奇々怪々な音。さらされた人々は昏倒し、ついに姿を消してしまう。調査に向かうエキスパートチーム「GUTS-SELECT」を待ち受けていたのは、次々に襲い来る異星人軍団と、漆黒の要塞艇「ゾルガウス」を駆り地球の宙を歪める支配者「プロフェッサー・ギベルス」。
苦戦するカナタたちの前に突如、ギベルスを知る謎の女性が舞い降りる。不思議な力を持つ彼女の名は、ディナス。GUTS-SELECTと力を合わせ「守る使命」を胸に凶悪な企てに立ち向かうが、ついにその頭上に銀河をも歪める「皇獣」の凶暴な姿が影を落とす。
地球そして宇宙の存亡をかけ、カナタ、ディナス、そしてGUTS-SELECTの命がけの総力戦が、いま始まる!
出演
松本大輝 村山優香 大地伸永 宮澤佐江 黄川田雅哉 / 中村加弥乃
●声の出演
土田大・関智一・安田大サーカス・荒井義久/中尾隆聖
スタッフ
監修:塚越隆行
監督:武居正能
脚本:根元歳三
チーフプロデューサー:北浦嗣巳
プロデューサー:岡本有将
撮影:村川 聡
照明:小笠原篤志
録音:星 一郎
美術:木場太郎
編集:矢船陽介
キャスティング:島田和正
アクションコーディネート:寺井大介
VFX:三輪智章
音楽:末廣健一郎・得田真裕
主題歌:影山ヒロノブ
製作:ウルトラマンデッカー特別編製作委員会
配信:TSUBURAYA IMAGINATION
劇場配給:バンダイナムコフィルムワークス・円谷プロダクション
主題歌
『ソラノカナタへ』
アーティスト:影山ヒロノブ
作詞:影山ヒロノブ 作曲:影山ヒロノブ 編曲:NANA KAGEYAMA
『ウルトラマンブレーザー』作品情報
あらすじ
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
キャスト
ヒルマゲント:蕨野友也
アオベエミ:搗宮姫奈
バンドウヤスノブ:梶原颯
ミナミアンリ:内藤好美
ナグラ テルアキ:伊藤祐輝
ハルノレツ:加藤雅也
スタッフ
メイン監督:田口清隆
メイン脚本:小柳啓伍
シリーズ構成:小柳啓伍・田口清隆
製作:円谷プロダクション・テレビ東京・電通
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京