保志総一朗さん声優活動30周年記念ミニアルバム『Restart journey』発売記念インタビュー! 「旅立ち」をテーマにした6つの新曲への思いとは……?
声優として第一線で活躍し続ける保志総一朗さんが、10月4日(水)に、声優活動30周年を記念したアニバーサリーミニアルバム『Restart journey』をリリース。
「旅立ち」をテーマに、保志さんに縁のある作家陣のほか、自身が参加する音楽ユニット「Isla・la」のメンバーも参加した新曲6曲と、配信限定シングルとしてリリースされていた「Soul of Rebellion」の全7曲を収録。30周年の節目を彩るにふさわしいバラエティーに富んだ内容に!
「どの曲もお気に入りばかり」という保志さんに今作に込めた想いを、収録曲の紹介とともにじっくりとお聞きしました。
新たなステージに踏み出す「旅立ち」をテーマに
――声優活動、30周年おめでとうございます! まずは、今回の30周年アニバーサリーミニアルバム『Restart journey』の制作コンセプトから教えてください。
保志総一朗さん(以下、保志):前回25周年のときに集大成的なアルバム(『Voice and Harmony』2018年5月発売)をリリースしたので、今回はどうしようかなという思いがありました。そこからの5年はコロナ禍もあったし、積み重ねてきた5年間という感じではなく、あっという間だったなという気持ちが強かったんですね。
積み重ねてきた次のステップ、というよりは気持ちの切り替え。いったんリセットというわけではないけど、新たなステージに踏み出していく、というようなことを表現したいなと思いました。
――『Restart journey』というタイトルからもその想いが伝わります。
保志:25周年のときは40代でしたけど、50代になって、ちゃんと地に足をつけて次のステージに旅立ちたい、という思いがあったので、『Restart journey』というタイトルに。
今まではちょっとがむしゃらに音楽と向き合ってきた部分もあったんです。でも、そういうものから卒業して、少しゆったりと楽しんでいけたらいいなと。
コロナ禍で思うように音楽活動ができなかった時期に落ち込んだ気持ちを、このアルバムで鼓舞したいと思っているところもありますね。
――そんなコンセプトにあわせ、新曲は「旅立ち」をテーマに、いずれも保志さんにゆかりのあるアーティスト陣が提供した楽曲です。
保志:30周年を振り返る意味でも、これまで何かしら縁があった方々にお願いしたいなと思いました。細かい部分ではそれぞれにどんな曲を、というところまではまとまらなかったので、皆さんには「30周年の先にある新たなステージへの旅立ち」という共通テーマを伝えて制作してもらいました。
どちらかというと、各作家さんに委ねる部分が大きかったですね。これまで僕に関わっていただいた方々なので、多分皆さん僕のイメージがあると思うんですけど、そのテーマで僕をどう料理してもらえるか。どういう曲を作ってもらえるのか、楽しみでした。意外だったり、やっぱり!と思ったり。皆さんから出てくるイメージがおもしろかったです。