エルフの魔法使いは人の心を知る旅へ――冒険の終わりから始まるファンタジー漫画『葬送のフリーレン』あらすじ＆魅力を紹介！【ネタバレあり】

『葬送のフリーレン』の魅力

魅力1： 人の心の内を紐解く後日譚

本作の物語は、なんとフリーレンら勇者一行が魔王を倒した"その後"から幕を開けます。長い寿命を持つエルフのフリーレンは、勇者・ヒンメルの死をきっかけに人の心を知る旅へ。

彼女の視点から人間たちの営みを描き、人生や人とは何かというテーマを考えさせられる内容となっています。

また、仲間との出会いや数々の試練、徐々に明かされる世界の歴史など、ファンタジーならではのワクワクする要素も数多く登場し、ファンの間では様々な考察が行われています。

魅力2：優しさと哀愁が滲む美しい世界観

暖かみを感じる絵柄によって、作品全体から哀愁のような雰囲気が感じられる点も特徴のひとつ。

背景の細部まで緻密に描写されており、周囲の自然や街の様子からフリーレンが旅する世界の息吹を感じられます。

一方で、少年漫画らしい迫力満点のバトルやクスッと笑えるコミカルなシーンも楽しめるため、様々な方向から感情を揺さぶられるでしょう。

魅力3： 完璧じゃないからこそ、見守りたくなるキャラクターたち

本作には勇者、魔法使い、戦士といった強者（つわもの）たちが数多く登場しますが、不思議と遠い存在には感じません。

魔法オタクのフリーレン、ちょっとだけナルシストなヒンメル。フェルンとシュタルクは、互いの気持ちがすれ違い、喧嘩をしてしまうことも。

戦闘に長けていても決して完璧ではなく、親しみを感じられるキャラクターたちを見守りたくなる方は多いはずです。