アーティスト活動11年目突入! 小倉 唯さんニューシングル「Empty//Princess.」&ライブBD「小倉 唯 Memorial LIVE 2023~10th Anniversary Assemble!!~」発売記念インタビュー
小倉 唯さんのニューシングル「Empty//Princess.」が11月22日に、大宮ソニックシティで7月17日に行われた10周年ライブのBDが12月13日に発売!
さらにニューシングル発売の翌日、11月23日にはパシフィコ横浜で『小倉 唯 Memorial LIVE 2023~To the 11'Eleven~』を開催するなど、アーティスト活動11年目に突入し、ますます輝きを増す小倉さん。
そんな彼女に、新曲のことやライブのことをたっぷり語ってもらいました!
小悪魔で少し尖った女の子がテーマの「Empty//Princess.」は、ストリート的なテイストも交えた新境地のナンバー!
――ニューシングルの表題曲「Empty//Princess.」はどんなコンセプトで制作されたのでしょうか?
小倉 唯さん(以下、小倉):アーティスト活動が11年目に入ってから初のシングルなので、新境地にチャレンジしたいな、というところからスタートしました。
また、10周年記念ライブのセットリストで、ファンの皆さんの投票によって、カップリングの中から歌う曲を決める企画があったんです。その上位2曲が小悪魔的なダンスナンバーだったので、そういうコンセプトの表題曲に挑戦してみたいと思い、小悪魔で少しトガッた女の子をテーマに作ることにしました。
タイトルの「Empty//Princess.」は、心にぽっかり穴が空いてしまって、みんなから愛されたいと思っている女の子をイメージしました。『Empty』と『Princess.』の間の『//』で心の隙間や空虚な感じを表現しているんです。
この歌詞に出てくる女の子は、王子様にかまってもらえなくて、不器用にすねている、今風に例えるなら、地雷系のようなイメージをしていました。
――歌詞には「ずっとループするLieはもう懲り懲りです」や「ご都合的ワードその心は?」といったフレーズがあり、好きな男性に裏切られたのかな?と想像してしまいます……。
小倉:「難しいフリして愛は愉しい?」とか「ずるいよ綺麗事馬鹿だね」など含みのある表現が並んでいるので、聞く人によってイメージを膨らませてもらえればいいなと思います。
――随所にラップを入れたヒップホップ的なアプローチもあり、これまでの小倉さんの楽曲にはないサウンド感ですね。
小倉:ちょっとストリートっぽいテイストもある、おもしろい曲だなと思いました。ラップが良いスパイスになっていますよね。
曲の構成も冒険した作りになっています。2サビがなくて、いきなりオチサビになったり。ラストでは、今まで出てこなかったフレーズが入ったりするので、歌っていても新鮮でした。
――レコ―ディングで苦戦したところは?
小倉:ラップパートはテンションの乗せ方などを模索して、いろいろなバージョンを収録しましたね。最後サビの『もう知らないわ!』は叫びのようなニュアンスで、悲痛さが出るように意識しました。レコ―ディングには時間がかかりましたが、曲の世界観に寄り添って歌い上げることができたかなと思っています。
――お気に入りのフレーズを教えて下さい。
小倉:歌詞の中で何度か出てくる『プリンセス』はポイントになっていますね。また、ラストの『Chu Chu Chu lu Chu』が続くところは、レコーディング現場で相談してからどんな歌詞にするかを決めました。この楽曲のかわいさも表現できたのではないかと思います。
「Empty//Princess.」のMVは、CD3形態それぞれのジャケット写真で着用した衣装イメージを世界観に反映。撮影現場では母校の後輩がスタッフに!?
――「Empty//Princess.」のMVは、どんな風に撮影が進みましたか?
小倉:アーティスト写真のビジュアルイメージに沿った世界観で作っていただきました。アーティスト写真と同じビジュアルの衣装、そしてコーラルオレンジのふわふわドレス、さらにハートのフレームを使ったグラフィック越しに、スタイリッシュでカッコいい衣装の3パターンで構成されています。
MV撮影で印象的だった出来事があったんです。スタッフの女の子が、なんと私の母校に通っているとのことで。実は私、数年前に母校で講師としてビデオ授業をしたことがあって、彼女はその授業をとっていたらしく(笑)。驚いたし、とてもほっこりしました。
――ビデオ授業の感想は聞かなかったんですか?
小倉:はい(笑)。ただ、その授業がすごく人気だったということを教えていただいて。それはすごく嬉しかったです。