榎木淳弥さんがドキュメンタリー番組「Real Folder」Season3に出演! 冒頭3分の映像がYouTubeにて公開
動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信中のオリジナルドキュメンタリー番組「Real Folder」。
このたび、Season3の第5弾となる、声優・榎木淳弥さんに密着したエピソードの冒頭3分の映像がYouTubeに公開されました。
番組では、多忙を極めながらも、1つ1つの仕事に真摯に、そして“マイペース”に向き合う榎⽊さんの素顔が映し出されています。
「Real Folder Season3 #014 榎⽊淳弥」冒頭3分間の映像が公開
番組紹介
「仕事してたい。もっとうまくなれそうだなって」
現場移動のタクシーで密着を始めると、榎⽊は「取材と撮影を3件終えて、これからアフレコとナレーションに向う。⼤体こんな感じ」とハードスケジュールを飄々と語る。いつも⼗数本の作品が同時進⾏、しかも台本は収録直前に届くため、毎⽇寝るのは2時〜3時。
タクシーでうたた寝するが、TVアニメ『ニンジャラ』のアフレコ現場に⼊ると、熱気のこもった⻑いセリフを演じ切り、「⼀発OKでした」と笑顔を⾒せる。「ワーカホリック気味。仕事してたい。もっとうまくなれそうだなって」。演じている時とは⼀転して淡々とした榎⽊さんの緩急ある語りが印象的だ。
「疲れますよね、仕事って。隠居したい。海外とかで」
やりたいことを尋ねると、「楽な仕事ってないですかね。疲れますよね、仕事って。隠居したいです。海外とかで」と答える榎⽊。⼀⽅で、3年半前からボイストレーニングを⽋かさず、商売道具の喉のケアと鍛錬には余念がない。
新しいプロジェクトではテーマ曲の⼀部を歌唱担当するため、レコーディングスタジオに⼊った。同じ部分を繰り返し歌い「難しい」と漏らすが、楽曲スタッフからは「慣れない歌で難しいのに、すぐにフィードバックを返してくれて伸びしろいっぱいありますよ」と評価を受けて、ひと安⼼の様⼦。
養成所時代、「実は課題を1回もまともにやらなかった」
久しぶりのオフでは、⼩中学校の同級⽣が営む寿司バーを訪れた。同じ飲⾷店でアルバイトもした仲の幼馴染みは、「声優というか、“働く”ってことをよくできてるな。(学⽣時代は)すべてにやる気がなかった」と榎⽊の学⽣時代を振り返りかえる。
既に声優として活動していた従姉妹の影響もあって、榎⽊はこの世界に⾶び込むことを決め、⼤学を中退して声優事務所の養成所に通った。当時の講師でもある声優・愛河⾥花⼦は「いい加減そうだし、不機嫌そう」と榎⽊の当時の印象を話した。榎⽊からは「実は課題をまともにやったことが1回もなかった」と意外な告⽩。若い頃を知る2⼈の証⾔で、榎⽊の “体温が低い感じ”の歴史が垣間⾒えた。
「アニメっぽく話さなきゃと思っていたけど、やっていいんだ」
事務所に所属した頃はオーディションになかなか通らず、落ち込んではパチンコに⾏く⽣活だったという。しかしある時、「思うようにやってみれば?」と⾔う⾔葉をもらい、転機を迎えた。「求められてるものを出しちゃうというか、アニメっぽく話さなきゃと思っていたけど、(⾃由に)やっていいんだ」と気づいてから、オーディションに通るようになったそう。
そして今の⼤活躍へと躍進を遂げたが、榎⽊は「毎年辞めようと思ってます。やる気なくして持ち直しての繰り返し。仕事だからいろいろあるし、疲れたりもする」と、達観した様⼦だ。
「アフレコで結果を出す。本職を一生懸命やるだけです」
『め組の⼤吾 救国のオレンジ』で主⼈公を演じることになった榎⽊は、作品の舞台でもある総務省消防庁とのコラボ撮影と、⼩池百合⼦東京都知事との対談に臨む。
「⼈⽣で都知事と対談することってありますか?」と少々興奮気味だったが、対談を終えると、「あんま会話得意じゃないんですよね」とこぼしたが、続けて、「その分アフレコで結果を出す。あくまでトークは付属。プラスでしかない。本職の⽅を⼀⽣懸命やるだけです」。いつも飄々として熱さを⾒せない榎⽊が、根底に持つ仕事へのポリシーを語った。
「もっと違う方向あるんじゃないかなって、探っていく」
芝居の表現⼒を鍛えるワークショップに参加。もっと上⼿くできると思っていたので「悔しさを感じました」と漏らしたが、アニメ声優と映像の芝居の違いを肌で感じ、刺激を受けたようだ。
「いろんな仕事をやっていきたい気持ちにはなりましたね」。2週間後、1年ぶりのドラマ出演の現場で、意欲的に芝居に挑む姿が⾒られた。「みんなが右向いてるのに、左向いてる⼈がいたら、めっちゃ⽬⽴つじゃないですか。でも、なんでみんな右向いてるんだろう?っていう違和感もある⼈にはある。本当に左向き
たかったら左向いてもいいと思うんですよね僕は。もっと違う⽅向あるんじゃないかなって探っていかないと、どんどん衰退していく気がします」。粛々と仕事をこなす職⼈のように⾒えるが、常に表現を模索し磨こうとする視点がその原動⼒となっているようだ。
後⽇『呪術廻戦』のアフレコ現場。いつも⽴って⾏うアフレコの現場で、地⾯に這いつくばって演技する榎⽊さんの姿があった。映像の芝居のような動きも取り⼊れ、“もっと違う⽅向を探る”を体現しているようだ。
すでに多くの⼈気作で主⼈公を演じるトップ声優の⼀⼈。それでも、榎⽊の“マイペースな”進化はまだまだ⽌まらない。
「Real Folder Season3 #014 榎⽊淳弥」番組概要
タイトル:『Real Folder』Season3
視聴ページ
【出演者】
♯010 ⾓野隼⽃
♯011 ダウ90000
♯012 鈴⿅央⼠
♯013 三浦宏規
♯014 榎⽊淳弥
【スタッフ】
製作:毎⽇放送
プロデューサー:中村卓也
構成作家:⽥代裕
テーマ⾳楽:⽯橋英⼦
オープニング「Real Folder」
エンディング「Departure」