楽しさと悔しさを噛み締めて、ミュージックレイン3期生は全力で前へ進んでいく——「We LIVE in ⽇々荘3号館〜#にちにちさんPlaylist〜」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー

後悔はありつつも楽しめたという夏目さん、もっとかっこいい姿を見せたい日向さん

ーーそして、夏目さんは「からくりピエロ」（40mP feat.初音ミク）を披露されましたね。

夏目：実は「からくりピエロ」は、一度歌わせていただいたこともあり、そこまで緊張していなかったんです。気負わずにトコトコと入場して。

相川：トコトコ？

夏目：うん（笑）。住人さんの手拍子が印象的でした。前回、自分でリズムを取るために、手を叩いていたんですが、それを見てくれていたのかなと。前回に引き続き今回も“うんたん♪”してくれて（笑）。でも正直に言うと、守りに入り過ぎたなとも思いますね。

ーーと言いますと？

夏目：ラスサビの「操ってよ」の歌い終わりのタイミングを最後まで迷っていたんです。前回は自分なりにちょうどいいところまで伸ばして終わったんですが、今回は2曲目のことを考えて、前回よりも短く切ってしまっていて。後になって「ロングトーンやっても良かったな〜」と後悔しちゃいました。でも結果的に楽しかったので良かったのかなと。

ーー夏目さんは表情や振り付けなど、歌以外の一挙手一投足からも曲の世界観を表現されている姿が印象的でした。

夏目：小学生の時からニコニコ超会議などに遊びに行っていて、そこで初音ミクが「からくりピエロ」を歌って踊っているのをモニターで見て「私もあれやりたい」って思ったんです。動画を見て、歌詞の意味を自分のわかる言葉に噛み砕いて「こういう恋愛ソングなんだな」「悲しいな、苦しいな」って解釈をしていました。

ーーロジカルに自分の中で噛み砕く作業があったんですね。そこから「バラライカ」（月島きらり）ですから、夏目さんも曲のギャップが激しいなと（笑）。

夏目：当時、『きらりん☆レボリューション』（「バラライカ」は本作の2代目OP）は見ていたんですけど、その後にDVDをレンタルして姉と一緒にもう一度見て、歌ったり踊ったりしていた曲なんです。自分の中では思い入れのあるアニメであり、楽曲なんですよね。

会場では踊っている住人さんがいらして、ステージ上で「踊れるんだ！　世代なのかな!?」と思っていました（笑）。昼の部で「『きらりん☆レボリューション』の〜」という前振りだけで会場が沸いていたので、やっぱりみんな知っているんだな〜と思い、とても嬉しかったですし、合いの手も完璧で、歌って踊るのはこんなに楽しいことなんだなと。

日向：小中学校時代に見ていた作品はやっぱり覚えているものだよね。今も長く愛されている作品なんだな〜。

ーー一合いの手を入れる住人さんも、歌っている夏目さんも一体感があって本当に楽しそうでした。

夏目：「ウッ！ハッ！」の合いの手が聞こえてきて、めちゃくちゃ楽しかったです。私はダンスがあまり得意ではないので、今日に向けて家にある細い鏡の前で、少しでも良くなるように練習していました。

日向：ストイック〜！

ーー積み重ねてきた結果が今日出ていたんですね。

夏目：練習してきたことが出せていたら嬉しいです。

ーーソロパートのトリ日向さんは、アニメ『ポケットモンスター』のOPテーマでもある松本梨香さんの「OK!」ですね。

日向：はい！　実は、最初はこの曲のことをきちんと知らない状態だったんです。友人がカラオケで歌っているのを聞いたり、ドライブ中に流すことがあるくらいで、今回のイベントで歌うにあたってしっかりと曲と向き合いました。

改めて松本梨香さんの歌う「OK!」は、やっぱりめちゃくちゃかっこいいんですよ！　力強くて熱くて、これは頑張らないとなと。私自身かっこいいアーティストさんが好きで、皆さんが持っている元気なイメージだけじゃないところを見せたいなとも思いました。日向にも「かっこいいところもあるんだぞ！」って、「OK!」を力強く歌うことで、皆さんにかっこいい姿を見せたかったんですが、どうだったかな…？

宮沢：超かっこよかったよ！　客席への煽り方とか。私も一緒にやりたかった。

日向：今回で、かっこいい曲も歌えるんだなって知ってもらって、今後はもっといろいろな曲調のものにもチャレンジしていきたいです。

今回少し悔しい気持ちもあったのですが、もっともっと私のかっこいい姿を見てほしいので、これからライブやイベントができるように頑張ります……！

ーー日向さんの全力のかっこいいパフォーマンスは会場にも伝わっていたと思います。「ファンサ」も素敵でしたね。

日向：ありがとうございます。「ファンサ」では「OK!」とはまた違うギャップが出せたら良いなと思っていて、アイドルのような可愛いらしさを目指しました。

また、私の個人的な思いなんですが、今回は曲と曲の間に休憩を入れないようにしていて。私にできるのか不安もあったんですが、好きなアーティストさんたちがどんなにハイカロリーでも連続で歌っている姿に強い憧れを持っていて。そのおかげで、ペース配分であったりとか、色々学ぶことも多かったです。この経験を活かしてもっともっと頑張りたいと思います！