アーティストデビュー5周年を迎えた内田雄馬さんの、3rdアルバム『Y』発売記念インタビュー! 初挑戦した自作曲からの気づきとは……?
1曲目の「I'm here」は内田雄馬の決意を伝える楽曲
――自作曲以外の新曲「I'm here」と「iDea」についてもお聞かせください。
内田:アルバムの1曲目にした「I'm here」は、非常にクールな楽曲。今までもお世話になったShogoさん、Tsubasaさんに制作してもらったことにより、アーティスト・内田雄馬の力強さを表現してもらった感じがします。アルバムをこの曲で始めることによって、僕の決意みたいなものが伝わったらいいなという思いもあります。
明るい曲を1曲目に持ってくる案もあったんです。でも、今まで伝えてきたポジティブで楽しくいこう!というメッセージを裏付ける力強さを見せた方が、説得力が増すんじゃないかなと思ったんですよね。
今回はアルバムを1枚通して聴いてもらった時にどういう印象を持ってもらえるか、という届け方にもこだわっています。
――「iDea」は、どんなサウンド感の楽曲でしょうか。
内田:「iDea」は、今回のアルバムの中で一番挑戦している曲ですね。ちょっとチルっぽい雰囲気で、今までやってきた方向性とは逆というか、やったことのないタイプなので、歌唱のアプローチもいつもとは違うチャレンジでした。
個人的には好きなテイストの楽曲ですけど、自分が歌うとこうなるのか、という発見もあったのでおもしろい曲に仕上がったんじゃないかなと思います。
――アルバムのリード曲になっている「Joyful」は、内田さんらしいポジティブなメッセージが込められた楽曲ですね。
内田:「Joyful」は、チームというものを表現した曲だと思っています。内田雄馬のチーム、ということではなくて会社や学校、家族……。みんな何かを担って社会の中で生きていると思うんですね。いろんな人がいる中で大変なこともいっぱいあるけど、1人で何かやろうと思ってもわからないこともあるし。
そういう時に誰かがチャンスをくれたり、助けてくれたり。僕もそういった経験がたくさんあったので、誰かといる大切さ、一緒にいることが力になっているんだよ、ということをこの楽曲で表現できたらと思いました。
そうは言っても「1人の方が楽だよ」という人もいると思うんです。僕もそう思っていた時期があったし。でも、みんなでがんばったら楽しいよね、という感覚や、つらいことは分かち合って、楽しさは共有する。それが今、自分の音楽活動において大事にしていることなので、この曲を通して伝わったら嬉しいです。
タイ・バンコクで撮影した写真集がアルバムの特典に!
――アーティストデビュー5周年を記念した完全限定生産の「5th Anniversary BOX」は、特典も満載。写真集や販促ポスターのミニチュアカードに加えて、話題の内田雄馬化カードと、ボリューム満点すぎですね。
内田:大変な量になりました。5周年記念だから、ということに加え、今は配信で音楽を聴く時代じゃないですか。
だからこそ、アルバムを手に取っていただいた時に、音楽的な部分はもちろん、この『Y』というアルバムのストーリーやパッケージとしての内田雄馬をより楽しんでほしいなと、いろいろ詰め込みました。ちょっとやりすぎた感はありますけどね(笑)。
――タイ・バンコクで撮り下ろした写真集もミニブックレットかと思いきや、全80ページと本格的なもので驚きました。タイでのロケは、いかがでしたか。
内田:最高でした! もうすでにまた行きたいです(笑)。めっちゃ楽しかったし、刺激がすごくありました。「5th Anniversary BOX」のBDにはメイキング映像も収録されているんですけど、かなり素の内田雄馬が撮られていましたね。普通にご飯を食べているシーンが多かったです(笑)。
――そういえば、今回のアルバムはお肉好きの内田さんにちなんで11月29日、いい肉の日が発売日ですよね。タイでもおいしいお肉、食べましたか?
内田:今回は、本場のタイ料理を満喫しましたね。プーパッポンカリーっていうカニのカレー炒めがめちゃくちゃおいしかったです。
あと、マンゴーともち米の入ったデザートみたいな謎の食べもの! (スタッフさんに「カオニャオ・マムアン」と教えてもらい)そんな名前なんだ(笑)。あれはけっこう好きでしたね、って全然お肉じゃないですね!(笑)
タイではアニメイトにもお邪魔しました! アニメイトはタイでも“アニメイト”でしたね。商品の陳列とか、完全にアニメイトで。僕も学生時代はアニメイトでたくさんのCDを買っていたので、あの陳列は見ただけでテンション上がるんですよ。
日本のアニメイトの雰囲気がそのまま再現されていて、日本文化がこんなところにも!と、嬉しい気持ちにもなりました。