『葬送のフリーレン』勇者ヒンメルの情報をまとめてご紹介！　性格や強さ、フリーレンとの関係などを解説します。

『葬送のフリーレン』のヒンメルは、魔法使いフリーレン、戦士アイゼン、僧侶ハイターをとともに魔王を打ち倒した勇者です。困った人を放っておけない人格者であり、これまで人に関心を抱かなかったフリーレンの心に大きな変化をもたらした本作のキーパーソンでもあります。

本稿では、ヒンメルの性格や人柄、強さ、フリーレンとの関係などをご紹介します。

※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。

目次

• プロフィール
• 性格・人柄
• 勇者としての強さ
• フリーレンとの関係
• さすが勇者！　数多くの名言を残すヒンメル
• 声優は岡本信彦さん
• 作品の鍵となる人物・ヒンメル
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プロフィール

生年月日：不明
種族：人間・勇者
性格：仲間思いで困った人を助けずにいられない人格者、ナルシスト
功績：10年の旅の末、魔王を倒して世界に平和をもたらした

【人物紹介】

●ヒンメル●
魔王を倒した勇者一行の勇者。仲間大好き。自称イケメン。造らせた銅像のポーズは100通り以上。すでに死亡。#フリーレン pic.twitter.com/KQgpfPB6P7

— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) September 29, 2023

🗡️キャラ紹介🗡️

ヒンメル　CV#岡本信彦
魔王を倒した勇者パーティーの勇者で、自称イケメンのナルシスト。仲間思いで、困っている人を助けずにはいられない。10年間共に冒険をしたフリーレンに大きな影響を与える。#フリーレン pic.twitter.com/IpyOAexz15

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2023

性格・人柄

まずは、ヒンメルの性格や人柄についてご紹介していきます。

仲間思い

ヒンメルは人好きな性格であり、特に仲間のことが大好きです。他者に関心の薄いフリーレンとは真逆の性格とも言えます。そのため、仲間をよく見ており、フリーレンのことも本人以上に理解している描写が多く登場します。

例えば、美しい日の出が見られるという新年祭がある村にヒンメルたち勇者一行が立ち寄った時のこと。日の出にも興味がなく早起きが苦手なフリーレンは新年祭を欠席。「ただの日の出を楽しめると思えない」と言うフリーレンに「君は楽しめる奴だ」とヒンメルは返します。

その後、フリーレンは弟子・フェルンとの旅で同じ村に立ち寄り、ヒンメルの言葉を確かめるために新年祭に参加。「確かに綺麗だけど早起きしてまで見るものじゃない」と日の出そのものはフリーレンの心を動かすことはできません。

しかし、フェルンが朝日を見て笑っている姿を嬉しく思っている自分に気付き、ヒンメルが言っていたことを数十年越しに理解したのでした。

「君はそういう奴だからだ」#フリーレン pic.twitter.com/jqPyEewpLZ

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2023

困った人は放っておけない

人好きなヒンメルは困った人を放っておけない性格であり、魔王討伐の旅路でたくさんの依頼を引き受け、数々の村や町を魔物から救っています。そのためその功績を讃えた銅像が各地に建てられています。

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ある村で受けた依頼は…。#frieren pic.twitter.com/rFdDrgNE9c

— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) September 29, 2023

　
また、勇者としての旅を終えた後も彼は人助けを継続。80年前に封印した凶悪な魔族・クヴァールの様子を確認しに毎年村を訪れるなど、その生涯を人助けに捧げたようです。
　

ナルシスト

勇者らしい人格者であるものの、イケメンを自称するナルシストな一面も。数多くの銅像が建てられている彼ですが、そのポーズにこだわり過ぎるあまり18時間悩んで銅像職人を怒らせたり、旅立ちの際に王様にタメ口をきいて処刑されかけたりと残念なエピソードも語られています。

確かに短所ではあるものの、むしろ完璧すぎないことによって血の通った人間味が感じられ、彼をより魅力的にしているのではないでしょうか。

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勇者としての強さ

作中で具体的な強さについて語られてはいないものの、魔王を討ったことはもちろん、数多くの迷宮（ダンジョン）攻略もしていることから、その強さは確かなものだと言えるでしょう。また、初対面のフリーレンの強さを直感で見抜いてパーティにスカウトしており、直感力にも優れているようです。

加えて、仲間たちを率いるカリスマ性や人間的な魅力といった勇者に求められる能力も十分備えていることがうかがえます。

なお、本物の勇者だけが抜くことができるという勇者の剣を抜くことはできませんでしたが、「魔王を倒せば本物も偽物も関係ない」と話し、実際に魔王討伐を成し遂げたのでした。
　

フリーレンとの関係

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ヒンメル自身は第1話で亡くなってしまうものの、フリーレンはフェルンとの旅の道中で幾度となく彼のことを追想します。その思い出はどれも温かいものとして描かれており、フリーレンにとって大切なものだということが感じられます。

回想シーンで、フリーレンに特別な感情を抱いているような表情を何度も見せているヒンメル。彼女に向けるまなざしはいつも優しく、そして少しの切なさを湛えているように見えます。

また、フリーレンが村の子どもにスカートを捲られたことを本人以上に怒ったり、フリーレンの軽い投げキッスを食らって失神してしまったりといったエピソードがギャグ調で語られているのですが、これらの逸話もヒンメルが彼女のことを好きだったという証ではないでしょうか。

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フリーレンにあげた指輪

ヒンメルは旅の途中でフリーレンに指輪をプレゼントしています。討伐依頼で尽力してくれたお礼として好きなものを選ぶように言ったヒンメルですが、アクセサリーに興味のないフリーレンは特に悩むこともなく適当なものを選びます。

しかし、適当に選んだその指輪の意匠は「久遠の愛情」の花言葉を持つ鏡蓮華。もちろんフリーレンはそんなことを知らずに選んでいますが、ヒンメルはその意匠を見つめた後、プロポーズのように跪き、彼女の左手薬指に指輪を嵌めたのでした。

贈られた当時はそれほど価値を感じていなかったようですが、ヒンメルの死後、フリーレンにとって大切な思い出の品となった指輪。旅の途中のハプニングで紛失してしまった際にも、フリーレンは周辺をくまなく探すなど大切にしている様子を見せます。

彼女がヒンメルからもらったものは数多くあるようですが、とりわけ2人が特別な関係であったことがうかがえるアイテムのひとつと言えるでしょう。
　

生涯孤独を貫いた？

第1話で亡くなり、葬儀が執り行われるヒンメルですが、彼を慕う多くの人々が参列している一方で、彼の家族と思われる人物の描写はありません。このことから、彼は生涯独身を貫いていると考えられます。

その理由として、ファンが考察しているのは“フリーレンへの恋心”。偉業を成し遂げた勇者であり、かつイケメン（自称）でもある彼にアプローチする女性がいないわけはありませんし、結婚のチャンスがなかったとも到底思えません。それでも彼が生涯独身を貫いたのは、フリーレンへの諦めきれない想いがあったからではないでしょうか。

彼が想いを伝えなかったのは、たとえ恋が成就したとしても、必ず自分が先に寿命を迎えてしまい、フリーレンを孤独にしてしまうと考えたから。優しく仲間思いのヒンメルならそう考えるのも納得できます。

その代わりに彼は自分の銅像を各地に建てることで、いずれ自分がこの世を去った後もフリーレンのそばに寄り添おうと考えたようです。実際に作中で、銅像を作ってもらう一番の理由として「フリーレンが未来で一人ぼっちにならないようにするため」と話しています。