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秋アニメ『柚木さんちの四兄弟。』岩崎諒太&戸谷菊之介インタビュー

『柚木さんちの四兄弟。』長男・隼役 岩崎諒太さん&次男・尊役 戸谷菊之介さんインタビュー|老若男女問わず共感できて楽しめるアニメ。観た後はきっと満たされた気持ちになるはず

小学館「ベツコミ」で連載中の、“癒し系兄弟の四人暮らし”を描いたマンガ『柚木さんちの四兄弟。』。本作のTVアニメが10月よりTOKYO MX、BS11、AT-Xほかにて放送中です。

本作の主人公は、数年前に両親を失った柚木家の四兄弟・隼(はやと)、尊(みこと)、湊(みなと)、岳(がくと)。彼らの家庭や、学校、ご近所などで巻き起こる日常の様々な出来事が描かれる、心温まる作品となっています。

今回、アニメイトタイムズでは、四兄弟の長男・隼役の岩崎諒太さん、次男・尊役の戸谷菊之介さんにインタビューを実施!

自身にも兄弟がおり、共感することも多かったというお二人に、作品の魅力、収録時のエピソード、第4話までの振り返りと今後の見どころなどを語っていただきました。

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柚木さんちの四兄弟。
親を数年前に亡くした柚木家四兄弟。一家の大黒柱で、苦労人の長男・隼(はやと)、クールで”釈迦”と呼ばれる一面がある一方、湊が大好きで全てを「かわいい」と許容するブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので”仙人”と呼ばれ達観している小学1年生の四男・岳(がくと)の四兄弟による、家庭で、学校で、ご近所で巻き起こる日常が描かれます。作品名柚木さんちの四兄弟。放送形態TVアニメスケジュール2023年10月5日(木)~2023年12月21日(木)AT-X・TOKYOMXほか話数全12話キャスト柚木隼:岩崎諒太柚木尊:戸谷菊之介柚木湊:櫻井みゆき柚木岳:寺澤百花霧島宇多:松岡美里霧島和歌:唯野あかり霧島咲:M・A・O霧島虎次郎:立木文彦二階堂悠真:國府咲月スタッフ監督:本郷みつるキャラクターデザイン・総作画監督:田中織枝音楽:周防義和制作スタジオ:朱夏主題歌OP:「泣いていいんだ」flumpoolED:「ささくれ」久保あおい公開開始年&季節2023秋アニメ電子書籍『柚木さんちの四兄弟。』電子書籍(コミック)(C)藤沢志月・小学館/「柚木さんちの四兄弟。」製作委員会『柚木さんちの四兄弟。』公式サイト『柚木さん...

同じ“男兄弟の長男”である岩崎さんから見ても、隼は理想の長男。笑いに貪欲な戸谷さんとクールな尊は正反対!?

――原作を読んだり、演じてみて感じた作品の印象や魅力を感じた点をお聞かせください。

柚木 隼役・岩崎諒太さん(以下、岩崎):笑って、泣ける、素晴らしい作品だなと思ったし、読んでいると自分の人生を振り返って、「あの時、ああすれば良かったんだな」という気付きや答えが見つけられた気がしました。

また、登場するキャラクターから、家族愛や人の優しさを感じることができて、僕も「このキャラクターたちのようになれたらいいのに」、「こんな世界であればいいのに」と思わされて、心が洗われました。

柚木 尊役・戸谷菊之介さん(以下、戸谷):とても泣けたし、読めば読むほど愛にあふれた作品だなと思いました。キャラクター同士がお互いのことを想い合っていて、4人が両親を想い出す描写に悲しさを感じつつも、兄弟が力を合わせて頑張っている尊さが伝わってきて、温かい作品だなと思いました。

――演じるキャラクターの印象と魅力を感じる点、ご自身と似ている点などをお聞かせください。

岩崎:僕も男三人兄弟の長男なので、隼が抱える長男ゆえの苦悩が理解できました。そのうえ、隼は両親を早く失ったことで、兄、そして父として3人を育てていくためにも「しっかりしなくては」と頑張る姿もすごく心に響いたし、よくここまでやれているなと感心しました。僕は隼のように立派なお兄さんができていなかったので、隼は理想的で素晴らしい長男だなと思います。

演じる時も、僕も同じ長男として自分が思うお兄ちゃん感をイメージしつつ、僕がこれまで生きてきた人生をそのまま乗せられました。あとは、家族や兄弟に対しての愛情を常に意識して演じました。

また、隼は頑張り屋さんだけど、少し空回りしたり、あわててしまうことがよくありますが、僕もそういうところがあって(笑)。キャラクターとリンクする部分は大切にしながら、「自分の弟たちにもこんなふうにしてあげれば良かったな」、「こんなお兄ちゃんになりたかったな」という憧れや理想もお芝居に乗せてみました。

戸谷:尊はクールで、低体温な感じですが、心の中では湊のことをとても大切に想っているし、家族想いで、本当は感情豊かな子で。本郷(みつる)監督から「ベースはクールな感じで。でもその中に愛情や想っていることを持ちながらやってほしい」とオーディションの時に指示をいただいて、「そこが尊を形成する上で大切なことなんだな」と思いました。なので、演じる時も湊としゃべる時は愛情を込めながら言葉を発するように意識しながらお芝居しました。

――お互いのキャラクターの印象もお聞かせください。

岩崎:戸谷くんはよく尊を演じられたなと。実際、尊そのまんまでしたし。尊を演じる時の戸谷くんと、普段の戸谷くんとはまったく違っていて。普段の戸谷くんは笑いに貪欲なんです。

戸谷:そうかもしれない。常にウケを狙っているし(笑)。でも岩崎さんは僕がボケると全部拾ってくれるので。

岩崎:僕も笑いに貪欲だから。察知したら「これはツッコまねば」と(笑)。尊は戸谷くん本人とは正反対でクールだけど、弟の湊への溺愛ぶりには戸谷くんらしさがにじみ出ているかも(笑)。

戸谷:ウケを狙っているところですよね(笑)。

岩崎:でも尊のラインは絶対にはずさないんですよね。尊のラインの中で自分が出せるおもしろさを最大限に出しているのがすごいなと思いました。

戸谷:嬉しいです。岩崎さんの演じる隼は、勢いと優しさの中にある、あわただしさがまさに隼そのままで。隣りで見ていて「すごく表現が上手だな」と思っていました。一家を支える大黒柱でありながら、ちょっとだけ抜けているところもある隼像を、声やお芝居で見事に表現されていて、そこが隼の魅力になっていると思います。

――岩崎さんのお芝居から長男らしさは感じましたか?

戸谷:感じますね。収録現場でもしっかりされているので、頼りになるし、ありがたいです。

岩崎:ありがとう。僕のほうこそ、弟たちに支えてもらいました。

――四兄弟で掛け合いをされた感想は?

岩崎:弟たちがめちゃくちゃかわいくて。「こんな弟だったら何とかしてあげたい」と思うシーンが多々あったし、逆に弟に助けられるシーンにはじーんとさせられたりして。僕もリアル隼になった気分で収録できましたし、戸谷くんをはじめ、弟たちを演じるキャストの方々がまるで本物の尊、湊、岳のようで、3人と本当に一緒にいるような感覚でした。

戸谷:兄弟一緒に収録できて本当に良かったなと思いました。一緒にやれることでお互いの出方、「こういうふうに演じるのか」がわかるし。岩崎さんの演じる隼の優しさや、叱る時のすごい勢いとか。「湊~っ!!」みたいな(笑)。

岩崎:(笑)。

戸谷:一緒にやらないと反応できない会話のテンポもあったりするので、一緒にやれたことで、より四兄弟感が出せたかなと思っています。

 

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