『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』刊行記念記者会見レポート|家庭円満の秘訣は“OY”。DAIGOさんが“SJT”と太鼓判を押す、姉・影木栄貴先生の初エッセイ
漫画家・影木栄貴先生の初エッセイ『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』が2024年5月21日(火)に発売となりました。
刊行を記念して、5月25日(土)に影木先生とDAIGOさんの姉弟初のトークショーがアニメイト池袋本店9F animate hall WHITEにて開催されました。
さらに、トークショー前にはメディア向けに刊行記念記者会見も行われ、姉弟ならではのトークで本書の見どころや、影木先生ご自身の結婚にまつわるエピソードを披露しました。
そんな会見の模様をレポートとしてお届けします!
『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』刊行記念記者会見レポート
――影木栄貴先生より本書刊行に際して一言お願いします。
影木栄貴先生(以下、影木):本書冒頭の「はじめに」にも書きましたが、私は「絶対に結婚できない」と言われ続けていたんです。特にDAIGOから(笑)。
ですが、50歳で結婚をするというレアな出来事があり、ここに至るまでに色々と頑張ったことややってきたこと、考えたことを「本にしたら役に立つんじゃないかな?」と思って一冊にまとめました。同じ悩みを持つ方や人生に悩まれている方にも向けて書きました。
――DAIGOさんからも本書刊行についてコメントをいただけますでしょうか?
DAIGOさん(以下、DAIGO):姉が50歳で結婚し、これまでに色んな人生を歩んで、生きてきていて。やはり、ちょっと個性的な人生だとは思うんですけど、そういった中での結婚に至るまでのストーリーや(姉は)色々とみなさんに伝えたいメッセージがあるタイプだと思うので、そういった部分が凝縮された一冊になっているんじゃないかなと思います。
影木:DAIGOの方がコメントが上手い!
一同:(笑)
――本著の中では、影木先生(姉)の視点で見たDAIGOさんのお話も多々あったと思います。姉弟エピソードに限らず、DAIGOさんが読んでほしい話を教えてください。
DAIGO:姉が「漫画家」という職業をしていて、ひとりで漫画を描いたりとクリエイティブな時間をすごく必要とすると思うので、なかなか、人と時間を合わせることが難しい職業ではあると思っていたんです。そういう中で50歳で結婚して、僕の中では本当に結婚してくれた姉の旦那さんにはこの上ない感謝をしております。とにかく、「運命の相手」というのはこういうことなんだろうなとすごく感じた瞬間でもありました。
読んでほしい話は、人生の価値観として「お金」のことを書いているエピソードです。結構、姉は株で成功しておりますので……。
一同:(笑)
DAIGO:すごく参考になるんじゃないかなと思います。
影木:(DAIGOさんを見ながら)言うなよ(笑)。
DAIGO:そこが一番、僕の中では参考になりました(笑)。
影木:実用書として役に立つと思います!
――続いて、影木先生が読者の方に知っておいてほしい、読んでほしい恋愛・健康・お金などのエピソードを教えてください。
影木:先ほどのお金の話の続きにはなりますが、投資は早い年齢からやった方が絶対に良いと思うので、ぜひこの本を読んでいただいて、20代・30代のうちから投資を始めていただきたいなと思います。
あとは、やっぱり早いうちから色々な準備をした方が良いと思います。私はすごくゆっくりして50歳で結婚しましたけど、例えば子供が欲しい方だったらもっと早く行動した方が良いと思いますし、若いうちに想像力を蓄えて「10年後どうしたいのか?」と考えながら生きていくと、自分の描いている人生のヴィジョン通りに進んでいきやすいんじゃないかな、と思うので。
ぜひ、本書を読んでいただいて、いろいろな可能性を見つけていただければと思います。
――収録されている「DAIGOロス」のエピソードでもお二人の仲良しな様子が窺えました。そこで、各々の業種で活躍されている影木先生とDAIGOさんが、お互いに尊敬している部分や、すごいと思う部分を教えてください。
影木:仲良し?
DAIGO:まぁ、普通に仲が良いぐらいだと思うんですけど(笑)。今回、本を出版して(影木先生が)そのイベントや取材を実施するにあたって、弟をフル活用するところはすごいところかなと思っています。
ですが、以前、姉にバラエティのTV番組のオファーが来た時に「自分の代わりにDAIGOで」と言ってくれて。それがきっかけで、僕もバラエティ番組のジャンルに足を踏み入れることができたので、ある意味これで借りは返したかなと(笑)。
あとは身内ながらに、漫画家としてもですが、クリエイティブな才能があると本当に思っているので、そういう部分はリスペクトしています。
影木:(小声で)長続きしてるところをリスペクトしてるって言ってほしい。
DAIGO:何が? 漫画?
影木:うん。
DAIGO:そうみたいです。はい(笑)。
一同:(笑)
影木:私は、DAIGOをずっと弟として見てきたので。なんていうんでしょう……いつの間にこんなにしっかりしたのかな?と。一番、すごいなと思ったのは、同じ環境で育ってきているのに好き嫌いが全くないところですね。だから食リポとかのお仕事ができて良かったよね?
DAIGO:料理番組とか?
影木:そうそう(笑)。料理番組もできたし、「良かったね」と思っていて。
あとは何がすごいって、やっぱり北川景子さんをゲットしたところ……(笑)。
DAIGO:言い方ね(笑)。結婚したところ、ね。
一同:(笑)
影木:ちょっと言い直します(笑)。北川景子さんと結婚したところ。私に素敵な義妹をつくってくれて、その上で可愛い甥と姪に出会わせてくれたことに本当に感謝しています!
あとは、(DAIGOさんは)昔はとても虚弱体質だったと思うのですが、ライブで3時間ぶっ通しで歌い続けたりするのが平気になっているところがすごいなって。「いつの間にそんなに強くなった?!」って思いました。
DAIGO:たしかにね。
――本著では結婚について触れられていますが、弟という立場からご覧になって、雰囲気など影木先生が変わられたと思う部分、もしくは変わらないと思う部分はありますか?
DAIGO:本当に人生が楽しそうですよね。楽しい時間が増えたんじゃないかなと感じますし、旦那さんとご飯に行ったり。以前は予定があまりないタイプだったので。
影木:ん?(笑)
DAIGO:(笑)。変わった部分としては予定が増えたな、と思います。今まで一緒に出かける人があまりいなかったと思うので。
影木:ん?(笑)
DAIGO:(笑)。一緒に出かける人が増えたのは変わった部分かなと思いますね。
(影木先生に対する)旦那さんの理解がすごくあって、漫画だったりクリエイティブに使う時間を作ってくれる旦那さんなので、そこの生活リズムは変わっていないと思います。本当に素敵な相手と巡り会えて、結婚できて良かったなと思います。
――影木先生は、結婚を通して実感したご自身の変化はありますか?
影木:“女性としての魅力”ですかね。嘘ですけど。
一同:(笑)
影木:別居婚ということもあって、正直、あまり変化を感じていないのですが、やっぱり漠然とずっと抱えていた「両親がいなくなったらどうしよう」とか。DAIGOと私は7歳差なのですが、ぶっちゃけどっちが先に死ぬか分からないぐらいの年齢差じゃないですか。だから、「DAIGOが先に死んじゃったらどうしよう」とか。
そういう漠然とした不安みたいなものが、将来を添い遂げてくれる人が現れたことで、今時点で安心できています。
――先ほど「絶対に結婚できない」と言われ続けていたとのことですが、そこから「結婚するだろう・してもいいだろう」と切り替わるきっかけを振り返ってみていかがでしょうか?
影木:周りに結婚は絶対に無理だと言われていただけで、私自身はずっと結婚できるならしたいと思っていたんですよ。
DAIGO:いや、周りというか、相手がいなかったっていう(笑)。
影木:そういうわけでもないと思うけど……。
DAIGO:相手がいたらもちろん、結婚して欲しい思いはあったんですけど、結婚してくれる人がいなかった。
影木:まぁ、結果的にはそういうことなんですけど(笑)。そういう人に50歳で出会えたということです(笑)。
――今の旦那様と出会われた瞬間に、結婚の予感みたいなものは感じられたのでしょうか?
影木:そうですね。将来一人であるという漠然とした不安や『ガンダム』が好きなところが一致しまして。LINEでの会話があまり盛り上がらなかった分、初対面が盛り上がって、そこですごく好感度が高くなりました。初対面で結構、「この人が良いな」と決めていた感覚はあります。
――相手の方も初対面から同じ気持ちだったのでしょうか?
影木:相手の方の好意ももちろん感じたので、2回目のデートの際に「付き合う?」って自分から言い出したんです。
DAIGO:今までそんなにトントン拍子に行くことがなかったので、最初は両親も含めた家族全員が「騙されているんじゃないか?」と心配していました。
影木:そこら辺のお話も本書に書いてあります!
DAIGO:ですが、お相手の方とお会いしたら本当に素敵な方だったので、一瞬でも疑う気持ちになったことが申し訳なく感じました。そのぐらい良い人なんです。
――影木先生の旦那様は本書を読まれているのでしょうか?
影木:母に「こんなに過去のことを書いたら旦那さんに嫌われちゃうわよ」と言われたのですが、旦那さんは「誰にだって過去はあるから、全然気にしないよ」と。「面白かったよ」「僕の両親の似顔絵、似てるよ」と言ってくれました。
――ではそんな影木先生の旦那様へ向けて、DAIGOさんが影木先生の取り扱い説明書のようなアドバイスを送るとしたらなんでしょうか?
DAIGO:正直、旦那さんの方が姉のことを分かっていると思うんです。
影木:DAIGOは私を怒らせるものね。
DAIGO:怒らせるというか、勝手に怒っているというか……(笑)。いろいろな価値観はあると思うんですけど。姉は職業柄、締切間近だと仕事に集中して(家事など)他のことに対応ができなくなったりするので、(旦那様がマッサージ師ということもあり)その時に肩とか揉んで凝りをほぐしたりしたらいいのかな、という気はします(笑)。
――また、DAIGOさんは先にご家庭を持たれているという立場で、家庭円満の秘訣をDAI語でお願いできますでしょうか……?
DAIGO:「OY」ですかね。“思いやり”。僕も結婚生活が何十年というわけではないですが、思いやりを持って接することが大事なんじゃないかなと思っています。
影木:(そのことを)忘れてたなと思いました。
――それでは最後にメッセージをお願いします!
影木:女性だけではなく、人類に対しての応援歌というか、エールを送った本になっていると思いますので、ぜひいろんな人に読んでいただきたいなと思います。
DAIGO:今回は姉弟で取材ということで。姉弟なので、ちょっと難しいところもあるんですけど。
影木:何が難しいの?
DAIGO:いや……やりづらさというか。
一同:(笑)
DAIGO:姉弟だからこそのやりづらさもありましたが、この本の感想というのは僕の中では「SJT」です。
影木:SJT?
DAIGO:“幸せって自分でつかむもの”。
影木:それって景子ちゃんの言葉じゃない?(笑)
DAIGO:はい(笑)。妻が本書の帯に書いていたので(笑)。
[取材・文/笹本千尋]
『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』トークショーオフィシャル写真
『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』商品情報
著者:影木栄貴
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
発売日:2024年05月21日
判型:四六判
商品形態:単行本 ページ数:224 ISBN:9784046068163
アニメイト特典:●オリジナル婚姻届(A3ペーパー)
概要
恋愛免疫力ゼロだった人気漫画家が50歳にして結婚に踏み切ったわけとは?
DAIGOの姉、内閣総理大臣の故竹下登の孫として知られる人気漫画家・影木栄貴が50歳にして結婚、おひとり様をやめるまでの道のりを赤裸々に書いた初エッセイ。
仕事は順調、だけど恋愛免疫力ゼロ。忙しい毎日を過ごす中、年齢とともに体調不良も実感する。
仕事も頑張りたい、趣味も楽しい、お金も大事、健康も心配、自由に生きたい…だけどひとりぼっちが苦手!
結婚は本当に必要なのか?
全力で日々頑張り楽しんでいる女性が一度ならず何度も考える疑問に、著者が選んだマイペースな結婚ライフとは?
「婚活宣言」「お互いのお財布事情は探らない」「いきなり同居はしない」ーシングル時代が長かった著者ならではの視点にも注目したい一冊。
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※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。