音楽
イメージは満開の花―小倉 唯アルバム「Bloomy」インタビュー

小倉 唯さんNEWアルバム「Bloomy」リリース記念インタビュー! ヒットシングル4曲に、清 竜人さんら提供の新録7曲、さらに本人作詞のボーナストラックも収録する全12曲について語る!!

清 竜人さん作詞・作曲・編曲の「花占いするの♡」をはじめバラエティ豊かな新録曲について語る!

――新録曲「花占いするの♡」は清 竜人さんの作詞・作曲・編曲ですが、清さんを起用したのはどんな狙いから?

小倉:せっかくのアルバムなので、作家さんとのコラボもしてみたいねということになって。清さんはアイドルさんや声優さんへの楽曲提供をされていますが、ちょうどその時に私がハマっているアイドルさんの曲が、清さんの楽曲だったんです。
 
そして「Bloomy」のコンセプトは“美しい。だけど少し切なくて、儚い”を主軸にしているので、清さんの作るかわいいけど少し不安になるようなメロディラインが、今回のアルバムにぴったりなんじゃないかなと思ってお願いしました。

――小倉さんから何かオーダーはされたんですか?

小倉:アルバムのコンセプトをお伝えしたのと、「お花というモチーフをキーワードにしたいです。あとはかわいらしくて、キャッチーで、そしてせっかくのアルバムなので、少し冒険もしたいです」とお伝えさせていただきました。

――タイトルの「♡」を見てコミカルな曲を連想しましたが、聴いてみたら片思いする女の子の気持ちを歌った切ない曲ですね。

小倉:とてもかわいい曲ですし、花占いというキーワードのチョイスも素敵で。サビの「好き 嫌い 好き」もメロディにハマっていて、本当にクセになる曲なんです。
 
レコーディングに清さんも来てくださいましたが、「我ながらすごくいい曲ができた」、「この曲は、自分でもめっちゃ聴くと思います」とおっしゃっていただけたのが嬉しくて。
 
私もノリノリで歌えましたし、かわいい曲なのでTikTokでも広げられるといいなと思っています。

――「恋の秒針」は、「落としちゃったマフラー」や「北風に吹かれ」など冬らしいキーワードが印象的です。

小倉:ちょっと切ない冬のラブソングです。恋する女の子のドキドキ感が秒針に重なっていて。想いを打ち明けられず、ずっと自問自答している様子を、切なく、キュンとするような声色で歌い上げました。

――「スターチス」は、「大人になる程 寂しさって消えないみたいで」や「変わっていく私を隠して」などの歌詞から、達観した大人の女性が主人公のようです。

小倉:これまでお世話になっている鶴﨑輝一さんの作詞・作曲・編曲で、アルバムだからこそチャレンジできる曲ですよね。シックな雰囲気と、内面的な葛藤が垣間見える歌詞で、等身大な雰囲気を意識して歌い上げました。曲名がお花の名前になっているところも素敵だなと思いました。

――「スターチス」の花言葉は「永久不変」などの意味があって、曲の最後の「美しさを枯らさないでいたい」に繋がっていますね。

小倉:“変わっていくものもあるけど、永遠に変わらないものもある”という歌詞のテーマは、アルバムのコンセプトともマッチしていると思います。

――「Lovely Happily Shiny Days」はトレンド女子感満載で、タイトル通りハッピーな曲ですね。

小倉:自分磨きをして、日々努力するキラキラでかわいい女の子をイメージしました。アップテンポで、アイドルっぽいナンバーになっています。
 
SNSなどでバズっているような、最近よく聞くワードを散りばめているので、共感してもらえるところも多いのかな? きっとライブでも盛り上がるんじゃないかなと期待しています!

――「One & Only」はチアソングになっていて、「wow oh oh oh」や最後の「la la la…」などコール&レスポンスできるポイントがありますね。

小倉:この曲を作った時は既にツアーが決まっていたので、ライブで私とお客さんが一体感を感じられるような曲にできたらいいなと思っています。
 
歌詞の「誰だってみんな主人公さ」というフレーズがこの曲のテーマで、“誰もがみんな違う花を咲かせていて、どれもきれいだよ”というメッセージが込められています。

――「センチメンタルメッセージ」は、疾走感のあるメロディに乗せられて、「言葉じゃうまく表せない」や「心の奥で渦巻いてる」といった歌詞が出てきますね。

小倉:アルバムの中で一番メッセージ性が強く、ロックっぽいサウンドにしびれるナンバーです。少しトゲのある歌詞は、SNSなどが発達した今だからこそ、本音や心の叫びを伝えたいけど伝えられない、想いをうまく表せないという葛藤を表現しています。
 
今はこういう悩みを抱えている人って多いんじゃないかなと思うので、その気持ちを代弁するような気持ちで歌いました。

――作詞は小倉さんとアッシュ井上さんの共作です。

小倉:アッシュさんから上がってきた歌詞を元に、私も少し歌詞をアレンジさせていただきました。メッセージ性が強い曲なので、レコーディングでも荒々しく、自分の感情をぶつけるような歌い方を意識しました。終わった後は、スッキリした気持ちになりましたね(笑)。
 


 
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