小倉 唯さんNEWアルバム「Bloomy」リリース記念インタビュー! ヒットシングル4曲に、清 竜人さんら提供の新録7曲、さらに本人作詞のボーナストラックも収録する全12曲について語る!!
小倉 唯さんが約2年半ぶりのNEWアルバム「Bloomy」を9月18日に発売! ヒットシングル4曲に加え、「花」をテーマに、清 竜人さんをはじめとした個性的な作家陣による新録曲が7曲、さらに小倉さん作詞のボーナストラックも1曲収める全12曲です。
さらに、10月14日からは約5年ぶりとなるツアー『小倉 唯 LIVE TOUR 2024~Bloomy×Meet you!~』も開幕! ソロライブでは初の福岡公演や、凱旋となる群馬公演など全国6会場をめぐります。そんなアルバムの発売とツアーについて、小倉さんにお話をうかがいました!
満開の花をイメージしたNEWアルバムは、女性の美しさや儚さなどを感じられる1枚に
――NEWアルバム「Bloomy」を制作するにあたってのコンセプトやタイトルの由来など、教えてください。
小倉 唯さん(以下、小倉):レーベル移籍後初のアルバムであり、アルバムリリース自体約2年半ぶりになります。20代最後のアルバムになるかもしれないと思ったので、満開の花をイメージして、今の自分の女性らしい、美しさや儚さをテーマに作りました。
等身大の私らしさを見せたいという想いもありつつ、ジャケットなどのビジュアルでドキッとさせたくて、ちょっとメイクの雰囲気を変えたり、髪色もちょっとだけ明るくして、いつもの私との変化も感じてもらえるようなコンセプトを目指しました。
――ヒットシングル4曲に加え、新録曲が8曲ありますが、小倉さんからはどんなオーダーをされたのでしょうか?
小倉:実はストックしていた曲も多かったんです。コンペで曲を集める際も特に制約は設けずに、今の私に歌ってほしい曲や合いそうな曲といった、ざっくりとしたオーダーでした。そうして上がってきた中から、いろいろなテーマの曲を選んでいきました。
――新録曲の歌詞には、花にちなんだ言葉が多いと感じました。
小倉:アルバムタイトルが「Bloomy」ですし、それぞれの曲は1つずつ成立しているけど、全体を通して繋がる世界観があるといいなと思ったので、各曲を作っていただく作家さんと相談しながら、そういった方向性で進めました。
――では収録曲のお話を。リード曲「Wind of Bloom」はご自身で作詞されていますが、どんなイメージで書かれたのでしょうか?
小倉:アルバムを象徴するような曲にできたらいいなと思いました。お花は咲き誇る瞬間が美しくて、一瞬の輝きだからこそ、それを大事にしたいというメッセージを込めています。
――歌い出しの「永遠じゃなくて 刹那の物語(ストーリー)ね」からもその想いは伝わってきました。
小倉:メロディがとても素敵だったので、そこに乗せる歌詞を考えるのに苦戦して、かなり時間をかけました。その分、深みのある内容に仕上げられたんじゃないかなと思っています。
これまでいろいろな曲で作詞をしてきた、その集大成的な歌詞になっていて、私自身の心情と重なる部分もあります。皆さんの心を動かせたらいいなと思いますし、言葉一つひとつを大切にかみしめながら聴いていただけたら嬉しいです。
――サウンド的には、ストリングスの美しい音色に、ファルセット気味の歌声がマッチして聴き心地がいいですね。
小倉:この曲は以前のコンペで届いた曲をストックしていたもので、初めて聴いた時から音楽性やメロディラインがすごく好きだったので、いつかアルバムを出す時のリード曲にできるんじゃないかなとイメージしていました。
それが今回実現できたのがすごく嬉しくて。でもよくよく考えてみると、この曲と出会えたからこのアルバムのコンセプトやイメージが膨らんだので、曲の壮大さに助けられたような気がします。
――レコーディングはいかがでしたか?
小倉:普段はブロックごとに録ることが多いのですが、今回は物語性を意識した曲だったので、まるまる通しで、曲の流れを大事に歌いました。間奏など歌のメロディ以外のところも好きなので、私のボーカルがないオケだけ聴いても、良い気持ちになる曲だなと思っています。
――「Wind of Bloom」のMVについてもお聞かせください。
小倉:曲のイメージをそのまま映像にしたようなMVで、曲名にある「風」もテーマになっているので、風を感じるような描写の中でリップシンクしています。
4パターンの衣装を着ていて、私が花に囲まれていたり、花を描いていたりなど、いろいろな形で花の要素が出てくるので、それぞれのシチュエーションを楽しんでください。
――ピンク色の花びらが何段も重なる衣装が印象的ですが、とても重そうで……。ところがメイキングでは「軽い」とおっしゃっていましたね。
小倉:意外と軽かったです(笑)。撮影の裏話としては、最後にお花が降ってくるシーンがありますが、実は手作り感満載の装置を使った、スタッフさんたちの人力によるものなんです。人力でお花を降らすのってすごいな!と思いながら撮影していたことを覚えています。