『ダンダダン』オカルトマニアの高校生・オカルンの情報まとめ

マンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」で連載中の『ダンダダン』（著・龍幸伸先生）。霊媒師の祖母を持つ女子高生・モモとオカルトマニアの男子高生・オカルンが遭遇する怪奇現象との戦いを繰り広げるバトル漫画です。

ゾッとするような奇怪なキャラクターとのスピード感あるバトルシーンや高校生たちが織り成す恋模様などが人気で、様々なメディアにも取り上げられ、各コミック賞を受賞。そんな本作のアニメが2024年10月より遂に放送されます。

本稿ではオカルトマニアの高校生・オカルンの情報をまとめてお届け！　超能力の特徴や人柄、他キャラクターとの関係性などを一挙にご紹介していきます。

オカルン＜高倉健（たかくらけん）＞

モモと同級生のオカルトマニア。幽霊は信じていないが、宇宙人は信じている。内気な性格からか小学生の頃から友達がおらずクラスでもいじめられていたが、モモに助けられ初めての友達ができる。ターボババアに遭遇し、思わず逃げてしまい追いつかれたことで呪われ、霊力を手にする。
　

オカルンの能力

オカルンは、ターボババアに追いかけっこで負けたことで呪われてしまいます。初めはターボババアの霊力の強さに意識も身体も乗っ取られ、モモですら襲おうとしますが、モモが超能力で抑制し、次第に力をコントロールできるように。

能力発動時は速度・パワーともに格段に上昇し、手強い妖怪や宇宙人とも戦うことができます。本気を出すとさらに速い速度での動きが可能となりますが、そもそも人間の身体が耐えられるスピードではないため、本気を出せるのは2回までです。

能力の影響は外見や人格にも。普段の大人しい優等生の印象からガラリと変貌し、口調も粗野に。いつもは「綾瀬さん」と呼んでいるモモのことも「モモちゃん」と呼ぶようになります。さらに、気分が落ち込んでしまうらしく「萎えるぜぇ」「鬱だ」など口癖もとてもネガティブです。

一見すると全くの別人のように思えますが、意識自体はオカルン本人のものであるため、同一人物であり、記憶も引き継がれています。

また、宇宙人やUMA（未確認生物）との戦いにおいてはターボババアの力だけでなく、オカルトの知識でも活躍。豊富な知識を駆使し、突然現れて襲ってきた宇宙人の名称や特徴を仲間たちに共有します。それがヒントとなり討伐に成功することもあるのです。
　

能力はターボババアからの借り物

初めは呪われていたためその能力を使うことができていたオカルン。解呪のためターボババアと戦い、見事討伐に成功……したかに見えますが、ターボババアは倒される寸前にオカルンの身体に乗り移り、息をひそめていました。

そのことに気づいた星子がオカルンの身体からターボババアを追い出しますが、ターボババアが必死にしがみついていたせいか、意識だけが追い出され、霊力はオカルンに残ってしまうという事態に。

オカルンは“とある約束”のもと、一時的にターボババアの霊力を借りて使わせてもらうことにするのでした。

内気で不器用、だけど友達思いで紳士的

内気な性格からか子どもの頃から友達がいなかったというオカルン。周囲の人間から気に留められなかったり、いじめられたりする中で、宇宙人なら友達になってくれるんじゃないか、という期待から宇宙人について調べ始めてオカルト好きになったよう。

コミュニケーション下手で、不器用を自称しており、どんなに仲良くなっても丁寧な口調が崩れることはありません。特に恋愛に関しては何もかもが初めてで狼狽えてばかりです。

元々困った人を放っておけない優しいオカルンは、切望し続けた末にできた友達のことをとても大切にしており、力になるために特訓をするような場面も。

オカルンの言動を見ていると、今まで友達がいなかったことが不思議なほど素敵な人物で、不器用さゆえに友達になるきっかけに恵まれなかっただけのように感じられます。

モモとの関係

いじめから庇ってくれ、初めての友達になってくれたモモはオカルンにとって特別な存在です。初めは友達第一号ということで浮かれていたオカルンでしたが、次第にモモが自分にとってそれ以上の存在であることに気付いていきます。

とはいえ恋なんて初めてのオカルンは、アプローチなどできるはずもなく、モモを前に不自然な行動を取ったり、モモと仲の良いジジに嫉妬したりと、恋心に翻弄されるばかり。

しかし、妖怪やUMAの事件に巻き込まれることの多いモモの力になるため筋トレに励んだり、モモのピンチには身を挺して守ったりと、常にモモを第一に考えて行動する姿はとても一途で紳士的。モモへの恋心はオカルンの強さの源なのです。

ジジとの関係

モモの幼馴染であり初恋相手であるジジ。明るくひょうきんでコミュニケーション能力も高い彼は、オカルンとは正反対のタイプの人物です。

自分の持っていないものばかりを持つジジがモモと仲良くする様子を見て、オカルンは嫉妬し対抗心を燃やしますが、優しく友達想いなジジの人柄に触れ、友達関係を築いていきます。

初めての同性の友達であり、オカルトの話もできるジジとどんどん仲を深めていき、ついに敬語なしで話すほどに。敬語だとジジが無視するからというのが理由のようですが、それでもフランクに話すことに抵抗がない相手なのだと言います。

全く違うタイプであり、モモを想う恋敵でもある2人ですが、それと同時に互いを信頼し合う親友でもあるのです。

オカルンはかっこいい！その魅力とは？

モモと並び立つ本作の主人公のひとり・オカルン。その魅力はずばりギャップではないでしょうか。普段は丁寧な口調で控えめな性格だからこそ、能力発動時のちょっと荒い口調や尖った容姿がより格好良く感じられます。また、「萎えるぜえ」「帰りてえぜ」などネガティブなことを言いながら敵を圧倒するところもとても爽快です。

しかし、オカルンの格好良さは能力発動時だけではありません。不器用ながらもモモや友達のことを大切にし、ここぞという時は譲らない強さを持っています。

例えば、ジジが凶悪な霊・邪視に憑りつかれた時のこと。モモたちは邪視を祓おうとしますが、邪視のつらい過去を知ったジジは邪視を殺さないでほしいと懇願。しかし、危険な存在には変わりないためモモたちは難色を示します。

そんなとき、オカルンは自分が強くなって邪視を抑えられるようになると宣言。友達の願いを叶えてあげたかったのです。いつもはどちらかというと気弱なタイプの彼が、人のために強気になるギャップに多くのファンが胸を熱くしています。

声優は花江夏樹さん

オカルンを演じるのは花江夏樹さん。1991年6月26日生まれ、神奈川県出身。『東京喰種トーキョーグール』の金木研役をはじめ、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役など数々の人気キャラクターを演じています。

不器用で優しいヒーロー・オカルン

内気で不器用なオカルンは、モモとの出会い、そしてターボババアとの遭遇をきっかけに、霊力を得、怪奇との戦いに身を投じることになります。控えめで優しい性格で少しずつ友達が増え、人間的に成長していく姿も本作の見どころのひとつ。オカルンの活躍とモモとの恋の行方に注目です！

作品情報

作品名	ダンダダン
スケジュール	2024年10月3日（木）〜 MBS／TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて
あらすじ	霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモ＜綾瀬桃＞と、同級生でオカルトマニアのオカルン＜高倉健＞。モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに話すようになった2人だったが、「幽霊は信じているが宇宙人否定派」のモモと、「宇宙人は信じているが幽霊否定派」のオカルンで口論に。互いに否定する宇宙人と幽霊を信じさせるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへ。そこで2人は、理解を超越した圧倒的怪奇に出会う。窮地の中で秘めた力を覚醒させるモモと、呪いの力を手にしたオカルンが、迫りくる怪奇に挑む！運命の恋も始まる！？オカルティックバトル＆青春物語、開幕！
キャスト	モモ＜綾瀬桃＞：若山詩音オカルン＜高倉健＞：花江夏樹星子：水樹奈々アイラ＜白鳥愛羅＞：佐倉綾音ジジ＜円城寺仁＞：石川界人ターボババア：田中真弓セルポ星人：中井和哉フラットウッズモンスター：大友龍三郎アクロバティックさらさら：井上喜久子ドーバーデーモン：関智一太郎：杉田智和花：平野文
スタッフ	原作：龍幸伸（集英社「少年ジャンプ+」連載）監督：山代風我シリーズ構成・脚本：瀬古浩司音楽：牛尾憲輔キャラクターデザイン：恩田尚之宇宙人・妖怪デザイン：亀田祥倫色彩設計：橋本賢　近藤牧穂美術監督：東潤一撮影監督：出水田和人編集：廣瀬清志音響監督：木村絵理子アニメーション制作：サイエンスSARU
主題歌	OP：「オトノケ」Creepy Nuts ED：「TAIDADA」ずっと真夜中でいいのに。