中原麻衣さん、清水愛さん、千葉紗子さん、進藤尚美さんら出演! 「舞-HiME ~20周年記念同窓会~」が開催!
2024年にTVアニメ放送20周年を迎えた『舞-HiME』。記念上映イベント「舞-HiME ~20周年記念同窓会~」が11月3日に池袋の新文芸坐にて行われました。
イベントでは、中原麻衣さん、清水愛さん、千葉紗子さん、進藤尚美さん(夜の部)らが登壇し、キャスト陣が選出した話数の上映と、作品プロデューサーである古里尚丈氏を司会に迎えたトークショーを実施。
20周年の節目を祝う本イベントの公式レポートが公開されています。
開催概要
●日程:2024年11月3日(日)
●場所:新文芸坐
●登壇者
【昼の部】清水愛(美袋命役)、千葉紗子(玖我なつき役)、中原麻衣(鴇羽舞衣役)、古里尚丈(司会)
【夜の部】進藤尚美(藤乃静留役)、中原麻衣(鴇羽舞衣役)、清水愛(美袋命役)、古里尚丈(司会)
「舞-HiME ~20周年記念同窓会~」が開催! キャスト陣の印象的なエピソードとは?
今年でTVアニメ放送20周年を迎えたサンライズ制作の美少女アクション学園ロマン『舞-HiME』の上映イベント「舞-HiME ~20周年記念同窓会~」が、2024年11月3日(日・祝)、池袋にある新文芸坐にて開催された。
登壇キャストのセレクトによる話数の上映と、古里尚丈プロデューサーを司会に迎えてのトークショーが実施された本イベントには、鴇羽舞衣役の中原麻衣さんと美袋命役の清水愛さんに加え、昼の部には玖我なつき役の千葉紗子さんが、夜の部には藤乃静留役の進藤尚美さんが登壇。満員御礼の中、温かいムードの中で行われたトークショーの模様をレポートする。
本編上映後に行われた昼の部のトークショーには鴇羽舞衣役の中原麻衣さん、美袋命役の清水愛さん、玖我なつき役の千葉紗子さんが登壇。歓迎の拍手が響く和やかな雰囲気の中、トークショーがスタート!それぞれセレクトした話数について聞かれ、第3話「炎の舞/星の誓い」を選んだ中原さんは「カグツチが格好良かったから」と回答し、カグツチが初めて登場した時の驚きを口にした。第8話「たいせつなもの。」を選んだ千葉さんは「岩男(潤子)さんのお芝居が凄くて、あの衝撃が今でも忘れられない」と日暮あかね役を演じた岩男さんを絶賛。
第19話「こころの迷宮」を選んだ清水さんは「先ほど控室でメイクをしながら観ていたら泣いてしまって。メイクさんに『一からやり直しだ』と言われて(笑)」と明かし、当時と今の視点の違いを熱く語った。
当時のアフレコについて、清水さんは「まだ若くて声が細い時に、命は低い声で演じていて。叫ぶシーンも多く、テイクも多かったので、毎回喉が死んでいました(笑)」と振り返った。千葉さんも「クールな役が初めてでしんどかったですね。セリフ回しが普段の生活と違うので難しかった」と苦労を明かした。大変なアフレコだった一方で、「中原麻衣ちゃんと鴇羽舞衣ちゃんが重なって、キャラクターと一緒に成長していて凄いなと思っていました」と千葉さんが語ると、清水さんも「キャラクターと同じ衝撃を受けている麻衣ちゃんの後ろ姿を見て、胸が締め付けられました」と同調し、役と同化していく中原さんの演技に衝撃を受けた当時を回想した。
当の中原さんも「ちょっとずつ成長していかなきゃいけないキャラクターだから、心情をスタッフの方たちと合わせていく作業が難しくて。心が折れそうになりながら何回もテイクを重ねていました」と当時の心境を明かした。キャストの話を伺ってショックを受けた様子の古里プロデューサーは、「他の声優さんからも実は辛くて行きたくなかったと言われた…」と少し申し訳なさそうに語り、先の台本を渡さなかったのは自然な演技を引き出すためだったと理由を明かした。アフレコは決して辛い思い出ばかりではなく、当時お笑いにハマっていたという清水さんが、炎凪役の石田彰さんとお薦めのDVDを貸し借りしていたほっこりエピソードも飛び出した。
その後は、国崎久徳プロデューサーが関わったキャスティングにまつわる裏話、本編の面白さに感動して今回のセレクトに悩んだ話、好きなキャラクターの話など、ここでしか聞けない貴重なエピソードが次々と語られていった。また、古里プロデューサーは「声優さんをイメージしてキャラクターを生み出すやり方も採用していて、それが(藤乃)静留と(珠洲城)遥。遥役の柚木涼香さん、静留役の進藤尚美さん、彼女たちの声をよく知っているから当て書きでキャラクターを創りました。前作の声優さんを次作でも起用すると、作品のカラーを新しい役者さんたちに伝えてくれる」とアニメ作りの秘訣を明かし、キャスト陣も納得の様子で感心していた。
その後、『舞-HiME』20周年記念商品の紹介、フォトセッションを挟み、最後はファンに向けてメッセージを届けていく。「20周年で同窓会を開いていただけるなんて思っていなかったので凄く嬉しいです。30周年に向けて頑張って生きたいと思います(笑)。次回もまた遊びに来てください」と中原さん。「20周年の節目にお声をかけていただき、ありがとうございました。10年後、20年後を考えると大変だけど、それはそれできっと楽しいはずです(笑)。今日はどうもありがとうございました」と千葉さん。「こんなに沢山の人に集まっていただいて楽しくお喋りさせてもらえるのが嬉しいです。今日は髪型を三つ編みにしてもらったんですけど、60代になっても頑張って命を再現したいと思います。それを楽しみに頑張っていきたいと思います」と清水さん。
「来年は『舞-乙 HiME』、再来年は『舞-乙 HiME Zwei』、その次は『舞-乙 HiME 0~S.ifr~ シフル』があるし(笑)。『舞-HiME』シリーズとして当時4作品を作って、20年経ってもお客さんに集まってもらえるなんて、プロデューサー冥利に尽きると思って今日は馳せ参じました」と古里プロデューサー。最後はキャスト3人が揃ってお礼を述べ、昼の部のトークショーは幕を閉じた。
続いて、本編上映前に行われた夜の部のトークショーには鴇羽舞衣役の中原麻衣さん、美袋命役の清水愛さん、藤乃静留役の進藤尚美さんが登壇。昼の部に続き、夜の部にも足を運んだ熱狂的なファンの多さに驚きつつ、早速トークショーがスタート! 夜の部から参加した進藤さんは「現場で麻衣ちゃんに会った時にアフレコが辛かったと聞いたけど、辛い想いをしただけあって、完成度が高い作品だと思いました」と語り、「凄い芝居だった」と当時中原さんを褒めたエピソードを明かした。
また、「初めて京都弁の役をやらせてもらったのが静留。台本を読んで違和感があったら書き換えてもいいよと言われていたので、母にFAXして添削してもらっていました」と進藤さんが明かし、「だけ
ど京都弁ってまったりしているから、2 行しかないところが3行くらいになって返ってくるから、全く尺に入らなくて(笑)」と続け、場内は爆笑に包まれた。さらに、祖母とのエピソードも飛び出し、静留は進藤さんの家族の協力によって創り上げられていた秘密も明かされた。
それを受けた古里プロデューサーは、京都出身で京都弁が話せることもキャスティングの決め手になっていたこと、音響監督の三間(雅文)さんのスケジュールにたまたま合致した豪華キャスティングだったことを明かし、場内は大きな驚きに包まれた。その後は、清水さんが先の展開を見事に当てていた話、静留が迎える展開についてのアイデア、オープニングに仕込まれていた作品のテーマ、アフレコ現場における役割を含めたキャスティングなど、古里プロデューサーから貴重な話が次々と飛び出した。『舞-HiME』より前から仕事をしている古里プロデューサーと進藤さんの信頼感が感じられる昔話に大きく花が咲いた。
その後は、『舞-HiME』20周年記念商品の紹介を挟み、ここから各自のセレクト話数について語っていく。第26話(最終話)「shining☆days」を選んだ中原さんは「青春しているから。静留さんの『堪忍え』が可愛くて」と語った。
第9話「海とオトメとなつきのヒミツ♪」を選んだ清水さんは「なつきちゃんのヒッチハイクが見られる水着回ですね」と熱くコメント。第23話「愛情と友情、非情」を選んだ進藤さんは「静留が闇落ちする回。どう演じていいのか分からなくて、三間さんが『声を出さない芝居にしませんか?』と提案してくれて。声を出さないことが恐かったんですけど、三間さんが『大丈夫。僕たちを信じて』と言ってくれて、好きってなりました(笑)」と語り、場内は再び爆笑に包まれた。
フォトセッションを挟み、最後はファンに向けてメッセージを届けていく。「今日は本当に楽しみにしてきました。『舞-HiME』って凄く良い作品だなと思いました。別のシリーズ作品でもこういうイベントをやってほしいなと思いました」と中原さん。「色褪せない作品です。絵も可愛いし、バトルも格好良いし、本当に面白いです。この幸せをもっと沢山の人に知ってほしいなと思います。今日は凄く楽しかったです」と清水さん。
「静留を演じたからこそ、今現在においても京都出身のキャラクターの依頼を受けることが多いです。皆さんの力でこんなに素晴らしい作品を作っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです」と進藤さん。最後は、「作り手としてこういった機会を得て、皆さんに会えたことが全てです。良い作品、スタッフ、キャスト、お客様に恵まれて嬉しいです。今日はありがとうございました」と古里プロデューサーが締め、夜の部のトークショーは幕を閉じた。
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『舞-HiME』作品概要
あらすじ
キャスト
(C)サンライズ