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『その治癒師』最終回直前!影茸×立花日菜インタビュー

『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』影茸先生×立花日菜さんインタビュー|影茸先生がアニメ化を経て得られた経験と立花さん演じるアーミアの裏設定とは!?

2024年10月から放送中のTVアニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』が、いよいよ残り第11話・最終話を控えるのみとなりました。

アニメイトタイムズでは、このタイミングで原作・影茸先生&アーミア役・立花日菜さんの対談インタビューを実施。おふたりに現在の心境やこれまでの物語を振り返った感想を伺いました。

影茸先生にはアニメ化にあたっての作業やアニメ制作陣とのエピソードを中心に、原作からの変更点やアニメでは明かされていないキャラクター関連の設定などをお話いただきました。シリーズ構成・脚本を務めた砂山蔵澄さんとのお仕事を経て、自分なりの課題を見つけられたようで……!?

立花さんはアーミアのお芝居についてはもちろん、アーティストとして歌ったオープニング主題歌「最強?最高!Brave My Heart」についても語ってくれました。

なお、本稿では第1話から終盤までのネタバレを一部含んでいます。残り2話の視聴前に、ぜひご一読いただければと思います。

 

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パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき
かつて世界は〝邪竜〟と呼ばれる邪悪な存在によって滅ぼうとしていた。しかし、1人の勇者によって邪竜は倒され、世界は救われた。それから200年あまりの時が過ぎようとしていた――。世に数多ある迷宮都市の1つ、マータット。そこに〝無能〟と呼ばれる男がいた。名はラウスト。職業、治癒師。ラウストはその無能さゆえに他の冒険者たちから蔑まれ、利用され、捨てられる。そんな日々をくり返していた。ある日、ラウストの前に1人の少女があらわれた。名はナルセーナ。職業、武闘家。ナルセーナはとあるパーティーから追放されたばかりのラウストに言った。「お兄さん、私とパーティーを組みませんか?」今、ラウストとナルセーナ、2人の冒険がはじまる――。作品名パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき放送形態TVアニメスケジュール2024年10月5日(土)〜ABCテレビ・テレビ朝日系ほかキャストラウスト:小野賢章ナルセーナ:前田佳織里アーミア:立花日菜ライラ:朝井彩加ジーク:梅原裕一郎マルグルス:土岐隼一サーベリア:橋本鞠衣ラルマ:田村ゆかりロナウド:三木眞一郎アマースト:引坂理絵ハンザム:宮田俊哉ミスト:岩崎ひろしスタッフ原作:影茸 鳴海みわ(双葉社モンスターコ...

 

影茸先生はアニメ化して初めて執筆活動を周囲に明かした!?

──アニメ『その治癒師』もいよいよ終盤となります。まずは今の心境からお話いただけますか?

原作・影茸先生(以下、影茸):この作品に関わってくださった方々に恵まれました。ナルセーナ役の前田佳織里さんをはじめキャストのみなさんにはご尽力いただきましたし、立花さんはキャストとしてだけでなくオープニング主題歌まで歌ってくださいました。

もちろん宣伝チームの方々にもお世話になっています。そんなみなさんのおかげでいち視聴者として毎週の放送を楽しみ待つことができました。とにかく、自分は運が良かったのだろうなという想いが一番にあります。

 

 

──SNS上でも話題に上ることがありましたね。

影茸:自分の作品が注目を集めるみたいな出来事を想像したことはあっても、実際にそんなことにはならないと考えていたので、きっと僕は前世でよほどの徳を積んだのだろうな……と。

──(笑)。立花さんはいかがでしょうか?

アーミア役・立花日菜さん(以下、立花):本当にここまであっと言う間でした。キャストとしてだけでなく、初めてオープニング主題歌アーティストとしても携わらせていただく作品になったこともあって、視聴者のみなさんの反応を楽しみにしていました。番組が始まってからはどんどん時間が流れていったので、無事にここまでこられて嬉しいです。

アーミアは第2話のアフレコからの合流だったのですが、その時に制作スタッフの方が「この作品は力を入れていきたい」と熱く語られていました。放送後の反響を見ていると、そんなみなさんの熱意が形になっているなとも思いました。

 

 

──アニメのオープニングを歌われたのは初とのことですが、自身の楽曲にアニメの映像が付いたことについてはどんな感想を持ちましたか?

立花:歌の収録はラウストとナルセーナの関係性や表情をイメージしつつ、広大な草原でのびのびと歌うような感覚で臨みました。完成した映像を見た時には、制作してくださった方と通ずるものがあったのかもしれないと感じました。

最近の作品では珍しいように思うのですが、オープニングにもエンディングにも歌詞のテロップが入っていて、自分で思っていた以上に作品に寄り添った映像と楽曲になっていました。歌詞にも作品の要素やナルセーナの気持ちを汲んだところがあるので、そういう部分も込みで親しんでもらえたら嬉しいです!

影茸:オープニングは初めてだったんですね!

立花:ファーストシングルの「I'm GAME!」がエンディングだったので、オープニングは初めてでした。やっぱりCMなどでも一緒に流れる作品の“顔”になるのでドキドキしていました。

影茸:本当に良い楽曲を作っていただいたので感謝しかありません。

立花:お力になれていたなら嬉しいです!

 

 
影茸:インタビューが始まったばかりなのに、もう満足して帰ってもいいかもしれないと思ってしまいました……!!

──いやいや、まだまだお聞きしたいことがあるのでお願いします(笑)。ちなみに、アニメ化以降で、先生のご友人やご家族といった身近な方の反応は何か変わったりしましたか?

影茸:実はアニメ化してようやく周囲に言わざるを得ない状況になったので、そこで初めて口を割りました。それまで黙っていたので「お前、なんで今まで黙ってたんだ!」とちょっと怒られました(笑)。

一同:(笑)。

影茸:家族とかごく一部には教えていたのですが、そういった相手は祝福してくれました。自分には兄がいるのですが、おそらく僕よりもそういったことに詳しいこともあって色々と助けてもらっていましたね。

──ごくごく一部の知り合い以外には黙って執筆活動を続けられていたとは驚きです。

影茸:自分の作品がアニメ化したことを報告した際にタイトルも聴かれたのですが、そこは今も黙秘しています!

立花:えぇ!?(笑)。

 

 

──(笑)。ちなみにいつ頃から執筆活動を続けられているんですか?

影茸:WEBに小説を投稿し始めたのは8年くらい前だったのですが、その頃はちょっと体調を崩していた時期なんです。だけど、みんなが心配してくれている裏でこういった作品を執筆して収入を得るようになっていたので、こいつは心配するだけ無駄だと思っていたと後になってから言われたんですよ(笑)。

──そんな軽口を言い合える関係の方々に囲まれていたんですね。

影茸:本当は助け合いだと言いたいのですが、周囲には助けてもらってばっかりです。

──アニメ化以降、原作からのファンの方の反応はチェックされましたか?

影茸:アニメがある程度の人気を得られたタイミングで原作のことを出してくださる方がいたり、ずっとコメントを残して応援してくれていた方からの祝福だったり、SNS上でキャラクターたちのイラストを描いてくださる方だったり、見ていてとても励みになりました。アニメがスタートしてから、執筆への様々なモチベーションに気づいた感じがあります。

ファンの方からのコメントやイラストをリポストするかいつも悩むのですが、手が震えて要らないことをしないように、落ち着いて止めておこうと考えるのを毎回実践しています。だから、こそこそエゴサして部屋でニヤニヤしながら見させてもらっている感じです!

 

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