「対談して楽しみに変わった」ナノ×MADKID、誰もが経験したことのない「北米長期ツアー」出発直前の心境を語る
ニューヨーク出身のバイリンガルシンガー・ナノと、TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」シリーズのオープニングテーマなどを担当する5人組ダンスボーカルグループ・MADKIDが、2マンという形で2025年1月より北米ツアーを行う。2週間以上にわたる長期海外ツアーは、二組ともまだ経験したことのない「挑戦」であり、これ以上ない「成長」の期間と捉えている。出発前のタイミングで、いま思う、海外ツアーへの素直な心境を聞いた。(※MADKID・YUKIは別仕事のため欠席)。
「ワンチーム」として最高のツアーにしたい
ーーまずナノさん、MADKIDの関係性を聞きたく、互いにどういう認識をしていましたか?
KAƵUKI:僕ら的にはもう、尊敬する方です。
SHIN:いざステージに立ったら『ロックンローラー!』っていう感じで、すごくパワフルなんですけど、プライベートではすごく優しくて、そのギャップが魅力的なんです。
YOU-TA:それこそ僕らの主催イベントに出ていただいたときに、音が流れないトラブルが発生したんです。でもその時の立ち回りがすごくうまくて、お客さんが不安にならないようなパフォーマンスをしていたのがとにかく印象的でした。場数を踏んでいるからこそできるライブの凄みを見ましたね。
ナノ:めちゃくちゃ嬉しいです。MADKIDもめちゃくちゃかっこいいなって、ライブを見るたびに思ってます。
KAƵUKI:いつもそう言ってくださる(笑)。光栄です。
ーーさて本題なんですが……1月24日より11ヶ所を巡る北米ツアーが2マンという形で決まりました。
ナノ:(手元で小さく拍手)
ーーイベントでは海外ライブの経験があるMADKIDですが、こうして長い期間ツアーに出るのははじめてのことですね。
KAƵUKI:僕らは日本でも11ヶ所のツアーをほとんどやったことないですからね(笑)。
LIN:どうなっていくのか、本当に予想もつかないです。乾燥しているだろうから、喉を大切にしなきゃとか、体調管理に敏感になってたり。
YOU-TA:前から『北米ツアーをやってみたいよね』っていう話は出ていたんです。でもMADKIDだけだったら、ちょっと心もとないなっていう気持ちもあって。だけど今回、ナノさんと一緒にやらせてもらう機会をいただけて本当に心強いです。
ーーナノさんは海外のライブ経験は豊富ですが、ツアーとなると過去最長となります。
ナノ:一年前に全米ツアーをやって、そのときは海外ツアー自体が初めてだったので、アメリカ育ちだとしても未知のことばかりで、ライブをやりながら考えて、力がついてきて……って感じでした。今回はさらに大きい規模のツアーになるので、多少の不安もありながらも、お互いアドバイスしたり助け合いながら、ワンチームとして最高のツアーにできたらいいなって思っています。