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『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』鈴村健一×太田哲治インタビュー|真選組がいる「吉原大炎上」の魅力

『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』鈴村健一さん(沖田総悟役)×太田哲治さん(山崎 退役)インタビュー|親子二世代で『銀魂』を――真選組がいる「吉原大炎上」の魅力

 

親子揃ってファンになって! 銀魂映画化構想

──試写をご覧になったそうですが、16年前に制作されたTVシリーズのアニメーションと比べて、大きく違いを感じるところはどこでしたか?

鈴村:まず、アスペクト比が4:3からシネマスコープ(シネスコ)サイズになりましたよね。

──16年前というと、地デジ化前ですもんね。

鈴村:シネスコサイズになり、映像から得られる情報量が一気に上がりましたよね。冒頭の遊郭を俯瞰で移動するシーンだけでも、めちゃくちゃ技術が上がったことがわかりました。あれはきっと、CGだよね? 街の人たちとか。

太田:そうですね!

鈴村:すごく細かく動いていて驚きました。今この街で、これだけの人が生きているんだと表現されているなと。キャラクターが動くところももちろんすごいのですが、何気ない街の風景や街を行き交う人の動きが生っぽくなっていて、物語に引き込まれるなと感じましたね。リアリティがありました。

太田:確かに、没入感がありましたよね。私は、「吉原炎上篇」を見返して「吉原大炎上」と比較してみたんですけど、アクションシーンが増えたなと気づきました。そもそもこの長編って戦闘民族の夜兎が登場するので、バトルが多いですけど、今作ではアニメーションの技術が上がったことで、アクションの一つひとつがより詳細に描かれていて。キャラクターによって戦闘スタイルが違うことまではっきりとわかりました。普通に、アクション映画としても面白いんじゃないかと思うくらい、迫力のある映像になっていましたね。感動しました。

──神楽と阿伏兎のバトルも凄まじかったですよね。速くて、重くて。

太田:そうそう! とくにパワーアップしているように思いました。神楽の狂気じみたところがはっきり感じ取れるアニメーションで、そこがまた切なかったですね。

──こんなふうに、今もなお熱い気持ちにさせてくれる『銀魂』。これからもきっと続いてくれるんだろうなと思うので、「吉原炎上篇」のように映画化してほしい長編を教えてください。

太田:真選組が登場する長編は、「銀魂オンシアター2D」(※TVシリーズを再編集してイベント上映するシリーズ)でいくつか公開されているんですよ。残るシリアス長編は「さらば真選組篇」だと思うので、真選組に関わる者としては完全新作映画としてやってほしいなと思うんですけど……「さらば真選組篇」だけだと、ちょっとわかりづらい気がするんですよね。

──その前に描かれた「将軍暗殺篇」があってこそですもんね。

太田:そうなんです。だからちょっと現実的ではないと思うので、いっそ「真選組動乱篇」からまた映画化してもらいましょう!

鈴村:そうだね。もう最初からいこう。

太田:ですね! 当初から乗っ取り企画はよくありましたけど、真選組を主役にした長編をすべて映画化していただいて、順次劇場公開していただくのが一番だと思います。

鈴村:僕は、こういう取材を受けるたびに言っているんですけど、TVシリーズをまた頭から作り直してほしいなと思っています。そうすれば、また20年くらいできるんじゃない?

太田:確かに! それが一番いいですね。長編のたびに劇場公開したりして。

鈴村:『鬼○の刃』みたいな感じでね(笑)。

太田:うわぁ、めちゃくちゃいいアイデアじゃないですか。

──20年では終わらない気がしますね。永遠に演じられそう。

鈴村:そうなったらすごいですよね。考えてみると、初期のエピソードが放送されていたのはもう20年前ですから。リメイクしてもおかしくないと思うんですよ。

太田:確かに。そうして、親子二世代で『銀魂』ファンになってもらえたら嬉しいですね。

 

真選組のキャストはもはや家族のよう?

──お二人にとって、『銀魂』や沖田、山崎はどういった存在になっていますか?

鈴村:代表作と言ってもいい作品だと思っています。声優のことを全然知らない人に「鈴村さん、どんなキャラをやっているんですか?」と聞かれたとき……今は正直『鬼○の刃』と答えてしまうんですけど(笑)。それと同じくらい、沖田も「知ってますよ!」という反応をいただけるんです。だから、自分にとってすごく大事な出会いだったなと改めて感じています。『銀魂』は、オーディションを経てキャストに選んでいただきましたが、オーディションを受けたのは沖田ではなく、新八だったんです。

太田:えっ! そうなんですね。

鈴村:そう。たぶん、真選組自体オーディションがなかったと思うんですよね。で、ある日突然「『銀魂』という作品の沖田役に決まりましたので、よろしくお願いします」と言われ、「あ、そういうキャラクターがいるんだ」というところからはじまり、気づけばこんなに長い付き合いになりました。

太田:私にとっても、間違いなく代表作ですね。山崎はもともと目立つキャラではなかったので、「『銀魂』をなんとなく知っている」くらいの人だと「山崎って、どんな人でしたっけ?」と言われることも多かったんです。だけど、だんだんとキャラを付けてきて「“あんぱん”の人だよ」というとわかるようになってきて。個人的に、一番長く付き合っているキャラになりました。今も、常に私の中にいるのを感じています。

──では、お二人にとって真選組のキャストはどんな存在でしょうか?

太田:こういう間柄の役を長年演じさせてもらっているので、キャストのみなさんにも全幅の信頼を置いています。現場に千葉さん、中井さん、鈴村さんがいてくださると安心感がぜんぜん違いますね。山崎は、3人(近藤、土方、沖田)とは少し役割が違うので、別録りになることがあるんですけど、それでもお三方の雰囲気をまとって現場に立てている感じがします。

鈴村:で、僕にとっては……お兄ちゃんと弟という感じですかね(笑)。たまに会っても必要以上に「久しぶりっすねぇ!」とはならず、個々の役目を果たして帰っていくという距離感が家族みたいなんですよね。まるで、“全員が実家を出てバラバラに暮らしている兄弟”のように感じます。しかも、兄弟の仕事ぶりが見事で、憧れるばかりなんですよ。

変な話、最初に近藤役は千葉さんですと聞いたとき、ちょっと意外だったんです。もっと太い声の人が来るかなと思っていたので。でも、今はもう千葉さん以外考えられないですよね。

太田:本当に……!

鈴村:そのくらい、唯一無二の存在になっています。そして中井さんに関しては、初期の土方がクールだったこともあり、沖田と近いものを感じていて。決して真似するわけではないけれど、「中井さんみたいな芝居をしたいな」と思ったことが何度もあります。憧れている人ですね。で、太田くんみたいにモブっぽい声も出せないし。

太田:ははははっ! それ褒めてます(笑)?

鈴村:ははっ! でも、そのなかにもちゃんとクセがあって、引っかかりのあるキャラクターになっているからすごいです。そんな絶妙な役を演じている太田くんもやっぱり面白い役者ですね。みんなそれぞれ個性的で、アニメを観ていてこの人たちの顔が浮かばないからプロだな、すげえなと思います。良い家族ですよ。

 

作品情報

新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-

あらすじ

待たせたな。新劇場版 銀魂―新たな物語のはじまりはじまり。

真打登場!待望の新作映画ついに公開決定!!

銀魂」新たな伝説の幕開け。原作史上最も熱い珠玉の名エピソード・吉原炎上篇を完全新作アニメとして映画化!

圧巻のアクションと熱いドラマを、新エピソードとともに大スクリーンのシネマスコープサイズで描く、娯楽超大作!

―それは、闇を照らす❝ひとすじの絆❞の物語―

人情。友情。そして…大きく、深い愛情。

2026年―銀魂の新たな伝説に、笑って泣いて熱くなれ!

キャスト

坂田銀時:杉田智和
志村新八:阪口大助
神楽:釘宮理恵
月詠:甲斐田裕子
晴太:三瓶由布子
日輪:井上喜久子
鳳仙:銀河万丈
神威:日野聡
阿伏兎:大塚芳忠
桂小太郎:石田彰
近藤勲:千葉進歩
土方十四郎:中井和哉
沖田総悟:鈴村健一
山崎退:太田哲治
お登勢:くじら
キャサリン:杉本ゆう
たま:南央美
猿赫:山口勝平

(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 

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