
『小3アシベ QQゴマちゃん』松岡美里さん&神月柚莉愛さんインタビュー|松岡さんが大事にしたアシベのリアルな“小3感”。神月さん演じるゴマちゃんはかわいさだけでない“哀愁”にも注目!?
「等身大の小学3年生感」が大事なアシベ。ゴマちゃんは「キュア」と発声しないよう注意!?
──山脇光太郎監督からオーダーやアドバイスはあったのでしょうか?
松岡:初めてティザー映像の収録をさせていただいた時に、最初に元気なアシベくんで演じたところ「その元気さの中に、等身大の小学3年生感を入れてください」と言われたことを覚えています。その言葉を頭の片隅に置きながら収録に臨んでいます。
──とはいえ「小3感」と一口に言っても、いろいろなタイプの子がいると思います。
松岡:学童で様々な小3の子と触れ合ってきたため、「このシーンのアシベくんはあの子かな?」と思い出しながら、常に等身大の小3として演じさせていただいています。
神月:私の場合は、最初のティザー映像で既に様々な表情や感情のゴマちゃんが登場しており、ほぼゴマちゃんの全部が詰まっているような印象でした。その時にいろいろなゴマちゃんの声をやらせていただいたので、「ゴマちゃんって、こんなにいろいろな表情や感情があるんだな」と理解できたことが大きかったです。
ただ、一つ困ったこともあり、ゴマちゃんはいつも「ア」と言っているような口をしているので、つい「キュア」と言ってしまうんです。そのように言うとすかさず山脇監督から「キュでお願いします」とチェックが入ります。そのため、いつも収録前に「私はキュ、私はキュ」と自分に言い聞かせ、「ア」まで行かず、「ュ」で止めるようにしています(笑)。
──お互いのキャラクターの好きなところや、お芝居についての感想をお聞かせください。
松岡:ゴマちゃんはいつもかわいいのですが、時々哀愁を漂わせる時があり……きっと本能で海が恋しくなっているのかなと思います(笑)。柚莉愛ちゃん自身も無意識かもしれないのですが、「もう一心同体になってしまっているのかも?」と感じるほど、哀愁をにじませられることがすごいなと思いました。
アシベくんや家族、周りの人たちとたくさん話す中で、「キュ」だけですべての感情を表現するだけでも難しいのに、「哀愁まで漂わせるなんて!」といつも感心するばかりです。またゴマちゃんの絵からも哀愁を感じることがあり、今回アニメで演じさせていただくことで、「かわいいだけじゃないんだ! ゴマちゃんには深みがあるんだな」とお芝居や絵、演出などから感じることができたので、ゴマちゃんの哀愁が漂う瞬間にも注目してほしいです。
神月:ティザーの収録で初めてアシベくんの声を聴いた瞬間、「あ、アシベだ!?」と思いました。さらに、これまでのアニメで描かれていた小学1年生だった頃よりも着実に成長していることも感じられ、「これこそ小学3年生のアシベくんだ!」と第一声を聴いて、すぐに納得できました。
そしてアニメ本編の収録が始まると、まだあどけなさが残っている中に、少し生意気で、いい意味で“ヤンチャ感”があるアシベくんだと思いました。つい「こいつ~」とほっぺをムニュムニュしたくなるいたずらっ子なのに頭は良く、でもちょっと抜けていたり、いろいろな魅力がギュッと詰まったアシベくんの声でした。
ゴマちゃんはアシベくんに乗っかってしゃべることが多いため、私自身もお芝居をしている感覚ではありません。自然に楽しく会話できるように松岡ちゃんが声をあててくださっているため、ものすごくやりやすいですし、大好きです。
松岡:嬉しいです! ありがとうございます。
神月:お互い、照れちゃうね。
──ちなみに、お二人はこれまで共演されたことがあるのでしょうか?
松岡・神月:初めてです!
──控室から大きな笑い声が何度も聞こえてきたので、きっと付き合いがあって、仲良しなのだろうなと思っていました。
松岡:会ったのは今日で4回目です。
神月:最初のティザー収録の時、初めは緊張していたのですが、ゴマちゃんが「キュ~」、アシベくんが「ゴーマちゃん!」を披露した時から何か……「あっ、相棒だ!」という感覚になりました。今もメッセージのやり取りをしたり、楽しく交流させていただいています。
松岡:今日の衣装も「私、こんなのにするね」と送ったら、「じゃあ私はこうする」といった写真やメッセージを送ってくれました。
神月:「ごめん! 私、ジーンズじゃなくて、スカートになった」と送ると、「それもいいね」と返事をしてくれました(笑)。
──もう数年来の付き合いがある親友同士みたいです。
松岡・神月:嬉しい!
松岡:初めて会った時、柚莉愛ちゃんが「めちゃめちゃアシベだ!」と、たくさんほめてくれたので、私の心はすぐに開城しました(笑)。
神月:それも嬉しい!
キャスト陣で盛り上がった最近の話題は「アシベの家の間取り」!?
──お二人一緒に収録されていると思いますが、他のキャストさんも一緒に収録されているのでしょうか?
松岡:全員そろって収録できています。
神月:そのため、毎回とてもにぎやかです。年齢もキャリアも皆さんバラバラですが、先輩後輩といったことを感じさせないくらいアットホームで、常に笑いが絶えないです。
松岡:物語がおもしろいからかもしれません。収録中に絵の細かい部分のこだわりを見つけると、みんなで共有したくなります。
神月:最近は、アシベくんの家の間取りをみんなで推測し合って盛り上がりました。「ここに玄関があるから右側が台所なんじゃない?」「いや違うよ! ここは絶対窓だよ!」というような会話をずっとしていました。自然と作品の話題になり、みんなでフラットにおしゃべりできる素敵な現場です。
──ショートアニメは少人数のキャストで、メインの役以外も兼ねて収録することが多いようですが、この作品はキャストの人数が多いのでしょうか?
松岡:何回分かまとめて収録することもあるため、10人ほどいる気がします。
神月:個性豊かなキャラクターばかりで、その方にしか出せない声や表現をされるキャストさんが集まっているため、最高に楽しいです。
──収録の段階で、かなり映像ができている状態だったそうですね。
松岡:ほぼ完成状態でした。
神月:更にありがたいことに、練習用のビデオもガイドありとガイドなしの2種類を毎回送ってくださるのです。ガイドありではセリフを入れるタイミングまで教えてくださるためとてもやりやすいです。
松岡:(宣伝担当に向かって)しゃべっているところは監督の声なのでしょうか?
宣伝担当:そうです。
松岡:やっぱり! たまにセリフ以外の効果音も監督がされていて、「バシャバシャ」「ピチョピチョ」といった音を入れてくださっているため、ビデオチェックもとても楽しいです。
神月:松岡ちゃんは監督の効果音をアシベくんとして上手に取り入れているため、そこも気付いてほしいポイントです。
松岡:練習用のビデオでは監督が効果音として声を入れているのか、セリフとして言ってほしいから入れたのかがわからないため、私なりに推測し、「ここはアシベとして効果音を口にしてみよう」とテストでチャレンジしています。もし違っていた場合は本番で直せばいいので、ビデオチェックの段階からアレコレを想像するのも楽しいです。
──ぜひ監督が効果音を担当している映像も観てみたいです。
神月:BDやDVDの特典に付けたりすると良さそうですよね(笑)。監督の効果音を聴いて私も入れたくなり、台本にゴマちゃんのセリフがないのにも関わらず、アドリブで入れてみることもあります。
松岡:それもまた良かったです。監督による効果音をぜひ皆さんにも聴いてほしいので、ぜひ実現してほしいです。
神月:アシベくんとゴマちゃんのお願いであれば、監督も「NO」と言えないかもしれません(笑)。
































