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『機動警察パトレイバー EZY File 1』上坂すみれ×戸谷菊之介インタビュー

新世代のバディが語る、令和の特車二課に受け継がれた「パトレイバー節」と新バディの魅力──『機動警察パトレイバー EZY File 1』上坂すみれさん&戸谷菊之介さんインタビュー

「通称、"特車二課パトロールレイバー中隊"「パトレイバー」の誕生である」

誕生から30年以上の時を経て、『機動警察パトレイバー』が『機動警察パトレイバー EZY』として再始動。全3章構成で順次公開となる本作の第1作目『機動警察パトレイバー EZY File 1』が5月15日より絶賛全国公開中です。

アニメイトタイムズでは第一作目の公開を記念して、久我十和 役の上坂すみれさんと天鳥桔平 役の戸谷菊之介さんにインタビューを実施。

前シリーズからのスタッフ陣も多いなか受け継がれる「パトレイバー節」や、十和と桔平による新世代バディの魅力などを伺いました。特車二課さながら、緩やかな雰囲気だったと語るアフレコ現場でのエピソードや新ヒロイン・十和が見せる「太田イズム」など作品ファンには堪らない話も。

元々ファンであるという上坂さんと、本作をきっかけに『パトレイバー』を知ったという戸谷さんが熱く語る『パトレイバー』の魅力とは?

 

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機動警察パトレイバー EZY
1990年代末、テクノロジーの急速な発展とともに、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械〈レイバー〉。しかしそれは、レイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。
続発するレイバー犯罪に、警視庁は本庁警備部内に特殊車両二課を創設してこれに対抗した。通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」の誕生である。そして、時は流れ──。労働人口減少の一途を辿る2030年代の日本は、AI技術による自動化が進んでいた。かつて最先端技術だった〈レイバー〉は、社会基盤を支える一部として定着。人が搭乗するスタンドアローン型の〈レイバー〉は、自立型ロボットへの代替が進み、もはや時代遅れとなりつつあった。だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。人と街を守ること。第二小隊は旧式98式AVイングラムをチューンナップした”AV-98Plusイングラム“とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。作品名機動警察パトレイバーEZY放送形態劇場版アニメシリーズ機動警察パトレイバースケジュールFile1:2026年5月15日(金)File2:2026年8月14日(金)File3:2027年3月キャスト久我十和:上坂すみれ天鳥桔平:戸谷菊之介平田紗季:小清...

 

久我十和は「太田イズム」を引き継ぐヒロイン?

──本作は長年多くの方から愛される作品シリーズの最新作となりますが、お二人の『パトレイバー』シリーズに対する印象を教えてください。

上坂すみれさん(以下、上坂):私はもともと『パトレイバー』シリーズのファンで。 最初に見たのは劇場版第1作目で、そこから漫画やアーリーデイズ(OVA)、テレビシリーズ……と、色んな『パトレイバー』を見ました。

全部持ち味が違うし、イングラムはかっこいいし、特車二課のみんなもとても素敵で。イングラムが全然出てこなくても成立する、ロボットアニメとしては異色の作品ですが、見た後はすごくいい気分になれる。(シリーズ作品を)一つみたらどんどん追いかけたくなるような作品だなと思っていました。

戸谷菊之介さん(以下、戸谷):僕は『EZY』のオーディションを受けるにあたって初めて見させていただきました。衝撃だったのが、最初に『アーリーデイズ』の1話を見ていて「イングラム全然出てこないじゃん!」って(笑)。

上坂:渋滞に巻き込まれてね(笑)。

戸谷:そうそう! 「いつ戦い始めるの?」って。でもそこがアニメ演出的にすごく印象に残っていて、逆に興味深いなというのが第一印象でしたね。

──時代の移り変わりによる変化はありますが、十和と桔平の軽快なやり取りをはじめ『パトレイバー』ならではの雰囲気は変わらず魅力的でした。演じるにあたって、特に意識したことや気をつけたことはありますか?

上坂:十和に関しては、一瞬だけ大先輩の泉野明ちゃんを意識しようかなと思ったんですけれど、中身が全然違って(笑)。

戸谷:(笑)。

上坂:すぐ撃ちたいし、すぐ出動したいし。射撃は上手じゃないし、本当にやりたい放題。だけど、正義の心は誰よりも強くて、1号機のフォワードとしてガンガン前に出ていく。なので、細かいことを気にせず、心のままにイングラムをガシガシ動かすことを意識しました。

戸谷:話だけ聞いていると、(前作の)太田さんっぽいですよね。

上坂:「俺に銃を撃たせろ!」っていつ言うのかなって(笑)。「太田イズム」が濃いキャラクターなのかなと思います。(劇中では)面識はおそらくないんですけど、話したらすごい気が合うんじゃないかというくらい。

でも、そんな暴れん坊な十和と桔平は凄く良いバディだなって。

戸谷:そうですね。桔平は桔平で正義感はしっかりあって、十和を指揮して「しっかりしよう」という意志もあるんですけれど、桔平なりに頑張ってるのにうまくいかないことも多くて。

でも、十和とワーッとやり合う会話は、すごく楽しく演じられました。そういう意味では意識したことはなくて、上坂さんの演じる十和がどう出てくるかを聞いて返す「ラリー」を大事にしていましたね。

ほかの人たちとの会話も同じで。自然と流れる第二小隊の空気みたいなものは、十和と桔平以外にも、間(昭彦)さんやヤナ(柳井雄太)さんも元々持っていらっしゃったので、空気感みたいなものは、みんなが大事にしていたと思います。

上坂:林原めぐみさん演じる佐伯貴美香隊長も、凄く優しくて緩やかだけど的確な指示をするあたりが「第二小隊の隊長だー!」って。

戸谷:そうなんですよね。そこがまた良かったですね。

──お互いのお芝居の印象や、現場の雰囲気はいかがでしたか?

戸谷:僕が上坂さん演じる十和に感じたのは、やっぱり出力高いな!って(笑)。こっちが行きやすいぐらい、十和として思い切りガンガン暴れてくれるので、しっかりとラリーが返せたのかなと思います。

上坂: 確かに「絶対に発砲を許可しろ!」という気持ちで(笑)。

戸谷:感じました(笑)。僕もそれで「いや、無理でしょ!」って思いました。

上坂: 本当にキャストの皆さん、掛け合いが素晴らしい方々ばかりで。テストと本番でも全然違う味が出てくるんです。あとはアドリブも「初回から入れてこうぜ」みたいなところがあって。

戸谷:特に(佐藤)せつじさんが(笑)。柳井のアドリブがめちゃくちゃ面白くてかなり衝撃でしたね。

上坂:先輩たちが「あ、このくらい行っていいんだ」という背中を見せてくれるおかげで、真ん中を任せていただく緊張も解けました。

千葉(繁)さんもそうですが、前作から続投されている方もいらっしゃって「パトレイバーの時空が繋がっているんだ」と強く感じられる現場で。何より空気が良かったですね。

戸谷:本当に。アフレコの休憩中とかもふざけた話とかしてましたよね。

上坂:恋愛MBTIとかやってた(笑)。

戸谷:そうだ(笑)、それが流行ってる時期で。あと、上坂さんが現場のカエルの消しゴムにものすごい落書きをしていて……(笑)。

上坂:いや、それは「やれ」って言われたんですよ!

戸谷:でもそこまでやれとは言ってないです!(笑)。

上坂:やるからには徹底的にね! 緑が見えなくなるくらい。

戸谷:ビジュアル系のメイクみたいに塗っていてめちゃくちゃ面白かったです。

上坂:なんか、みんなの素の性格とキャラが少しリンクしてるなっていうのは感じていました。

戸谷:「暴れ馬」ですよ、上坂さん(笑)。

上坂:楽しい職場です!

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