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「おっさん剣聖II」3Dアニメーション制作・YAMATOWORKSインタビュー

「片田舎のおっさん、剣聖になるII」3Dアニメーション制作・YAMATOWORKSインタビュー|「作画と同じような表現を目指すのであれば、少なくとも同じぐらいの苦労をしなきゃならない」

3Dモデルをブラッシュアップして臨んだ第二期の制作

──第二期ではCGの面でパワーアップしている描写はありますか?

丸山:全体的にパワーアップしたと思います。理由はふたつあって、ひとつは第一期に参加したアニメーターたちが第二期にも継続して参加する制作体制です。作品に対する理解のある方や、キャラクターたちの特徴を既に掴んでいる方が担当しているので、より力を発揮しやすい状態だったのかなと。

ふたつ目は技術的な話になります。3Dモデルは第一期のものをベースにしているのですが、先程話題に上った服の皺や鎧のめり込みなどを含め、全てにアップデートを施した上で第二期の制作に入っています。

3DモデルにはAポーズと呼ばれる腕を広げた状態があるのですが、この作品の戦闘シーンは剣を持っていることが多いので、剣を持つ前提のポーズをデフォルトにして、その上でアニメーションさせるための設定を施しました。

そうやって第一期ではやっていなかったことを第二期では取り入れて、ちょっとでもアニメーションにかける時間を増やして良い絵を作れるような体制を目指しました。

坂本:第二期はより世界観がスケールアップしていて、巨大なモンスターと戦ったり、広い場所での戦闘があったり、アクションシーンのバリエーションが増しています。激しいアクションはかなり見応えがありますし、その表現のためにモデルのブラッシュアップを行ったのは良かったと考えています。

──ブラッシュアップに手のかかったキャラクターはいますか?

坂本:むしろ、楽だったキャラクターがいません。特にアリューシアのように揺れものが多いキャラクターは大変で、ロングヘアやひらひらしたマントは手間がかかります。第二期では新たなキャラクターたちや、これまでのキャラクターたちもまた違った形で登場するのですが、揺れものは我々の作り方だとひとつひとつ骨を選択して手で動きをつけているので大変です。

CGだから簡単だろうという認知がまだあるかもしれません。だけどそんなことはなくて、作画と同じような表現を目指すのであれば、少なくとも同じぐらいの苦労をしなきゃならない。そういうことが根底にあるので、全く同じ苦労ではありませんが、CGにもCGならではの苦労がたくさんあります。

──第二期の序盤では魔術師学院でのエピソードが描かれることから、フィッセルの剣魔法が見られそうです。こちらの表現についてはいかがですか?

坂本:第二期で注目してもらいたいポイントのひとつです。これまでは物理的に剣と剣がぶつかり合う戦闘が描かれてきた中で、魔法が出てくるということは視聴者さんにとっても驚くところだと思います。フィッセルというキャラクターの個性でもあるので、作品の世界観が深まるよう丁寧に作っています。

──ベリルが父のモルデアと戦うことも明かされています。この戦闘シーンに期待してほしいことはありますか?

坂本:ベリルにとって最強の敵であり、師であり、父でありという……とても大きな存在かと思います。その緊迫感、超えなければならない壁という、本作にとっても特別なエピソードです。息を飲むような瞬間もありますので、ぜひ注目してください。急に空気感が変わる……といいますか、今まで戦ってきた人とは違う何かがあるぞ、という部分が表現できていたら嬉しいです。

──アクション的な見せ場についてもお聞かせください。

坂本:モルデアがあってのベリルだということが要所要所でわかると思います。単純な剣捌きをひとつとっても、意識の向け方などの細部がベリルと似ています。だからこそ師匠と弟子、父と息子という関係性がアクションからも強く感じられるのではないかと。今まで戦ってきた相手とは一味も二味も違いますし、方向性は同じでも自分の思考より先に行っている相手と戦っている……そういう部分がアクションにも出ていると思います。

──ありがとうございます。最後に、第二期の放送に期待しているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

丸山:第二期でもかなり手間をかけて、視聴者のみなさんが物語に集中できるような絵作りを目指しています。そういった部分が第一期よりパワーアップしていますし、初見では作画だと感じるカットもかなり出てくるかと思います。

絵作りはCGだと主張することではなく、視聴者のみなさんが物語に集中できること……その物語をしっかり伝えることを重要視していました。ぜひ「片田舎のおっさん、剣聖になるII」を楽しんでいただき、繰り返しご覧になってこのカットはCGだったのかと気づいて、喜んだり驚いたりしていただけたら嬉しいです。

坂本:昨今CGがアニメーション制作の現場で多用されるようになった中で、作画とCGがひとつの作品の中で綺麗に交わるみたいなことはかなり挑戦的で、あまりやられてこなかった部分だと思います。

YAMATOWORKSでは作画アニメをリスペクトしつつ長年研究を続け、それを活かした表現をやってきました。しっかり勝負して視聴者さんに良い作品を届けたいという気持ちで第二期にも関わらせていただいたので、そういった部分が受け入れられて作品にも現れていたら嬉しいです。

『片田舎のおっさん、剣聖になるII』作品情報

放送・配信情報

7月8日(水)よりテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠、BS朝日、AT-Xにて放送開始!
Prime Videoにて7月9日(木)より 世界独占配信開始!

放送情報

テレビ朝日系全国ネット:7月8日より 毎週水曜 よる11時45分~ “IMAnimation W”枠(※一部地域を除く)
AT-X:7月9日より 毎週木曜 よる11時〜
【リピート放送】毎週月曜 午前11時~/毎週水曜 午後5時~
BS朝日:7月12日より 毎週日曜 よる11時30分~

配信情報

Prime Videoにて7月9日(木)より 毎週木曜 午前0時15分~ 世界独占配信!
※作品の視聴には会員登録が必要です(Amazonプライムについて詳しくはamazon.co.jp/primeへ)。
※Amazon、Prime Video及びこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc. 又はその関連会社の商標です。

※放送・配信日時は変更になる場合がございます。

スタッフ

原作:佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊)
監督:鹿住朗生
シリーズ構成:岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:早坂皐月
副監督:古我望/川島勝
コンセプトデザイン:島すずめ/夢野れい
色彩設計:鈴木咲絵
美術監督:山下泰希
撮影監督:池田健一
3Dアニメ―ション制作 :YAMATOWORKS
編集:丹彩子
音響監督:ひらさわひさよし/松尾崇宏
音楽:高梨康治
アニメーション制作:パッショーネ×ハヤブサフィルム
プロデュース:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

キャスト

ベリル・ガーデナント:平田広明
アリューシア・シトラス:東山奈央
スレナ・リサンデラ:上田瞳
クルニ・クルーシエル:広瀬ゆうき
フィッセル・ハーベラー:矢野妃菜喜
ミュイ・フレイア:仲田ありさ
ルーシー・ダイアモンド:斎藤千和
ヘンブリッツ・ドラウト:石川界人
モルデア・ガーデナント:内田直哉 

主題歌

オープニング主題歌「クレナイノハ」ユニコーン
エンディング主題歌「未完成」BLUE ENCOUNT

第二期イントロダクション

片田舎の剣術師範ベリル・ガーデナント。
彼はいまや騎士団の特別指南役として、そして孤児の後見人として、首都での日々に馴染みつつあった。
しかし、取り巻く環境はベリルに安穏を許さない。

魔術の学究に勤しむ教育機関で。
乗り越えるべき壁がそびえる故郷で。
国境を臨む辺境伯領で。
策謀渦巻く異国の地で。

ベリルは剣士として、ひとりの人間として、
避けることのできない新たな戦いに立ち向かう──

公式SNS

アニメ公式サイト
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(C)佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ/ SQUARE ENIX・ 「片田舎のおっさん、剣聖になるII」製作委員会
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