ドラマCD『媚笑の閨に侍る夜』からメインキャストコメント到着..

白泉社花丸文庫の人気シリーズから、第7弾のドラマCD化! ドラマCD『媚笑の閨に侍る夜』からキャストコメント到着

原作:鈴木あみ/イラスト:樹要による人気シリーズ「花降楼」シリーズの最新作『媚笑の閨に侍る夜』がドラマCD化され、現在、好評発売中だ。

白泉社花丸文庫から刊行されている本作は、売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」を舞台に繰り広げられる、切なくも儚い恋物語だ。

「花降楼」シリーズ第1弾がドラマCD化されたのは2006年。以降、その人気は衰えることなく、今回で何と第7弾。第7弾のドラマCD『媚笑の閨に侍る夜』の魅力について、遊佐浩二さん(玉芙蓉役)、三木眞一郎さん(上杉役)、緑川光さん(蜻蛉役)、平川大輔さん(綺蝶役)、遠近孝一さん(鷹村役)にお話頂いたので、ご紹介しよう。

<あらすじ>
売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。
女王のように驕慢な美貌を持つ玉芙蓉は、お職を張るほどの売れっ妓でありながら、なぜかろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々だった。
借金が嵩み、ついに見世の顧問弁護士・上杉の執務室へ呼び出される。
「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか」
「もっとましな男って、たとえばあんたみたいのかよ」
眼鏡の奥で皮肉に微笑む彼を、意趣返しに誘惑しようとする玉芙蓉だが……。

■『媚笑の閨に侍る夜』<br>好評発売中 3000円(税込)

■『媚笑の閨に侍る夜』
好評発売中 3000円(税込)


――シナリオを読んでの感想と収録を終えての感想をお願いします。

遊佐浩二さん(玉芙蓉役):前の作品『愛で痴れる夜の純情』では僕の役はちょっとしか出ていなかったので、まさか自分にスポットがあたる話があるとは思わず、驚きました。
玉芙蓉は売れっ妓の傾城なので、もうちょっとお高くとまっているのかと思いきや、ことごとく駄目な男に引っかかるという、非常に僕とは正反対な性格だったので、非常にかわいそうだな、何とかしてあげてほしいなって思いながら読ませていただきました。

三木眞一郎さん(上杉役):作品自体も楽しく読ませていただきましたし、現場も楽しかったんで、トラブルも何もなく滞りなく終了いたしました。楽しかったです。だから、僕自身も参加させていただくことができてよかったと思います。

緑川光さん(蜻蛉役):シナリオを読んだ素直な感想は、「あ、ちょっと楽そうかも。遊んでるだけだ(笑)」でした(笑)。シリアスな絡みがなかったので、その分気は楽だなと思って収録したら……かなりの羞恥プレイでした(笑)。

(一同笑)

緑川さん:「あれーこんなはずじゃなかったんだけどな、むしろ大変かも、こっちの方が」って。今回はすごい若い時の蜻蛉だったので、普通にセリフを言っていても恥ずかしかったんですけど、思っていたよりもアドリブゼリフが増えて、そのセリフがないところをアドリブでやる恥ずかしさっていうのはさらに上をいってました。びっくりしました。でも、トータルで楽しかったです。

平川大輔さん(綺蝶役):『愛で痴れる夜の純情』の時に、蜻蛉に意地悪だった玉芙蓉さんが今回はメインということで、シナリオを読んで、「あ、花降楼にきた人は、苦労する分、皆幸せになるんだな」って思いました。そして収録が終わってみたら、キャラクター達が幸せになるためには、演者はいろんなことをやらなきゃいけないんだな、と思いました(笑)。でも、トータルで楽しかったです(笑)。

遠近孝一さん(鷹村役):いつもながらタイトルが難しく辞書が必要な感じで、今回も「この世界は健在だな」と安心して参加させて頂きました。
この作品はすごく和風で、夜のお話ということで、読んでいるだけで作品の色が浮かんできました。


――聞き所や力を入れた所はありますか?

遊佐さん:聞き所としては、最終的にいい関係を築けるパートナーができたし、心の重荷も取れましたし、ちゃんとほっとして終われる形になっていますので、その辺を最後まで聞いて頂けたらと思います。

三木さん:聞き所は、みんなの心が動き始めるっていう点では、最初から最後まで聞き所ですし、前の作品で出てた2人も出てくるので、そういう年齢的な部分のお芝居の違いも楽しんでいただけたらいいんじゃないでしょうか。

緑川さん:毎回、メインのお2人がいい感じの展開なので、それは聞いて頂きたいです。僕らは、邪魔にならない程度に頑張りましたので。むしろ邪魔かもしれないけど(笑)。
これまでとはちょっと違った関わり方だったので、新鮮な気持ちでやらせていただきました。今回の立ち位置っていうのは、ずっとこのシリーズを聞いて下さってる皆さんにとっても新たな、初めての2人を見ることができると思いますし、その辺を頑張りましたので、そこを聞いて下さい。

平川さん:今までシリーズの中でいろんなカップルが誕生しましたけど、今回の2人が一番大人なカップルなんじゃないかと、そんな雰囲気がしました。そういうアダルトな恋愛模様をじっくり聞いて頂けるんじゃないかなと思います。そこが大きな聞き所です。
綺蝶的にはですね、まだ花降楼の渦中に巻き込まれてない、辛い所を知らない、無垢な子どもの部分が残っている所を出来る限りやらせて頂いたので、そこら辺を聞いていただけると、以前やった『この先のドラマ』をまた違った聞き方で楽しんで頂けるんじゃないかと思います。

遠近さん:この作品は色が浮かんでくるんですよ。紅い感じの色が。それが特徴だなと一聴者として思っています。
今回も、遊廓っていう世界を描いている中で、いつもながら妖艶な雰囲気と色が表れてて、聞いてて引き込まれました。


――ファンの方へのメッセージをお願いします。

遊佐さん:それぞれの心情がじっくり描かれておりますし、多少じれったい部分があると思うんですけど、その辺もみんな一緒の気分になって聞いて頂けたらと思います。
特典も、もし手に入れた方は、ほとぼりが冷めた頃に聞くか、もしくは先に聞いてしまった方は、ほとぼりが冷めた頃に本編を聞いて頂けると、作品がより楽しめるんじゃないかと思います(笑)。

三木さん:原作ファンの方がいらっしゃる作品ではありますので、その方たちの期待を裏切らない作品になっていれば嬉しいなと思っております。遊佐君にしろ、遠近君にしろ、前も出てるって話なので、そういう意味では逆に、ちょっと甘えさしてもらおうかなって思ってた部分もあります。
本当に楽しんで頂ける作品になっていると思いますので、是非色々な方に聞いて頂きたいと思いますし、最初にこれを手にした人は、これを聞いて楽しかったらまた前の作品にもお手を伸ばして頂ければ嬉しく思います。

緑川さん:もう長いことこのシリーズを応援して下さって本当にありがとうございます。このシリーズの魅力としては、主役ポジションの2人がかわったり、時代が行ったり来たりする所だと思います。やっている自分としても、「へー今度はこうなんだ」と思う所があるし。ただ、最近、正しい時間の流れが分からなくなりつつあるので、年表を読んで勉強します(笑)。
これからの新しい方向性としては、パラレルもきっと追加になって、いい意味でカオスで、ますます皆さんのハートを虜にすると思いますので、引き続き応援してください。
そして、ずっと思ってるのですが、ゲーム化かOVA化になったらいいのになって切に思います。OVAでじっくり描いて頂けると、とても素敵な感じになるんじゃないかなと思うので、ファンの皆さん、立ち上がれ!

平川さん:こんなに長く一つのシリーズに携わらせて頂いているのはあまりないんじゃないかなと思うほど、この花降楼シリーズのたくさんの作品に出させて頂いて、綺蝶という役も僕のなかではとても大切な子どもになっています。
それもこれも皆、作品を愛して下さっているファンの方のおかげだと思います。今後もぜひ応援して頂いて、更なる発展がありますように、温かく見守って頂けたらと思います。宜しくお願いします!

遠近さん:第七弾ということで、この作品の世界のピースがまたひとつ揃ったな、と。
前の作品から聞いて感じてもらったものに、今回の作品の新しい空気みたいなものを付け加えて、花降楼全体の話を楽しんでもらえたらいいなと思ってます。


CD■『媚笑の閨に侍る夜』
好評発売中 3,000円(税込)t
発売・販売:フィフスアベニュー
販売協力:ジェネオン エンタテインメント

原作:鈴木あみ
イラスト:樹要

<キャスト>
玉芙蓉:遊佐浩二
上杉:三木眞一郎
蜻蛉:緑川光
綺蝶:平川大輔
鷹村:遠近孝一

≪ドラマCD「花降楼」シリーズ≫
第1弾「君も知らない邪恋の果てに」
第2弾「愛で知れる夜の純情」
第3弾「夜の帳、儚き柔肌」
第4弾「婀娜めく華、手折られる罪」
第5弾「華園を遠く離れて~弄花~」
第6弾「華園を遠く離れて~恋路&溺愛~」

(C)2008 鈴木あみ・白泉社/フィフスアベニュー
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