ドラマCD『愛の言葉も知らないで』からメインキャストコメント..

ドSとドMのハートが繋いだ2人の行き着く先は!? ドラマCD『愛の言葉も知らないで』からメインキャラクターを演じる水島大宙さん、鈴木達央さん、平川大輔さん、安元洋貴さんからのコメントをご紹介!

芳文社「花音コミックス」刊の『愛の言葉も知らないで』(原作:本庄りえ)がドラマCD化され、現在好評発売中だ。
物語は、常に成績トップを争う生徒会副会長の小嶋と進学校にいながら就職の道を選んだ倉田の2人が主役。水と油のような小嶋と倉田の2人を結びつけたのは、互いに気付かず持っていたドSとドMのハートだった。エスカレートするプレイで愛の絆も成績も急上昇!!
本作は、昨年の11月に発売されたドラマCD『こんな男は愛される』とリンクしている作品で、『こんな男は愛される』に登場しているキャラクター・梶祥吾と蘇根川烈も登場するぞ。

今回、メインキャラクターを演じる小嶋圭一役の水島大宙さん、倉田聡役の鈴木達央さん、梶祥吾役の平川大輔さん、蘇根川烈役の安元洋貴さんからコメントを頂いたのでご紹介しよう。

■ドラマCD『愛の言葉も知らないで』<br>好評発売中 3&#44;000円(税込)

■ドラマCD『愛の言葉も知らないで』
好評発売中 3,000円(税込)


――シナリオを読んでの感想と収録を終えての感想をお願いします。

水島大宙さん(小嶋圭一役):今回は、僕と達央君の“小嶋×倉田”コンビがメインだったんですけれども、前作『こんな男は愛される』と共通してるのが、お話がシンプルだということです。そういうシンプルな中で、2人のやり取りがとても楽しかったです。
台本を読んだ時は、何か今回はHシーン多いなって思ったんですけど、意外とライトな感じもするという、そんな不思議な作品だなと思いました。
実際に現場でやってみても、パートナーがよかったということもあるんでしょうけども、すごく楽しくて。前にもこのメンバーでやったからっていうのがあるのかもしれないのですが、知った仲ってとこでやれたのがすごくよかったかなと。また、僕と達央君的には、前もって自分たちの役が少し出ていたので、構えずにやれたんじゃないかなと思いました。楽しかったです。

鈴木達央さん(倉田聡役):シナリオを読みながら、「倉田の相手は本当に小嶋でよかったな」って思っていました。どういう風に演じようかなって考えながら読んでいたんですが、倉田が小嶋を好きになっていくさまが凄くよく分かったし、好きになっていく感覚ってのが強くて、倉田とオーバーラップするところが多かったです。
「小嶋にこんな風に妬いてもらえてよかったね」とか「受け入れてもらってよかったね」とか「よかったね、攻められて」って思いながら、シナリオを読んでいました。実際に現場に入って大宙さんと掛け合いしても、その感覚がより輪をかけて大きなものになっていったのですごく嬉しかったです。
それこそ、前作で安元さんや平川さんと一緒に創りあげたものが前提としてあったので、それはもう皆さんに、ただただ感謝だなと思いながら演じさせて頂きました。

平川大輔さん(梶祥吾役):前作を収録したときに、もう二人のキャラクターは出ていて、「次はその二人がメインです」というお話を伺っていたので、一体どんな話になるのだろうと思って興味津々で読ませて頂きました。
また、物理的には殴る小嶋と殴られる倉田っていう図式になるんでしょうけれども、実は精神面では倉田が一番強いんじゃないかなと思うところがあって…普段からずっと明るくにこにこしてられるってのもそうですし、小嶋を受け止められるってのもそうですし、ああいう学校の中で一人だけ就職の道を選べるってのも、実は結構な精神力がないと出来ないんじゃないかと思うので、そういう意味ではとても大人なキャラクターなんだろうなと思いました。
そうなると、意外に小嶋は見た目に反して子供っぽいところもあるので、これはうまくいくのかもしれないなと。それで現場に来てみたら、何となくその通りのドラマが二人の間で展開されていて。先にメインとしてのドラマを録っちゃったからなのかもしれないですが、妙に親心的な感じで二人のシーンを聞いている感がありました。とっても微笑ましくて楽しくて、素敵な現場でした。

安元洋貴さん(蘇根川烈役):最初、前作と込みでシナリオを読んだ段階で、これを描いた先生は犬が好きだなって思いました。僕も犬すごく好きなんですが、大体パターンがあって、キャッキャキャッキャはしゃぎ続ける犬と、本当に言うこと聞く従順な犬とがあって、前作も今回もどっちのパターンもあったじゃないですか。それを見て、先生は犬が好きなんじゃなかろうかと思って、妙な共感を覚えました(笑)。
実際に演じてみて、犬じゃなくちゃんと人間をクローズアップしていたんですが……自分の中にどっちもあるんですよね。僕、自分自身がよく分からない人間なんですけど(笑)。犬っぽい人がすごく好きなところもあれば、自分が犬っぽくなってしまう瞬間もあるので、そういう意味で、捕まえやすかったです。たつがやってる犬(倉田)も、見ていて感情移入がしやすかったし、邪険に扱いきるわけでなくちゃんと愛しちゃってるご主人様を大宙さんがやってるし、「いいね、犬」と思って見ていました。


――聞き所や力を入れた所を教えて下さい。

水島さん:小嶋としての聞き所はやっぱり、ちょっとずつ自分の本質というか変態性の部分、Sっぽい所に目覚めていく展開やその辺で迷っているけど段々むき出しになっていく所とかですね。やっていてすごく面白かったです。不思議なんですけど、自分でもぞくっとくるような所を感じたり、「何か分かる」と思ったりしながらやっていたので、僕の変態性も出てるんじゃないかと思いますが。

(一同笑)

平川さん:いいの、そんなこと言っちゃって。

水島さん:まあでも、きっと誰でも持ってる範囲なんですけど、こういう状況になるとこれはこれで萌えるのかなと思ってました。二人のやり取りというか、恋愛としてはとてもシンプルだと思うんですけど、そこの深まり方だとか僕は聞いてて嫌な気分になるところが一つもなかったので、素敵だなと思いました。あと、僕の中で個人的な聞き所は……烈がかわいい、と。

安元さん:またかよ(笑)

水島さん:くやしいんですけど、ちょこっと出てくる烈が妙に可愛くて、ジェラシーを感じながらやりました。そんな二点です(笑)。

鈴木さん:個人的にはこの四人で絡んだりするシーンでしゃべっているのが楽しくて。今回、ドラマCDオリジナルのシーンで悪ふざけするというか、からかうシーンがあるんですけど、僕はそこがすごく好きで。本当にこういうのって学生ならではみたいな所があるので、そういうシーンはある意味で聞き所かなと思いました。そのシーンでの控えめな安元さんにもってかれたかなと……。

安元さん:なんで掘り下げんの(笑)

鈴木さん:「あ、くそ、いいな」って(笑)。
今回は僕がそういう、ご主人様にわふわふといく犬っこ体質だったのに、控えめにわふって言った安元さんがすごくよくて(笑)。「え?何で何で、俺頑張ってるよ」って思いながら、「ねぇねぇかまって」なんて、小嶋に言っていく倉田のさまが自分と被る所がありまして、「他人事じゃないな、倉田のこの行動」って思ってやっていた所も聞き所じゃないかと思います。

平川さん:倉田と小嶋のコミカルなケンカの部分というか、二人の芝居の“間”といいますか、それがすごく絶妙で、やる側とやられる側のポカスカ加減がとても小気味よくて、すごく楽しかったので、そこら辺は聞いてクスっとして頂けるんじゃないかなって思います。
あと、烈がね……梶的には「うーん、愛い奴」って感じなんですけど、平川的には「くっそくやしいな、これ」って思うところが多々あってですね(笑)。

安元さん:何でですか(笑)

平川さん:まだまだ精進しなきゃいけないなと、気持ちを新たにした今日一日でした。そんな安元さんを是非、聞いて頂きたいなと思います。

安元さん:非常にしゃべりづらいですね(笑)。
僕の今回のテーマとしては、絶対邪魔にならないようにしようと。主張しすぎて濃くなりすぎると話の腰も折ってしまうので、あくまで刺身のツマ的に出てきて、最終的にはみんなラブラブだねってまとまりまで持っていくきっかけというか、お話の流れを作るアシストのところを、いかに暖かくすっかなというところにこだわってやろうと思ってました。くどくなったりギャグにはしりすぎると、そこばかりがクローズアップされて、本来聞かせなきゃならないポイントがずれるので、邪魔にならないように気を使ったはずなんですけど……邪魔になってたみたいっすね(笑)。

平川さん:邪魔になってたわけじゃないよ。ちゃんと役を全うしてるからこそなんですよ

安元さん:(笑)。
聞き所は何というか、きゃんきゃん吠えて、遊んで遊んでって寄ってくるかわいい子犬をたつが一所懸命やってて、それを大宙さんが「めんどくせーよ」ってあしらう。ある種ツンデレみたいなもんですけど、「本当はデレデレのくせにこのやろう(笑)」って思いながら(笑)

水島さん:それは何、役?俺?

安元さん:トントンかな(笑)。そんな二人は全体を通してエネルギーがあるし、聞いていて元気になると思うので、二人の関係性全般が聞き所だと思います。


――ファンの方へメッセージをお願いします。

水島さん:僕としては、今までの役柄から考えると、どちらかというと倉田の方に近い役が多かったですね。こういうツンデレな所があってちょっと真面目というか、心に若干影があって、人には見せられないものを持っているっていう役をやったのは、あまりなかったので、そんな新しい自分というのを聞いてほしいなと思います。
あと、倉田は生徒会ではないですけど、生徒会室にいつもいるこの四人の楽しい空気を、皆さんも共有して頂けたらいいなと思います。

鈴木さん:今回はとにかく、僕が普段好きな人に対して思うような、「大好き大好き大好き」っていう気持ちを、倉田を通していっぱい表現させてもらいました。
相手に対して尽くしたいって思う気持ちが倉田の中にどんどん出てきて、それに対して小嶋と深い所で繋がっていけるというのは、自分的にも、「こういう繋がりがあったら、本当に幸せだよね」って思わせるような作品だったなと思います。皆さんもじんわりと幸せをかみしめながら聞いて頂きたいなと思います。

平川さん:たくさん作品がある中で、読み終わった後、聞き終わった後には色んな感想を持つと思うんですね。じんわりと「ああよかった」って感動するものもあれば、「ああ幸せになった」って思うものもあるし、作品によって感じ方は違うと思うんですけど。
僕はこの作品に対して、原作を読んだ時も、台本を読んだ時も、実際に収録が終わった後もそうなんですけど、とっても明るく「ハッピーv」っていう感じの気分になれたんですね。なので、是非その感じを皆さんにも味わって頂けたらなと思います。

安元さん:あえて言いますと、四人の馬鹿がですね、一所懸命まっすぐなラブコメを演じています。他にも出演者はいますが、特に真ん中にいる四人が、僕は図抜けた馬鹿だと思うので(笑)。
体温が高い作品になっていると思うので、寒い冬の夜長にでも聞いて頂いて、心暖まってくれればいいじゃない(笑)。すごく平和な気持ちになれる一枚だと思うので、心が荒んだ時などは聞いて頂いて、「あ、そっか、まっすぐ生きたらいいことあんな!」と確認して下さい。出来ると思います、これは。


CD■『愛の言葉も知らないで』
好評発売中 3,000円(税込)t
発売・販売:フィフスアベニュー
ブックレットには描き下ろし4コマ漫画掲載!

原作:本庄りえ

<キャスト>
小嶋圭一:水島大宙
倉田聡:鈴木達央
梶祥吾:平川大輔
蘇根川烈:安元洋貴

(C)本庄りえ/花音 芳文社
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