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1/17 アイマス“961プロ”イベント“速達”徹底レポート

見所満載のアイマス“961プロ”イベント徹底レポート!! 主役と勝者は961プロ。でも中村さんと仁後さんの数々のミラクルも!?

バンダイナムコゲームスの人気アイドル育成シミュレーションゲーム『アイドルマスター』シリーズのシークレットイベント、“THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 961 PRO SECRET EVENT”が、2009年1月17日、渋谷・パセラグランデで開催された。

このイベントは、2008年12月10日にコロムビアミュージックエンタテインメントから発売された『Colorful Days』と『オーバーマスター』の2枚のCDを購入し、応募したプロデューサーに抽選で参加権が贈られたもの。当選者には「あたりましておめでとうございます」という年賀ハガキが届き、全国で当選の喜びと落選の悲しみの声が飛び交った。

2009年1月10日には、“765プロダクション”が中心になったイベントが行なわれたが、今回は翌週に行なわれた“961プロ”イベントの模様を、客席後方からは見えないステージ上の細かな出来事に注目してお届けしよう。


新世代が中心になったイベント!


今週の“961プロダクション回”には、長谷川明子さん(961プロ・星井美希役)、沼倉愛美さん(961プロ・我那覇響役)、原由実さん(961プロ・四条貴音役)、中村繪里子さん(765プロ・天海春香役)、仁後真耶子さん(765プロ・高槻やよい役)が参加。前週の“765プロダクション回”からは、イベントの司会進行・アイマスのプレイなら任せて! のみんなのお姉さん今井麻美さん(765プロ・如月千早役)と、765プロの切り込み隊長下田麻美さん(765プロ・双海亜美/真美役)が抜け、かわりに961プロリーダーの長谷川さんと、会場に元気と癒しを運ぶ仁後さんが参加したユニット編成だ。

アイマス史上初めて「(中の人的には若手・新人の)961プロが中心になって行なうイベント」という意味で、全国のプロデューサー大注目のイベントだ。今回は参加者2人と劣勢の765プロ側には、家庭用『アイドルマスター』シリーズプロデューサー・バンダイナムコゲームスの坂上陽三プロデューサー……の従兄弟!? サカガミ・ホワイト氏が登場。冷や汗をかきながらチーム765としてイベントを戦ってくれた。


▲この決めポーズのシルエットは、パシフィコライブでも特に印象深かった。

これが完成版「オーバーマスター」だ!


「おほん。会場にお集まりの皆さん、お待たせしちゃいましたぁ! 盛り上がる準備はできてる? 今日はみんなを自分たちの虜にしちゃうから、覚悟しといてね! ほんじゃあ、いきなりだけどあの歌から行くよ!(響)」「歌はもちろん、オーバーマスター。華麗に、そして激しい宴を……(貴音)」との影ナレから、会場に響き始めるのは961プロイメージソング「オーバーマスター」!! 幻想的なイントロ、“over m@ster”の電子音から疾走感のある前奏に突入すると、客席が拳を突き上げる中、961プロの3人(長谷川さん、沼倉さん、原さん)が登場!! ステージ衣装は961プロの3人が作中で着ている“ビヨンドザ”シリーズをイメージした雰囲気。

前週の沼倉さん・原さんコンビにリーダー・長谷川さんを加えた3人での「オーバーマスター」は、これぞ961プロ! という感じ。2人バージョンでは2人の個々の声質や、「高嶺の花ね」は原さんで、「心に響き渡らなくちゃ」は沼倉さんなんだな……などパート分けの妙を感じることができたものの、3人の声が低音でなまめかしく絡み合う961らしさ、はやはり3人揃ってこそ。何より、美希が作中から抜け出してきたような、長谷川さんのビジュアルの説得力は、やはりオーバーマスターのパフォーマンスに欠かせないものだ。

会場は間近で歌われるオーバーマスターに、もちろん大歓声!! 自己紹介を済ませると、長谷川さんは舞台脇から台本をゲット。今日の進行役は長谷川さんが務めるようだ。そしてここで、「ふっふっふー、アッキー? 『アイドルマスターSP』の魅力を語るなら、あたしたちのこと忘れてもらっちゃ、困るわね!」と響き渡ったのは、765プロの中村繪里子さんの声! 会場からラジオ「アイドルマスターtP.S.プロデューサー」で定番の「覇王!!」というコールが飛ぶ中、中村繪里子さん、そして仁後真耶子さんが登場すると、会場は大歓声だ。

中村さんのファッションポイントは春香とおそろいのリボン、仁後さんは髪の毛の編みこみをがんばってやってもらったのと、手編みのマフラーがポイントとのこと。続いてサカガミ・ホワイト(※先週は、兄のブラック・サカガミが961側から登場)プロデューサーが登場し、イベントはスタートしたのだった。


▲「負けそうだし、私だけ移籍しようかな…」と呟く仁後さんを連れ去る原さんと、焦る坂上P。

765プロvs961プロ一番勝負は告白対決。沼倉さんの瞳に涙が!?


イベントのメインコーナーは、765vs961の対決企画二番勝負。最初の勝負は、出されたお題に沿った告白演技を客席が判定する“告白勝負”!! 「卒業式の日、校舎裏に憧れの先輩を呼び出して告白(中村さんvs沼倉さん)」「放課後の教室で眼鏡数学教師に告白(長谷川さんvs仁後さん)」「ふと2人っきりになったファミレスで、バンド仲間に告白(原さんvsサカガミ・ホワイトさん)」の3試合に対する、客席からの拍手判定のトータルで一本目の勝敗が決定される。

初戦先攻は中村さんの告白だったが、ここで味方のはずの仁後さんからは「すごいかわいいキャラでやってね、えりちゃんじゃないんだよ」との爆弾発言が! これには思わず激しくツッこむ中村さん。だが、「整理するよ……校舎裏に先輩を呼び出して」の表情と手つきが明らかに「そしてシメる」という感じだったり、「キーンコーンカンコーン」の擬音がセルフサービスだったりと、中村さんからは早くもネタの神の気配が……。だが、ここからがこの日の中村さんの一味違うところ。なんと、憧れの先輩にチョコを渡すかわいい女学生、の演技を1分以上アドリブで続けた熱演に、客席からはおおおおおっとどよめきのような歓声が! だがこの名演と、周りの出演者の「でも961が勝ちそう」という空気に、じわじわと沼倉さんの緊張メーターが上がっていたのだった。

大きく、大きく深呼吸を繰り返しながら、「帰ろうかな……がんばれ、がんばれ」とテンパりきった様子の沼倉さんに、客席まで大緊張。一旦涙ぐみながらも、キッと立ち直って「私、ずっと先輩のことが、好きでした……」と呟いた沼倉さんの姿に、会場は割れんばかりの大歓声。対戦相手のはずの中村さんまで、思わずガッツポーズをしていたのだった。泣く子と頑張る子には誰も勝てないというわけで、まずは961プロ、沼倉さんが先勝!

2本目では「美希、先生に美希だけに個人授業してほしいな……」と決めた長谷川さんだったが、告白ではなく「先生の授業で暗算が速くなりました! もっと授業受けたいです! ……え、告白? あ、そだ。えっと先生すきです!」と、天然の奇跡を見せた仁後さんが勝利を収め、対戦成績は五分!! 決着をつける第三戦は961の最終兵器原さんvs……サカガミホワイト。脂汗を流しながらの変態トークで健闘したガミPホワイトだったが、「ゆみなぁ、めっちゃ好きやねん。だからゆみを、人生のバンドメンバーにしてください……」と、貴音ではなく中の人になってしまった原由実さんが、もちろん圧勝したのだった。これで一本目は2勝1敗で、961プロの勝利!


▲思わず泣いてしまった沼倉さんだが……。

第二戦はPSP『アイマスSP』対決。画面には初公開の961キャラたちが!!


第二戦はアイマスSPで対決だったのだが、実は961プロが13レベル、765プロが9レベルのハンデ設定。アイマスSPは、「同点の場合は各節の順位が上のキャラが勝ち」というルール設定のため、審査員が帰りまくるなどのイレギュラーがない限り、961優位は覆しがたい状況(事実、前週完璧にプレイしたミンゴスPでさえ、30点フルマークで判定負けだった)。そこでこの記事では、勝敗よりもプレイ中のアイドルたちと出演者の様子に注目したい。

まず、沼倉愛美さん対ガミPホワイトの対戦では、画面上には「我那覇響」が初登場! 元気いっぱいな少年のような歌声とダンスに、会場は大いに沸いていた。まともに戦っては不利と見たガミPホワイトが「思い出を使ったら負けるよ」などの嘘情報を流すが、原さんの応援を受けながら頑張った沼倉さんが、見事勝利を果たしたのだった。

そして第二戦のクライマックス(!?)が、続いての長谷川さんvs中村さんだ。長谷川さんの「何対決にする? 腕相撲?」というアドリブから、ステージ上では長谷川さんと中村さんの腕相撲対決に!! アイマスのイベントやラジオでは、時折出演声優の腕相撲対決が行われることがあり、番付的には日頃のダンスの練習で鍛えている仁後さんが一番強いとされている。今回は、長谷川さん対中村さんの対決だったのだが……勝者は、なぜか仁後さん!? 何を言っているかわからないと思うので、詳しくは左の図解を見てほしい。

まさかの同士討ちをしてしまった765プロ。対戦でも長谷川さんが勝利を収めたのだが、真の見所は「タン、タン、タン、タン」と、今井麻美さん直伝のリズムでタイミングを取る入力法を見せた中村さんと、「えりちゃんなんでとんとんってしてるの?」とわからないままに、一緒にトントンとリズムをとって応援をしている仁後さんの姿かもしれない。また、「アッキー、PSP上下逆じゃないか?」と、プレイ直前に口撃を見せた中村さんの黒さ、素直にひっくり返してしまった長谷川さんの素直さも隠れた名シーンだった。

そして最終戦の原さんvs仁後さんの注目は、スクリーンに登場した貴音だ。曲は「青い鳥」!! ライブなどでは事実上千早の個人曲に近い扱いになっている「青い鳥」だけに、この選曲は非常に新鮮。甘やかでありながら伸び伸びとした歌唱は、「961組の他の曲も聴いてみたい!」と思わせるに十分なものだった。原さんは“思い出ルーレット”でさくさくとGOODを出すなど隙のないプレイを見せ、3本目、そしてこの日のトータル勝負でも961プロが勝利を収めたのだった。とはいえ、対戦が終わればノーサイド。「今日はこういう結果になりましたが、みんなで『アイドルマスター』を盛り上げていきたいと思います」と長谷川さんが、びしっと締めたのだった。


▲ラジオ相方同士のガチンコ対決。だが仁後さんのマイク位置に注目。

サプライズライブで『MASTER SPECIAL』収録曲「L・O・B・M」初披露!!


そして最後は、締めのミニライブコーナー。765サイドは、中村さんと仁後さんの組み合わせで、初公開となる「L・O・B・M」を披露してくれた。この曲は、「MASTER SPECIAL」シリーズに共通して収録される新曲だ。伸ばす音で韻を踏むような独特の節回しの、テンポがよくて元気がでる楽曲だ。個人的に「あ!」と思ったのが、歌詞の中に「3! 2! 1!」という部分があること。フルバージョンでは、「1! 2! 1! 2! 3!」なんて部分もある。ここで思い出されるのが前週の冒頭で下田麻美さんが唐突に行った全員で「1、2、3、ダー!!」だ。盛り上がりながらも会場も「?」顔だったのだが、リハーサルや収録でアイマスガールズがどんなネタで盛り上がっていたのか想像すると……それがつながった瞬間はちょっとした名探偵になった気分になった。

一方の961サイドは、前週には歌わなかった「KisS」を披露。「オーバーマスター」よりも一歩踏み込んでアダルティな楽曲だけに、長谷川さんの落ち着いた声音や原さんのウィスパーな歌声に客席もドキドキ。だが、一番生でないとわからないな……と思わされたのは、沼倉さんの「キス、キス、キス……」という低音のコーラスのなまめかしさ。楽器で言えばベースの音に相当する感じで、楽曲全体に膨らみを与えているようだった。また、振り付けもよりアダルティなもので、時々メンバー同士が腕を絡ませて入れ替わるときなどに一瞬キスをするような仕草を見せたりと、なんとも大人の雰囲気漂うステージだった。

最後に原さんのサプライズ・バースデー!!


これでプログラムは終了だったのだが、ここでビッグサプライズが。中村さんと仁後さんがステージに呼び戻されると、なぜか、中村さんは不思議な踊りを始める。中村さん? とステージや客席の視線が集まるうちに、すーっと舞台袖に消える沼倉さん。そして戻ってきた沼倉さんの手には、バースデーケーキが!! 実は1月21日は原さんの誕生日で、中村さんの踊りは、ケーキに気づかれないための幻惑だったのだ!!

満場のハッピーバースディの歌の中、照れた様子でろうそくを吹き消そうと、何度も息を吹きかける原さん。最後になぜか一息吹きかけてトドメをさす中村さん……となんともカオスな様子ではあったが、会場全体で原さんの誕生日を祝う気持ちが伝わってくる時間だった。

中村さんと仁後さんが楽しかったね、と和む中、締めの言葉を担当した961プロ勢は、「最後にすごいサプライズでした。ほんとにすごい嬉しいです、ありがとうございました」(原さん)、「961プロって資金力ある設定の割に初めて自分たちのイベントなので、盛り上がってくれて嬉しかったです!」(沼倉さん)、「私司会進行とかすごく緊張するんですけど、みなさんが盛り上がってくれてよかったです。また、次のイベントとかで会えますよね?」(長谷川さん)とそれぞれに締めの言葉を言ったのだが、ここでラジオのパートナーでもある長谷川さんから、中村さんに続きを言うようトスが。すると中村さんは、「もちろんです!! だってゲームのスイッチを入れたら、私たちはいつでもそこにいます。家でも外でもゲーセンでも、みなさんを待ってます!!」と120点の締め。今日の中村さんは最後まで神がかっていたな……という印象の中、今度こそ、イベントは幕を閉じたのだった。

最後に終演後コメントを紹介!!


仁後真耶子さん:今日はシークレットイベントにゲストで参加させていただきました。私は961プロの3人とお仕事で一緒にすごすことが、ライブでのちょっとした顔合わせしかなかったので、とても楽しい時間をすごすことができました。ドタバタひっかきまわしちゃってすいません、ありがとうございました。私はゲストなこともあって、3人で色々進行してるから、私はこっそりいたいなと思ってたんだけど、みんなの楽しい空気にわーってまきこまれてしまいました。皆さんこの作品が大好きでいてくれて、とても楽しい時間でした。

中村繪里子さん:引っかきまわし役2号中村繪里子です。今日は後輩3人がのびのびとトークをしてたり、プロデューサーさんとコミュニケーションしてる様子をすごくニヤニヤしながら見れて、765の時とは趣の違う、楽しいイベントでした。今日は確かにゲスト的な立ち位置なんですけど、来てくれるお客さんは765だけでも961だけでもなく、アイマスを好きだと言ってくれるファンの方々なので、実はあんまり違いはなかったです。

長谷川明子さん:今回は進行役として緊張してたんですけど、皆さんに助けてもらいながら頑張れるかなと思ってたら、お客さんが予想以上に頑張ってくれて、すごく嬉しくて楽しかったです。バースディサプライズもうまくいってよかったです。先週2人で歌う様子の写真とか練習見てると十分エロかっこいいんですが、3人で歌って踊れるのも嬉しいので、よかったです。

沼倉愛美さん:961主催のライブは初めてでして、961の3人を見に来てくれたお客さんということで頑張らねばと思う反面、今年の目標は脱力ですので、それが出せればいいなと思いながらやりました。何より由実の誕生日をやりたくてしょうがなかったので、成功して、ライブも楽しくできてよかったなと思います。長谷川さんがいるといないとでは大違いですね、ずっとリーダーとして引っ張ってくれていたので。やっぱり一緒にいてくれることが心強いんです。3人で歌うともっとパワーが出て、疲れ方も違いますね(笑)。

原由実さん:サプライズで誕生日を祝っていただいて、スタッフの皆さんやキャストの皆さん、会場の皆さんで歌ってくれて、当日じゃないけど今までで一番嬉しい誕生日です。繪里子さんが踊っててこれはなに? って思ってたので、ほんとに驚きました。今日は3人でKisSを歌えたんですが、色っぽさを意識して3人で振り付けを考えたりしたので、いい感じでできたんじゃないかと思います。今日は嬉しいことだらけでした、ありがとうございます。今日3人で歌った「オーバーマスター」は、アッキーがいることであ、これだ、って思いました。これが「オーバーマスター」だなって。

坂上陽三P:今日は961プロの3人でやってもらったのを765の2人がバックアップしてくれて、結果はボロ負けでしたけど(笑)、告白であそこまで沼倉さんが嫌がるとは思いませんでした。765プロと961プロを合わせてアイドルマスターの世界を広げていけたらと思います。


765プロと961プロのアイドルたちが活躍する『アイドルマスターSP』は、2009年2月19日にバンダイナムコゲームスから3バージョンが同時発売予定。また、2009年2月4日以降、コロムビアミュージックから音楽CD「MASTER SPECIAL」シリーズもリリースされるので、こちらも全国のアイマスプロデューサーなら要チェックだ。

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