この人がいるのに晴れている!?『モノクローム・ファクター』DVD発売記念スペシャルイベントレポート
コミックやドラマCDなど様々な展開を遂げてきた話題沸騰の『モノクローム・ファクター』が今春にアニメ放送を開始。そのTVアニメ放送もラスト2話となり、去る8月8日にDVDシリーズの発売がスタート。2008年9月14日(日)にDVD発売を記念し、東京・九段下にてスペシャルイベントが開催された。
二海堂昶役の小野大輔さん、白銀役の諏訪部順一さん、浅村賢吾役の神谷浩史さん、そして、オープニングテーマを担当したAsriel、司会進行にはマスター(我妻秋一)役の羽多野渉さんと豪華声優陣とアーティストが会し、収録にまつわる裏話などそこでしか聞けない“ぶっちゃけトーク”や名シーンにその場で声をあてていく“生アフレコ”、オープニングテーマ「Metamorphose」を担当するAsrielの“スペシャルライブ”や“豪華プレゼント抽選会”など、1時間半に及ぶ盛りだくさんのコーナーで来場者を沸せた。
●大きく盛り上がったトークコーナー!
定刻を少し過ぎ、会場が暗転すると会場全体が瞬間的に静まった。これから始まるイベントへの期待で静まる中、マスター(我妻秋一)役の羽多野さんの登場で黄色い声援が沸き起こる。そして、諏訪部さん、小野さん、神谷さんが呼び込まれると、ひとりずつの挨拶で諏訪部さんは「小野くんがいるんですが天候に恵まれました(笑)。今日はみなさんと楽しい時間を過ごしたいと思います」と言い、小野さんは会場全体を見渡しながら「こんなにたくさんの女性に集まっていただいて、嬉しく思います」と言う。続く神谷さんは「こんにちわ!がんばります、よろしくお願いします」と短い挨拶にも関わらず、笑いと歓声を全てかっさらっていった。そして羽多野さんはというと進行をしようとすると3人から弄られ突っ込まれ、早速イッパイイッパイなご様子だが、先輩に負けず必死にイベントを進めようとしていた。
まずは、ステージに椅子が用意され、向かって左には羽多野さんがひとりで、右には諏訪部さん・小野さん・神谷さんが並んで座る。そこで始まったのは、「収録にまつわる裏話などの“ぶっちゃけトーク”コーナー」。スクリーンに出されるお題に添って、ひとりずつ答えていくトークコーナー。一つ目の「自分が演じたキャラクター」というお題では神谷さんVS小野さんの小さな暴露大会が始まったり、「今の話、取材の人は書かないでね…?」なんてお願いも飛び出したまさにぶっちゃけたトークとなった。二つ目の「俺の覚悟」は諏訪部さん・小野さん・羽多野さんが声優になる際にした覚悟を語らう場面となる。そして3つ目のお題の「個性的なあの人」では、ゲスト声優について語らうことになった。印象的なゲストを挙げるところになると、小野さんは月影弘樹役の成田剣さん、神谷さんは立山龍三役の石丸博也さん、羽多野さんが“大輔”対決となった、鼎准一役の平川大輔さんのことを挙げると、「それを言うなら“小野”対決もあったね」と小野さんが語り出し、最終的には4人ともが様々なゲストに出会えた喜びなどを語っていた。
●Asrielも登場し華やかにパフォーマンス
二つ目のコーナーは「生アフレコ」。大きなスクリーンに、スタッフがピックアップした「第2話/傷痕の影」「第5話/背中の影」「第4話/剣の影」からワンシーンずつが流れ、そこにアフレコするという、ファンにとってはとても嬉しいコーナー。アフレコ用のスタンドマイクがステージに並ぶと、小野さんと神谷さんは揃ってマイクパフォーマンスを披露するやんちゃ振りを見せる。そんなハジケっぷりも、映像が始まってしまえば、息を飲むようなシリアスなシーンから、思わず吹き出してしまったギャグシーンまで、普段は観られない声優の“本気”が垣間見られ、バラエティーに富んだコーナーとなった。
羽多野さんだけが残ったステージ、続いてはオープニングテーマを歌うAsrielのココミが登場。羽多野さんがAsrielについて紹介し、Asrielがひとりになると、オープニングテーマ「Metamorphose」のイントロがスタート。最初はやや緊張した面持ちだったが徐々に会場の空気を掴んだのか、伸びのある艶やかな歌声を堂々と披露すると、オーディエンスもそれに促されるかのように手拍子が始まり、華やかなステージになった。
Asrielがステージから去ると、スクリーンには、残り2話のダイジェスト映像が流れ、再び4人がステージに集まり、プレゼント抽選会が始まった。プレゼント内容は、4人のサインが入った、ポスターと1話の台本を2個ずつと大判振る舞い。大きな拍手で終わった抽選会のあとは、羽多野さんの独壇場となった『モノクローム・ファクター』のインフォメーション。『モノクローム・ファクター』の関連商品が続々と紹介され、全てのコーナーが終了した。再びAsrielを呼び込み、ステージに立ったフルキャストが揃い、ひとりひとりから終了後の感想が語られた。
Asriel:今日はありがとうございました。手拍子もしていただけて、楽しみながら歌わせていただきました。感謝しています。先ほど羽多野さんのから告知がありましたが、PS2『モノクローム・ファクター cross road』のオープニングテーマ「氷の月夜」をAsrielが担当いたしました。ぜひ、ゲームと共に楽しんでいただければと思っておりますので、楽しんでください。今日は本当にありがとうございました。」
神谷浩史さん:今日はみなさんお越しくださりありがとうございました。本当に雨も降らずに良かったですね! それだけで少し心が救われましたね(笑)。雨男もいることですし、“雨、降るんじゃねーかな?”って思っていましたが、僕の晴れ男パワーが勝ったということで、よかったです(笑)。『モノクローム・ファクター』のアニメは残り2話となりましたけど、ゲームも出ます。そちらの声をやらせていただきましたので、アニメ、DVD共に最後までお付き合いください。よろしくお願いします。ありがとうございました!」
小野大輔さん:今日はこんなにたくさんの方に来ていただけて本当に感謝・感激です。『モノクローム・ファクター』という作品、そして二海堂昶という役とは、長い付き合いなのですが、アニメも未来に希望が持てるような終わり方になっており、コミックスもゲームもありますし、まだまだモノクローム・ファクターは続きます。これからも宜しくお願いします!今日はありがとうございました。」
諏訪部順一さん:楽しい時間が過ぎるのは早いもので、『モノクローム・ファクター』と共に過ごした時間は……本当に素敵な時間でした! これからも、この想いを胸に芸の道を突き進んでいきたいと思います。DVD特典映像の「モノクロ放送部」は、回が進むごとにどんどん大変なことになっていきますので、ぜひご覧下さい。よろしくお願いします!本当に今日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございました。雨が降る前に気をつけてお帰りください。」
羽多野渉さん:楽しい時間は本当にあっという間なのですが、『モノクローム・ファクター』という作品に携われて、まさかイベントで司会をやらせていただけるとは思っていなかったので、ビックリだったのですが、とても光栄に思っております。先ほどインフォメーションコーナーで喋らせていただいたのですが、これからもどんどん広がりのある作品ですので、是非是非、応援していただきたいと思います。キャラクターソングの収録の時、“マスターが最後なので、マスターの目が開くくらい歌ってください”って言われ(笑)、がんばって歌わせていただきましたので、色んな関連作品も楽しんでいただきたいと思います。」
『モノクローム・ファクター』の今後の関連作品リリースは、9月24日にマスター(我妻秋一)CV:羽多野渉が歌うキャラクターソング「Monochrome」、DVD第3巻が10月10日、ゲームPS2『モノクローム・ファクター cross road』が11月27日発売予定となっている。