茅原実里さんWEBラジオ『radio minorhythm』..

茅原実里さんのWEBラジオ『radio minorhythm』が初の公開録音を開催!サプライズ発表で新たなる活躍にファンの期待も高まった!

 『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希役や『みなみけ』の南千秋役など、声優として、そしてアルバム「Contact」をリリースするなど、アーティストとしても大活躍中の“みのりん”こと茅原実里さんがパーソナリティを務める、『radio minorhythm』が初の公開録音を9月13日に渋谷C.C.Lemonホールで行い、全国のみならず海外からのファンも含め2,000人が公開録音に参加した。

 女の子の部屋をイメージしたというこの日のステージにはローテーブルに赤いソファ、観葉植物、ぬいぐるみの“ムク”に『みなみけ』に登場した“フジオカ”の姿もあり、まるで茅原さんの家で公開録音をしているかのよう。茅原さん自身もクッションを抱えながらリラックスした感じで公開録音は進められた。

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●みのりんのお部屋で公開録音!?レアな曲をギター弾き語りで披露!

 公開録音では、自身のブログ「minorhythm」に書いた日記をピックアップし茅原さん自らコメントをする「ブログコメンタリー」のコーナーが行われ、アクターズスクールでの芝居のレッスンでドラマ「101回目のプロポーズ」をしていたという、2005年9月13日に書いた日記を紹介。この頃、茅原さんは仕事を取るのも大変な時期で、歯を食いしばっていこうとスタッフと一緒に頑張っていた時代だったと振り返る。そしてこの日からブログにコメントがつけられるようになり、自分が書いたことに対して返事をしてもらえることに嬉しいと感動していた。他にも「雨上がりの花よ咲け」の発売日である2008年8月6日の日記、2008年6月22日の「カラフライパンの唄」も紹介。さらに2008年8月9日のダーツ大会で優勝した日記を紹介し、ステージでそのダーツの腕前を披露した。野球投げスタイルで次々とボードを射抜く茅原さんにファンは拍手喝采。しかし正しいスタイルで目の前の的を狙うも、なぜかはずしてしまう茅原さんに会場は大爆笑。茅原さんにとってはダーツはストレス発散になっているそうだ。そして次に紹介されたのは2008年6月8日の6時間の戦い。ロフトベッドを時間をかけて作ってはみたものの、寝てみるとわずか40cm上が天井で安心して眠れないということで、現在は床で寝ているとか。

 他にもリスナーからのリクエストで“フジオカ”(みなみけに登場するくまのぬいぐるみ)のぬいぐるみを手に「なぜ私のフジオカが渋谷C.C.Lemonホールにいるのだ!バカヤロ~!」と『みなみけの』の千秋を披露したり、路上ライブで披露していたという「jelly beans」や、カラフルなフライパンを見て思いついたという「カラフライパンの唄」、日々何かを感じられることが尊く、とても幸せだということを伝えたいということで、「1一等星」を茅原さんによるギター弾き語りで披露し、そのふんわりした歌声や力強い歌声でファンを魅了した。

 公開録音後は、2008年11月26日に発売されるニューアルバム「Parade」の制作発表会が行われた。この発表会はファンには告知されておらず、会場のファンにとってはサプライズということで歓喜の嵐。メインテーマ曲「Voyager train」のPVが上映されると驚きの声とともに自然と手拍子が沸き起こり、大きなスクリーンに映し出された映像にファンの目は釘付けとなっていた。

 アルバム「Parade」の制作に当たって、初期の段階からタイトル決めなど打ち合わせに深く関わっているという茅原さんは「Parade」の由来について、「Paradeって温かくて素敵な響きだと思いませんか?」と会場に問いかけ、続けて「漠然と次の作品は温かい作品にしたいという気持ちがあり、皆と一緒に前に進んで行くという勢いのある名前を付けたかったんです。そういった意味で、Paradeって1人じゃなく皆で笑いながら進んでいくというイメージがあって、次のアルバムのタイトルとしてふさわしいし、しっくりくるなと思いました」と説明した。さらに「Parade」というアルバムタイトルの他の候補として、色々な困難に遭遇しつつも前に進んでいく強さ・躍動感から「アドベンチャー」という案も挙がっていて、そこから話が膨らんで「Parade」になったというタイトル決定の経過も話してくれた。また“どんなアルバムにしたいか?”という問いにも、「人間の体温が感じられる・共感してもらえるものが作れたら良いなと思っています。『雨上がりの花よ咲け』位から無機質だったものが有機的になってきて、“生の楽器ももっと入れていこう”ということになり、サウンドも温かくなりましたね」と話し、前作の「Contact」に比べてより暖かみの増したアルバムになることを予感させてくれた。

 そして、Lantisのデザインプロデューサーを務めている小島氏が登場し、キービジュアルのデザインについて、「核になったのは茅原さんの夢で、茅原さんの夢をベースにして組み立てたのが今回のジャケットデザインの基本になります」と今回の「Parade」のアルバムデザインについて説明した。さらに茅原さん自身が「本当にご迷惑をおかけしました」と言うほど打ち合わせを重ねたらしく「びっくりするようなアイデアがたくさんありました」とも話し、茅原さんも「頭に思い浮かんだ色々な案を小島さんに伝えていたんですが、凄いんです!それを全て詰め込んでくれました。」とのことなので楽曲以外にも茅原さんの思いが込められているビジュアルデザインも要チェックだ。

●制作発表会で涙するみのりん その訳は……

 そしてメインテーマであり発表会冒頭で上映された「Voyager train」を作曲したElements Gardenの菊田大介氏、作詞を担当した畑亜貴氏がステージに登場。作詞作曲する上で心がけたことについて菊田氏は「去年のアルバムから1年経ち茅原さんを取り囲む周りの環境の変化を含め、ツアーを重ねてのレベルアップ、シングルも何枚か出しているといった中で今までの流れを壊さないように、でも新しいことをしなくてはいけないということで凄くプレッシャーがあり煮詰まってしまいました。しかし余り深く考えてやっても良いものは出来ないと思い、1度本能の赴くままに作ってみようと思って浮かんできたサビから一気に作ることができました」。そして畑氏は「アルバムタイトルの候補を出すときに私は『Voyager train』を候補にしたんです。でも結局は『Parade』に通じるんですが、『Contact』から色々音楽活動を一緒にしてきた茅原さんが凄く変わってきていて、旅をしてきたなと思ったんです。まだまだ茅原さんは変わっていく、走っていくというイメージで『Voyager train』って良いなと思ったんです」。そんな二人の話を聞いて感動のあまり涙する茅原さんは、「泣くなんて思ってなかったな(笑)音楽を作っていくということは、こんなにも愛が溢れていることなんだと最近凄く感じます。菊田さんも畑さんも私のことを分かってくれた上で曲と詩をくれるので素直に歌え、皆に伝えることができます」と菊田氏・畑氏の楽曲を通してファンへ歌を届けられる喜びを語ってくれた。

●全国ツアー開催も決定!そして!

 さらにニューアルバムリリースといえばツアー!ということで2nd ライブツアーを行うことを発表。開催会場が1箇所ずつ発表される度に、客席からは拍手と歓声が沸き起こった。しかも今回は北京、上海、台湾で行われるライブにも参加することが発表されると、会場は歓喜の嵐となり「おめでとう!」の祝福の声が茅原さんに届けられた。

 今回の全国ツアーについて、茅原バンドのバンマスでありキーボードの須藤氏は「初のツアーだった“Contactツアー”の良かったところ悪かったところを踏まえて、より精度の高い音楽を作っていきたいと思います。今回はホールツアーということでお客様との距離感や音の響きビジュアル面を考えていかないと、と思っています」とコメントし、茅原さんも「Contactツアーが終わって、もっとまわりたいなっていう気持ちもあったので、2ndツアーで再びスタッフのみんなとライブが作れるんだと思うだけで凄く楽しみです。ライブハウスとは違いステージが広くなるということで、演出的な面で何か面白いことができるのかなとワクワクしています。全国をまわれ、近くまで会いに行けるというのは、凄く嬉しいです」と、今からセカンドツアーに向けて期待を寄せた。ライブ会場よりも広いホールということで、茅原さんとバンドの新たなパフォーマンスにも期待が高まるツアーとなりそうだ。そして海外ステージについて茅原さんは、「海外からのメッセージもどんどん増えてきています。外国で自分のステージの時間をもらって歌を歌うという実感がイマイチ沸いていないんですが、これはそうそうできることではないので、ありがたい機会だと思っています。言葉の面などいろいろ不安要素はあるんですが、いつも通り自分の気持ちをしっかり込めて歌っていきたいと思います」と海外のステージで歌うことへの不安と期待、そして挑戦する気持ちが入り乱れるなか、気持ちを込めて歌うという芯はぶれていない茅原さんの、海外での活躍も楽しみだ。

 さらにこの制作発表会のステージで、アルバム「Parade」のメインテーマ曲「Voyager train」を生披露。アップテンポなナンバーと力強い茅原さんの歌声に、ファンもサイリュームを大きく揺らし応えていた。世界で一番最初に「Voyager train」を生で聴いたというプレミアム感もあり、歌い終わってからもしばらくの間声援と拍手が贈られた。

 最後に茅原さんから「ラジオが不得意だったので上手くやっていけるか不安だったんですが、茅原実里という人間をみんなが受け入れてくれたので、毎週素直な気持ちを皆に伝えることができます。皆の思いを私に届けてくれるラジオは、私にとってかけがえのないもので、これからも100回200回と続けていきたいと思います。ツアーも皆と楽しく笑顔の時間を過ごしていけるように、私ももっともっと努力して、まずは良いアルバムを作っていきたいと思いますので、楽しみにしていて下さい。今日は幸せな時間をありがとうございました」と公開録音とニューアルバム制作発表の感想をコメントすると、ファンから惜しみない声援が贈られイベントは幕を閉じた。

 ファンとの距離を大切にする茅原さんならではの公開録音・制作発表会となり、茅原さんの新たなる活躍に期待が高まるイベントとなった。

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