TVアニメ『獣の奏者エリン』のエンディングテーマを歌っている、オーガニックポップデュオ・cossami（コッサミ）がTAFでライブ！

　好評放送中のTVアニメ『獣の奏者エリン』のエンディング（ED）テーマを歌っている、オーガニックポップデュオ・cossami（コッサミ）が、2009年3月20日、「東京国際アニメフェア 2009」（TAF 2009）会場内、NHKブースに登場。EDテーマの「After the rain」などをファンの前で披露した。

　TVアニメ『獣の奏者エリン』は、人気作家・上橋菜穂子氏の小説『獣の奏者（そうじゃ）』のアニメ化作品。現在、NHK教育テレビで毎週土曜18：25から放送中（23：00から再放送）。

　その『エリン』のEDテーマと挿入歌を歌っているのがcossami（コッサミ）。高校在学中に結成したバンドがきっかけで06年に結成された、みなみとひろこによるユニットだ。生音ベースの癒される優しいアコースティックなサウンドが魅力。その音楽性に魅了された浜名監督によって、今回の『エリン』のEDに起用。一気にブレイク中だ。

　そのcossamiが、3月20日、お台場・東京ビッグサイトで開催された「東京国際アニメフェア　2009」（TAF 2009）のNHKブースに登場、ミニライブを行った。EDテーマの「After the rain」のほか、挿入歌の「ララリラ　ラリラ」「青い星」も披露。「TAF　2009」の来場者も癒しの歌声に足を止め聴き入っていた。

　イベントならではの1日4ステージというスケジュール。ライブハウスなどとは違い、大型イベントのブースでのステージということで、オーディエンスも多様。だが、ひとたび歌い出せば誰もが足を止め聴き入るのがcossamiの音楽だ。

　ちょうど来場者の数もピークに近くなった午後にスタートした3度目のステージ。周囲のブースでもライブイベントなどがたくさん行われている状況にも「まわりの音に負けないように頑張ります」とひろこさん。まずは『エリン』の挿入歌の「ララリラ　ラリラ」でライブがスタートした。
　
　「TAF 2009」の中でも大型のNHKブース。タンバリンを持ったみなみさんと、ギターを持ったひろこさんが、ライトに照らされ座っている。シンプルだからこそ、歌に聴き入ることができるステージだ。

　続いてはひろこさんがアコースティックギターを持ってから、2人で初めて作曲したという「sun.day(サンデー)」。日曜に限らず会いたい人がいたら、会いに行ってほしいという願いがこめられた、この楽曲の後は、こちらも挿入歌の「青い星」を披露。

　ここでMCタイム。話題はもちろん『エリン』。「正座して観ています」というひろこさん。「原作を読んでエリンがとても魅力的だと感じました」というみなみさんは「エリンの気持ちを意識して歌っています」とのこと。2人ともエリンの母の死には涙したそうだ。

　そしてED曲「After the rain」へ。歌い終わったみなみさんは「素晴らしい作品なので、明日からNHK教育テレビをチェック！」（この日は金曜日、翌日は『エリン』の放送日）。ひろこさんも「今、『エリン』を知った方も、土曜日の18：25分から観て、そして私たちの曲も聴いてください」と作品と楽曲をアピールしていた。

　5月2日には、NHKホールで行われる「アニメ主題歌大全集」にも出演。6月からはインストアイベントなども精力的に行い、09年の音楽シーン＆アニメシーンにオーガニック旋風を巻き起こしそうなcossami。今後の動向といよいよ物語が大きく動き出した『エリン』に注目だ。（敬称略）