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茅原実里さんが「Minori Chihara Live Tour 2009~Parade~」追加公演!パシフィコ横浜が酔いしれた魅惑の“みのりん”ボイスの全貌をレポート!

 2ndアルバム『Parade』を手に、2月7日よりスタートした全国ツアー「Minori Chihara Live Tour 2009~Parade~」。北は北海道から南は福岡までを舞台に、全国9ヶ所で開催したコンサートは、全会場で大盛況。その嬉しい余波を受け、3月22日に・パシフィコ横浜を舞台に同ツアーの追加公演が決定!! 5千人を擁する会場は、完全Sold Outを記録。当日も、3時間半に渡ってみのりんが大興奮の舞台を作りあげてくれた。この日の模様は、後にLive DVD、そして写真集としての発売も決定!!その日まで待てないキミたちに、さっそく、当日の模様を駆け足ながらお伝えしちゃいましょう!!


●「みんな~、会いにきたよ~!!」

 場内に流れ出したピアノの音色へ導かれるように、これまで煌々と場内を照らしていた照明が、徐々にその色を落としていく。やがてその音色は、ドラマチックな展開描きあげる壮麗なバラード・ナンバー「Prism in the name of hope」のイントロへと変わってゆく。その旋律に導かれるように、みのりんが2階ステージへと姿を現した!! すでに会場中は青いサイリウムの海が波打っている。なんて美しい幕開けなんだろう。楽曲は次第に開放的な表情へ姿を変えてゆく。続いて唸りを上げたギターの音が奏で出したのが「FUTURE STAR」。みのりんも力強く躍動的に歌いあげてゆくよう、ここからは「のらずにいれますか」と言いたくなる激しく開放的な楽曲が次々飛び出し始めた。激しい音を背に、秘めた情熱醸しながら歌った『蒼い孤島』。力強く疾走していく歌声とサウンドのシンクロ度が胸昂らせてゆく「too late? not late...」にのせ、誰もが思いきり熱狂していく。

ロマンチックな雰囲気満載で届けてくれた「ふたりのリフレクション」。フワフワとした空気も肌に感じた、「Fairy Tune」。「Cynthia」では、ムードとハード2つの表情を1曲の中へ詰め込みながら、演奏。ちょっと大人びた声色も、みのりんは魅せてくれた。さらに、“みんなへの応援歌として作った”「雨上がりの花よ咲け」では、満員の観客たちに笑顔とパワーをプレゼント。その勢いを抱いたままドラマチック&ハードにせまった『詩人の旅』では、会場中が一体化した熱狂へと包まれていった。


●その歌声は多彩で豊かな表情でファンを魅了する

中盤には、アコースティックなスタイルでのメドレー・コーナーが登場。演奏したのは「Sandglass~記憶の粒子-Last Arden-Peace of mind~人魚のささやき」の3曲。じつはこの日「Sandglass~記憶の粒子」の歌詞が途中で出てこなくなり、改めて歌い直すハプニングも登場。やはり大舞台&シューティングも兼ねてということもあり、みのりんも緊張していたのでしょうか?!

白の世界に包まれながら力強く歌った「光」。想いを馳せるよう哀惜な表情のもと歌いあげた「そのとき僕は髪飾りを買う」。壮大な景観を描きながら、じっくり歌いきった「勇気の鼓動」と、バラード・ナンバーが続いてゆく。弾けた表情もみのりんの魅力だけど、じつは卓越した歌唱力を持った彼女の魅力をじっくり味わうには、この手のバラードも、いい感じで胸に響いてくる。さらに彼女のファルセット声も堪能できた「Melfy tale storage」でも、みのりんの持つドラマチックな声の表情を思いっきり堪能。

「Lush march!!」では、“みんなで旗を振りたいと思って作った”という、グッズの小さな旗を会場中の人たちが手に持ち、みのりんの振る旗の動きに合わせ、赤色の旗を一斉に振りながら、彼女と一緒に楽しそうはしゃいでゆく。ここからは、「盛り上がらずにいれますか」という勢いあふれるナンバーが次々炸裂していく。ウルトラオレンジのサイリウムが一斉に輝き出した、駆け上がるような激しいビートが炸裂してゆく「Voyager train」での高揚したムード。続く「輪舞-revolution」では、会場中をミラーボールの光が包みゆく中、誰もが「hay×4」と掛け声を上げながら、熱狂の渦を作りあげてゆく。みのりんも、ステージを左右に動きながら観客たちを煽っていたのはもちろんだ。


●みのりんを包むブルーの光!そして……

ゆったりスケール感あふれる演奏からの幕開け。「みんな行くよぉ~!!」のかけ声とともに、演奏は一気に情熱さ満載のロックなスタイルへと変貌。「君がくれたあの日」を通し、興奮のエナジーが会場中からほとばしっていく。「Paradise Lost-at next nest-」では、ハーフ・サイズにしたスタンド・マイクを手に、思いきり小悪魔ロックな雰囲気のもと、パワフルに煽りながら攻めあげてゆく彼女の姿も。この時点で、会場の誰もが我を忘れ、無我夢中でステージ上のみのりんへ向け、沸き上がるエネルギーを有らん限りの力のもと、ぶつけ続けていた。

本編最後は、これまでの熱気を優しく包み込むよう、ブルーの光に包まれながら、穏やかな表情のまま「透明パークにて」を歌いあげてゆく。誰もが、その歌声と演奏へ静かに身を横たえていく。まるで、 みのりんの歌声へ寄り添っているような気分だ。そんな穏やかな空気を作りあげながら、彼女は客席へ向かって深々とお辞儀をしたうえで、舞台上から去っていった。


●……アンコール!今年の夏は野外でみのりんと弾けよう!

ステージ背景へ星空が点滅。その光へ吸い込まれるよう、2階ステージへふたたびみのりんが登場。彼女は、階段に座りながら、その星空を見上げつつ「everlastng...」」を歌いあげてゆく。「純白サンクチュアリィ」では、白い光に包まれながら優しく演奏がスタート……が、テープ弾の発射とともに、またもPPPHなノリも炸裂する一体化した盛り上がりムードへ。この興奮昂る感情を味わいたくて、僕らは彼女のライブへ足を運んでしまうんだよな。

 「暑くない!!でも、暑いのがライブだから!!みんな、もう1曲歌っていい??」

 その声を合図に、ほのぼのとした穏やかな空気を運んでくれた「Say you?」を歌唱。美しい調べに、みのりんの美しい歌声も重なりあっていく。

 ここで、嬉しいお知らせを発表。「まず、本日の模様がLIVE-DVD になって発売になります。ブルーレイでも出ます。そして、初のライブ写真集の発売も決定しました。さらに6月3日に、最新シングルがリリースになります。もう一つ嬉しいお知らせが。8月1日~2日に、河口湖ステラシアターで野外ライブを2日間開催します!!」。昨年以上に大きな飛躍を描き出そうとしているみのりん。その想いに相応しい未来が、すでに具体化になっている。もう今から楽しみになってきた。

 そして最後に、晴れやかなラテン系ナンバー「花束」を歌う……のだが、途中から感極まってしまう場面も。でもわかる気がする。まだまだ夢描く道のりの途中とはいえ、こんなにも大きな夢の絵が、また1枚いろんな人たちの想いを絵の具に変えながら、最高の想いのもと描きあげられたんだもの。演奏が終わってさえも、何度も何度も満員の観客たちに「ありがとう」と挨拶し続けていたみのりん。その小さい身体が綴り続ける物語は、いつも僕らに感動を響かせてくれる。その感動を、また夏に味わおうじゃないか!!

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