ハードボイルド、萌え、そしてセクシー!メディファク春のアニメフェスティバル『三神合体ファン・タユ・クイーンズ』が国際ファッションセンターホールで開催!
名作、大作、意欲作! 今年もあまたの新作アニメが誕生しているこの春先。すでに放送を開始したこれらの作品に、心を躍らせているファンも多いのではないだろうか?
多くの楽しいアニメを提供してきた萌えコンテンツ業界の雄、メディアファクトリーもその奔流のごときアニメの数々の中に、大きなクサビとなるキラーコンテンツを投入し、話題を呼んでいる。このそれぞれの方向性を持つ作品、『Phantom~Requiem for the Phantom~』、『タユタマ -Kiss on my Deity-』、『クイーンズブレイド 流浪の戦士』の3作を集めた特別合同イベント、メディファク春のアニメフェスティバル『三神合体ファン・タユ・クイーンズ』が、2009年3月29日、[国際ファッションセンターホール]にて行われた!
豪華キャストを招いてのイベントは、会場でしか聞けない愉快なトークてんこ盛り。多くのファンの歓声を集めていた!!
●亡霊帰還、殺戮の果てに流れる鎮魂歌とは
イベント最初の紹介となったのは、人気ゲームメーカーNitro+の処女作にして、いまだ最高傑作の呼び声高いアサシンアクション『Phantom』のTVアニメ、『Phantom~Requiem for the Phantom~』である。監督にハードな世界観を独自の映像美で描くことで知られる真下耕一監督を、脚本に『機動戦士ガンダム00』でも知られる人気脚本家、黒田洋介さんを迎え、『Phantom』の世界を新たなスタイルで織り直す。
今回のイベントのゲストとして登場したのは、謎の組織『インフェルノ』最強の暗殺者にして記憶を奪われた少女、アイン役の高垣彩陽さん、Nitro+最狂広報のジョイまっくすさんの2人。楽しいトークで会場を沸かせている。
トークの話題となったのはアインのキャラクター性のついてや、アフレコのエピソードなど。特に、アフレコのエピソードでは「複雑なキャラクター性なので台本がとても難しく、皆さんとても悩まれて演じている。心を使い果たす感じ。でもその分、充実した気持ちでアフレコスタジオから帰れる」と、熱のこもった収録現場の模様を語っている。さらに、真下監督がキャスト1人1人を熱心に指導する一方、収録現場に来たキャストを「地獄へようこそ」と出迎えているというエピソードも……。
さらに第1話の特別上映も行われ、ハイクオリティーなアクションと叙情的な雰囲気で会場のファンだけでなく高垣さん、ジョイさんをも酔わせていた。
そんな『Phantom』コーナーの締めくくりとなったのが、作品にちなんだ射撃ゲームである。こちらはダーツを打ち出すスペシャルトイガンで、お題目が書かれた的を撃ち、そこに書かれたトークを行うというもの。アインそのものとはいかないまでも、中々の腕前だった高垣さんは、「好きなキャラクターを描く」というお題目に命中させ、可愛い絵柄のアイン(+ジョイさん)を描いている(イラストは公式HPのブログをチェック)。一方、ジョイさんは「『Phantom』の悲しいこと」に命中、「まるで亡霊のようにNitro+最高の評価を受け続ける『Phantom』が悲しくもあり、TVアニメ化するのがうれしくもあり」と語っている。
なお、『Phantom~Requiem for the Phantom~』はWebラジオ『Phantomらじお~明るい未来計画~』も展開中。こちらは本編とうって変わった明るいものとのことなので期待していただきたい。
●可愛いお嫁さんは太転依(たゆたい)!?
高垣さんとジョイさんに“黒い”とまで評された『Phantom』に対し、『タユタマ -Kiss on my Deity-』の雰囲気は明るくアットホームな作品。太転依(たゆたい)と呼ばれる地霊と人間との共存を、神社の1人息子である主人公、泉戸裕理と神的な力を持つ太転依の化成、ましろを中心に描く人気PCゲームを原作としている。
マスコットのように愛らしい太転依や、個性豊かなキャラクターが登場した第1話の試写に続いて登場したのは、ヒロインましろ役の力丸乃りこさんと、裕理の幼なじみの少女、河合アメリ役の下田麻美さんだ。「絵がキレイだったね~」と2人とも、第1話のクオリティーの高いビジュアルをほめちぎっていた。
また、アフレコの苦労についても話題になっている。幼女の姿と少女の姿の2態で登場したましろを演じるのに、力丸さんは「知識はあるけどまだ幼い“おしゃま”な感じを出すのが難しかったし、これまでこれほど小さな女の子を演じたことがなかったので、苦労した」と語っている。一方、下田さんは「話が進むごとに元気になっていくので、汗だくになって演じています」とのこと。
話題は音泉で大人気放送中のWebラジオ『タユタマらじお-昼下がりの嫁たち-』(メディファクラジオでも配信中)にも及んでいる。こちらでは花嫁修業コーナーの話題、2人の登場するときのキャッチフレーズ、開始する際の「タユっす!」という元気の良いあいさつなども紹介され、会場の笑いを誘っていた。
「メディファク☆モバイル」で配信されるTV連動企画、『After Voice Message』も魅力的だ。なんと、TVのストーリーをそれぞれのキャラクターごとの視点で独白するというボイスコンテンツなのだ。各話、独白するキャラクターが違うということなので、注目して欲しい。さらに「メガミマガジン」読者限定の『After Voice Message』配信、DVD特典のメインヒロインを決めるキャラクター人気投票なども同モバイルサイトにて行われている。
●あふれるフェロモン、バトルファンタジー
さて、最後の作品になったのが、ホビージャパンの人気ゲームビジュアルブックをアニメ化した『クイーンズブレイド 流浪の戦士』だ。人気イラストレーターの手による肉感的な美戦士たちが繰り広げる扇情的な戦いは、ゲームの枠を超え、フィギュア、アンソロジー、ドラマCDと多くの分野に波及。多くのファンを集めている。
そんな作品だけに、キャラクターのサービスシーンに目が行きがちであるが、上映された第1話のストーリーは、古き良き時代のファンタジー小説を思わせる重厚さを秘めたものになっている。とはいっても、男性ファン垂涎のサービスシーンも充実の出来。上映された映像は地上波放送版であったため、多くのシーンに特殊な効果が入ってしまっていたが、AT-X放送分、そしてDVD・Blu-Ray共に、あのりんしんさんが作画監督を務める美麗な戦士たちのあられもない姿を楽しむことができるとのこと。期待して欲しい。
トークコーナーのゲストは主人公、“流浪の戦士”レイナ役の川澄綾子さん、人気キャラクター“武者巫女”トモエ役の能登麻美子さん。アフレコ中、地上波放送版がどんな描写になるかキャストの間でも話題になっていたらしく、今回の試写を見て「こうなったんだ!」と驚き会場の笑いを誘っていた。
そんな2人にとってのそれぞれのキャラクターの見どころは、「アニメで初登場のロングヘアーのレイナの姿」(川澄さん)、「仲間と戦うことになるトモエの悲しみや心の動き」(能登さん)とのこと。また、川澄さんは、旅の道連れである“荒野の義賊”リスティとの旅や、レイナと姉である“雷雲の将”クローデットとの和解への期待についても語っている。
また、トークでは「戦ったら勝てそうなキャラは?」(2人で相談した結果、“古代の王女”メナスならどうにかとのこと)、「注目しているキャラ」(“歴戦の傭兵”エキドナのパンツ代わりのヘビ、ケルタン君が気になるそうである)など、楽しい話題は尽きない。
告知も充実している。Webラジオ『ラジオ・クイーンズブレイド』は川澄さんと能登さんがパーソナリティを勤める主人公サイド、 メローナ役の釘宮理恵さん、メメナス役の後藤邑子さんの沼地の魔女軍団が交互に放送していくとのこと。
公式HPとYouTube(メディアファクトリーTV)で公開中のフラッシュデジタル漫画も注目。人気作家によるデジタルマンガや設定資料を使った面白会話などが閲覧できるのだ。しかも、こちらには普段聞けないようなシチュエーションでのキャストのボイスも入るという。楽しみにしていて欲しい。
このように、楽しいトークや最新情報満載だったこのイベント。各コーナー終了後にはプレゼント抽選会も行われ、最後までファンを楽しませていた。もちろん、アニメ本編、そして多くのメディアミックス展開もイベントに負けない楽しさを秘めている。興味を持った人は、お気に入りの作品の公式HPからチェックしていこう!
(C)2009 Lump of Sugar/タユタマ製作委員会
(C)2009 HobbyJAPAN/クイーンズブレイドパートナーズ