ミニライブではCD収録曲をすべて披露する豪華さ！富田麻帆さんが「Crimson Star」発売記念イベント開催！

　5月27日にメジャー第1弾シングル「Crimson Star」をリリースした富田麻帆さんが、発売を記念して6月6日、東京・代々木アニメーション学院アキバ校にてイベントを行った。トークショー、握手会に、シングル収録曲すべてを披露するスペシャルなイベントだ。

　イベント前の記者会見で、「約2年振りに発売記念イベントができてうれしく思っています。雨女のためか、今日も雨が降ってしまったのが残念でしたけど（笑）。久しぶりの生歌なのですごく緊張してます。新曲の2曲は難しいし、歌い慣れた『Wing of Destiny』でさえもリハーサルでメロディがわからなくなって。ひやひやしてます（笑）。秋葉原は仕事では2年ぶりになりますが、実は先日、自分のCDがお店でどう置かれているのか、チェックしに来ました。来るたびに進化してますね。この街は」と笑顔で語っていた富田さん。緊張感を漂わせながらもうれしさが隠せない様子。

●デビュー時から一緒の中村プロデューサーとの爆笑トーク

　開演時間になると、アーティストデビュー時からの長い付き合いで仲良しの中村プロデューサーと二人で登場し、トークセッションが始まった。この日、雨が降ったことについて「自称・晴れ女のつもりなんですけど。『晴れのちハレ！』という曲も歌っているのに。この前、FMの公開録音イベントでもどしゃ降りで（笑）」と話しながらも、たくさんのお客さんが詰め掛けてうれしそう。

　また本格的な単独イベントは約2年振りのため、「昨日はあまり眠れなくて。今もちょっと緊張してます。中村さんも2年振りで緊張してるでしょ？」とステージ上で緊張を確認し合う二人。しかし、「『Crimson Star』を50回以上聴いている人？」と客席に聞くとたくさんの手が挙がったのを見て、笑顔で「飽きない？（笑）」と話したり、6月1日の誕生日を祝う拍手が起きたりするアットホームな雰囲気に、すっかり和みモードで進んでいった。　


●第一声を聴いた作・編曲の上松範康さんの一言とは

　急きょお客さんからの質問に答えるコーナーも設けられ、「今までと違うロックテイストの曲ですが、どのように歌ったんですか？」の問いに、「どう歌おうと思う前に歌い方を忘れていて。ミュージカルの影響で、声が変わっていて、上松さんからも『誰？』と言われました（笑）。ロックではリズムが大切なので、リズム感を気にしたり、アクセントを多く入れてみたりしつつ、“せつなかっこ良さ”を意識しました」。

　今回の衣装のポイントを聞かれると「まずイメージカラーを決めて。赤と黒にしようと。赤だけとか黒だけならあるけど、両方はなかなかないし、曲名も赤で、私も赤が好きだから。ちなみに曲名候補は最初『Crimson Heart』でした。あとは曲に合わせてかっこかわいくかな」。ライブなどの予定については「中村さんに聞いてください（笑）。私としては好きですし、ぜひやりたいです！」とアピールする期待の拍手が送られた。


●ボーカリスト・富田麻帆を華麗に力強くアピール

　途中、じゃんけん大会を挟むミニライブでは「Crimson Star」、「リンクシンク」、「Wing of Destiny」とシングルに収録された3曲すべてを披露。Elements Gardenによる3曲は、生で歌うには難易度が高い曲だったが、表情豊かに歌うボーカル力をみせ、客席も「Crimson Star」や「Wing of Destiny」では、会場総立ちでルミカも揺れる盛り上がりで、ミディアムバラードの「リンクシンク」では、イスに座ってじっと歌に耳を傾け、メリハリのあるステージとなった。

　ミニライブを終えて興奮冷めやらぬなか、「久々にこんなに大勢の前で歌ったら、ちょっとオンチだったかな（笑）と。すごく楽しい時間を過ごすことができました。また次回も、イベントやライブをやる機会があったら、来ていただけたらうれしいです。本日はありがとうございました」とあいさつ。その後の握手会でお客さんとの交流を楽しんだ。「Crimson Star」のリリースと今回のイベントを、音楽活動の再出発と位置付けた富田さんだが、最高のリスタートを印象付けられたイベントになった。


●イベント直前インタビュー「かわいさ・せつなさ・かっこよさを兼ね備えた曲」

――「Crimson Star」が先日リリースされましたが反響はいかがですか？

富田さん：発売後、ファンの方から「かっこよくて何度も聴いています」というメッセージをいただいたり、友達からは「売ってなかったよ」と電話がかかってきて。「秋葉原に行けば売ってるよ」と言ったら、本当に秋葉原に来て買ってくれたようで。自分はいろいろな人に支えられているなと実感しました。


――「Crimson Star」の特徴や聴きどころは？

富田さん：これまで歌ってきた曲もかわいかったり、せつなかったり、かっこよかったりしましたが、今回の「Crimson Star」はそれらの要素を兼ね備えていて難しい曲だなと思いましたが新しい挑戦になりました。音も厚いし、いろいろなサウンドが入っていて、何度でも楽しめると思います。


――レコーディングに際して苦労されたことは？

富田さん：歌入れに臨むにあたって、ミュージカルなどに出演していたからか、声が太くなっていたようで、曲を作ってくださった上松さんにAメロを変えてもらいました。また友達を誘ってカラオケに行って、最近のアニソンの傾向を調べつつ、今回の曲にあった歌い方を見つけることができました。


――「Crimson Star」は富田さんも声優で出演しているPSP用『グローランサー』のセカンドOPですが、ゲームはプレーしましたか？

富田さん：やっていますが『グローランサー』はまだ終わってません。ノンストップドラマティックRPGのはずなのに行き詰まりまして、まだ私が歌うED曲の「リンクシンク」は聴けていなくて。攻略本が発売されたら参考にしようかなって（笑）。


――皆さんへメッセージをお願いします。

富田さん：このCDをきっかけにこれからも成長していきながらいろいろな歌を歌っていきたいです。皆様の応援なしではできないことなので、今後ともよろしくお願いします。


『Last Dance,First Song』
6月16日（火）～18日（金）六行会（りっこうかい）ホール
[16日（火）15時～プレビュー公演]
チケット　3,500円（税込み）、プレビュー公演3,000円（税込み）
公演特設サイト
http://lastdance.petit.cc/

「Crimson Star」／富田麻帆
5月27日発売
1365円（税込）
発売：キングレコード