スリーナイツ降臨!「ライフウィズアイドル」のセカンドイベントを全力疾走!
話題のアイドルノベルソフト「ライフウィズアイドル」のキャラソン&ドラマCD「スリーナイツ・オン・CD -レッド-」発売記念イベントが開催され、会場となった秋葉原・石丸電気ソフト本館に「スリーナイツ」が顔を揃えた。
「ライフウィズアイドル」は、駆け出しプロデューサーとアイドル候補生がステージに向かって走り出す情熱系アイドル小説を、人気声優のボイスや歌と共にパソコンの画面で読む新感覚のマルチメディアノベル。今回が二回目のイベントになる。
イベントでは、作中アイドルグループ「スリーナイツ」を演じる天見由宇役・梶裕貴さん、御子柴凛役・小田久史さん、綾辻京介役・前野智昭さんの3人が、声を張り上げ、悶えたり歌ったりと、2時間に渡り大はしゃぎ。あいにくのお天気にもかかわらず超満員のホールで行われた全力疾走のイベントをレポート!
●前回のWebラジオ内コーナーで負けた梶裕貴さんが司会進行!
登場した梶さん、小田さん、前野さんへの大歓声からイベントはスタート! その声に答えて3人はにこやかな表情を浮かべる。オープニングでは「お弁当を食べ過ぎて……」との梶さんのトークに会場がどよめいたが「前回より2倍のボリュームがあるからね!」との開幕宣言に大歓声が上がった。
まずは最初のコーナー『朗読劇』から。本イベントと劇中世界がシンクロした、スリーナイツの三人がイベントの下見にステージに来て……という凝った書き下ろし台本に会場は一気に引き込まれた。
歌と共に遠くを見つめる由宇、元気でやんちゃな凛、大人の雰囲気を漂わす京介が、ステージ上から観客に語りかけてゆく。
ところが、途中梶さんがアドリブを前野さんにいきなりアタック! 困惑した表情を一瞬浮かべながらも前野さんはそのアドリブを小田さんへトス! すると小田さんは見事に梶さんにアタック!まさに「スリーナイツ」のチームワークが全開! でも、どこまで続くのだろう?と思っていたところに、前野さんがポソっと「台本に戻ろうか…」と呟き、アドリブ合戦はストーリーへと戻っていった。
「ライフウィズアイドル」の作中さながらに、熱く走る由宇と凛を京介が見守る……そんな連想をしたファンも多かったことだろう。
次は雰囲気をガラリと変えた『スリーナイツの楽屋トーク』。サイコロの目にお題が書かれ、出たお題でトークをするという某お昼の番組仕様。前野さんと小田さんは「嬉しい出来事」を引き当て、ファンにストレートな言葉で感謝を伝えた。その真面目さもライフウィズアイドルのメインキャラを演じる三人らしく、素敵な言葉が続いた。
次のコーナーは『ガヤ録り』。まずこのコーナーでは、前作「ライフウィズアイドル」の続編ノベルソフト「ライフウィズアイドル2 -機械のカナリア-」の8月14日発売が正式に発表された。
次回は前野さん演じる京介を中心としたストーリーであることが告げられると会場は大歓声!新しいスリーナイツの物語を祝福していた。さらにゲストヒロイン「星沙樹」(CV.藤田咲)のビジュアルと設定がスクリーンに披露。そのイラストとキャラ紹介、藤田さんの配役に会場から「きゃぁ!」の声が上がった。
このコーナーでは本作に使用する観客の声(ガヤ)収録が行われる。まずは、作中でスリーナイツのステージを待つ観客の声「スリーナイツ!スリーナイツ!」のかけ声から。初めての収録にもかかわらず、なんと梶さん達の絶妙なリードで一発ok! 次には新キャラ「星沙樹」を応援する「沙樹ちゃん!」の声だが、こちらは三段階のかなりハイレベルな演技を要求されるガヤ。でも、あっというまに設定を理解して一体となったスリーナイツファンはこれも難なくクリア!更には予定になかった「由宇くん!」「凛ちゃん!」「京介!」も即興で録り、スリーナイツファンの力を見せつけた。
当日会場に配られたアンケートには、来場者は希望により本作クレジットに名前の記載が出来るとあり、その後の時間に嬉しそうに記入する参加者の姿が多く見られた。
●ラジオのオープニングトークはこっそり録音されている?
『ガヤ録り』でスリーナイツファンとの絆を深めた後、今度はWebラジオ『帰ってきたアイドル・オン・ザ・レイディオ』第四回の公開録音がスタート。椅子とテーブルがステージに運び込まれ、良い雰囲気でトークが始まった。
その中では梶さんが、「そういえば毎回、ラジオのオープニングトークは僕たちも知らない間に録音が始まってるんです」との衝撃的な裏話も飛び出し、梶さん、小田さん、前野さんの楽しいアイドルトーク番組の真実に会場は騒然となった。
まず、いつものコーナー「私がプロデューサー!」。リスナーがスリーナイツにプロデューサーとしてお題を出すコーナーだが、今回は「乙女ゴコロをきゅんとさせるセリフ勝負」とのこと。「きゃぁ!」の大きさで勝敗を決めるとあって、なんと、ステージには音量測定器が登場。正確に歓声を測る勝負が始まった。もちろん、スリーナイツが目の前で語る素敵な言葉に会場は「きゃぁ!」の嵐!
三者三様のスタイルで戦いが繰り広げられた結果、残念ながら負けてしまった小田さんには罰ゲーム。一見、お茶と思われるような市販のペットボトルに入った、ドリンクを飲むというもの。スリーナイツのラジオではおなじみのアレだ。
そのラベルを剥がしてみると……、中には、どうみても人の飲むものではなさそうな濃緑の液体。当然ためらう小田さんに、梶さんが「今、スタッフさんから衝撃的なことを聞きました…。なんと、青汁50倍です!」の発表。どよめく会場。でも、つまり人の飲めないものではないと考えたらしい小田さんは、ペットボトルを傾け一口……。でも!そこは「50倍」! 目の前にあるお水を探して前野さんに「ここ、水ここ!」と促されるまで、小田さんは「あわわ…」となっていた。
最後に、次回ラジオ(第五回配信)の司会進行を決めるコーナー。リスナーからの相談に30秒で回答する「スリーナイツの30秒アイドル!」。いつもと同じく、最下位になると次回イベントの司会役となる。リスナーからの、「雨に濡れずに通勤するには」との質問にスリーナイツは全力回答!でも接戦の結果、梶さんが司会役に決定……。
いつものラジオそのままのチームワークと、会場も一体になった公開録音で次回の配信が楽しみな収録となった。
最後は、お待ちかねのミニライブ! アイドルといえば歌!スリーナイツといえば、ノベルの世界観がバックアップする名曲の数々。そのパワーが炸裂!
由宇の「Fly」、凛の「Heat」、京介の「Silence」の順に梶さん、小田さん、前野さんが歌を披露。音楽が鳴り出すと、客席では色とりどりのライトが咲き始めた。まるで「ライフウィズアイドル」作中のコンサート会場さながらのアイドル風応援で会場はヒートアップ!由宇役である梶さんが歌い上げるその声に最初から観客全員が総立ちとなり、会場はひとつになってライブを楽しんでいた。
凛役の小田さんは、キャラクターのイメージ通りに元気な「Heat」の間奏でなんとバック転を披露!会場はさらに大盛り上がり! そして京介の妖艶さが素敵な「Silence」を歌う前野さんに、会場中が酔いしれた。
スリーナイツの魅力が詰め込まれた、あっというまの2時間。最後にそれぞれが挨拶をし、笑顔でステージを去っていた。今回発売のCDと8月発売の次回作への期待と共にイベントは大盛況に終了した。
終演後、梶さん、小田さん、前野さんにインタビューを行った。
――まずは本日のイベントの感想からお願いします。
前野さん:楽しかったです! すごくあっという間でした。カロリーを消費できたというか、内容が濃いイベントだったので……。時間にすると2時間弱くらいですかね? 1時間くらいの短さに感じる程の充実感があったので、僕としては満足感に溢れています。もちろん、反省点はあるのですが、このイベントに参加できてよかったです。
梶さん:盛りだくさんの内容で、お客さんのパワーもあり、楽しかったというのがいちばん思うところです。あとは、第一回のリベンジができたということが嬉しかったです(笑)。
小田さん:初めに思ったことはお客さんの温かさです。こちらが様子を探っているときでも、お客さんのほうからアクションを何回もかけてきてくれたので、ある意味、お客さんの方に乗っかっていく形で、最後まで突っ切って楽しんでできました! 本当にあっという間の時間でした。
――イベントではたくさんのコーナーがありましたが、その中でも「これはがんばった!」というコーナーはどこですか?
前野さん:全部がんばりました!(笑)
梶さん&小田さん:そうですね(笑)
――中でもいちばんがんばったというのを、挙げるとすると?(笑)
前野さん:中でも…そうですね、やっぱり僕は個人で立つ歌だと思います。僕が歌詞の一文を迷ってしまって、危うくなったところもあったのですが、そこは反省点として、次回に活かそうと思っています。ただ、リハーサルで歌うのと本番で歌うのはやはりテンションも会場の熱気も違うので、その中でペース配分を保ちながら最後に歌うということは改めて大変なことだと実感じました。なので、僕は歌かなと思います!
梶さん:……僕はペース配分を間違えました(笑)。
全員:爆笑
前野さん:司会でしたしね。
梶さん:僕だけ”全部”を許して欲しいです!司会進行というポジションで、コーナーや自分の番というよりもその繋ぎや説明など、諦めずに頑張ったからです!(笑)。以上です!
前野さん:よくやった!
小田さん:間違いなく、「告白シーン」です。もう曝け出しましたからね(笑)。
前野さん:恥ずかしいですね(笑)。
小田さん:ね(笑)。もちろん、役者人それぞれ、得手不得手はあると思うのですが、台本があったり、スタジオでやる分には良いのですが、ああいうのはね……。
前野さん:そうだね(笑)。役になりきるなら全然問題はないんだけどね!
小田さん:うん。自分でセリフを考えてみんなの前でやるっていうのは、得手不得手関係なく、非常に照れます。なので、がんばりました。
――今回は公録がありましたが、前野さんは初めてということで、公録の感想をお願いします。
前野さん:そうです、初めてでした。どれが基準か分からないのですが、公録というものが、こういうものなのだと今日初めて実感できました。ラジオが回っているというのを忘れて喋ってしまいがちだったので、次回、公録をやったときには活かせるようにがんばります。本当に良い経験ができました。
梶さん:パーソナリティとして、回す立場に立って公録をするということが初めて……。ひとりで回しているわけではなかったけれど、進行をするということに関してはひとりだったので。でも、いつも3人でやっているラジオの雰囲気のまま良い意味ではできたかなと思います。あとは、お客さんが目の前で盛り上がってくださると、こちらもいつもよりテンションが上がってできるので、楽しいラジオ収録になりました。
小田さん:僕自身、公録は2回目でした。前回も今回も感じたのは、やはり、お客さんの反応があることが僕はすごくやりやすかったです。また機会があれば、公録はしていきたいと思います。もっともっとできることがあると思うんですよ。視覚的に面白くて、だけど後で耳でも楽しませてあげなければならないので、やりかたは色々あると思うんですが、色んなことができればいいなと思います。
――最後に、次回作も出るということで、作品に期待を寄せているファンの方々へのメッセージをお願いします。
前野さん:たくさんの方に応援をしていただけていて、本当に嬉しいです。1作目は由宇くんがメインのお話だったので、京介と凛はサブ的なポジションでしたが、2作目ではまた話が違っていて、もう少し出番が増えるということなので、そちらもすごく楽しみです。8月14日発売予定ということで、僕自身もひとりのユーザーとして楽しみにしています。みなさんも、本編も楽しみつつ、ラジオや他の展開も楽しんでいただければと思います。ぜひ応援してください。
梶さん:何と言っても2作目なので! 1作目の中にあった伏線めいたものや、新しい登場キャラクターもそうですし、「ライフウィズアイドル」という作品の世界が、今のところ1作目の本編とラジオの中のドラマが軸になっていて、全ての世界だと思うので、2作目が出ることによって「ライフウィズアイドル」という物語自体が膨らむと思いますので、みなさんもそれを感じ取ってもらいたいです。それに付随する形で僕らも、「ライフウィズアイドル」の世界を膨らます手伝いができればな、と思っています! よろしくお願いします。
小田さん:2作目のプロットを見させていただいただけなのですが、プロットを見た段階で、僕はラストシーンにウルっとしてしまいました。収録が楽しみです。そして、新曲が2曲入る予定になっているので、僕らの歌ももちろん楽しみなのですが、今日、初めてキャラクターの絵が発表された新キャラクターの“星 沙樹(ほし さき)”ちゃんの歌もどうなるのか、僕たちと沙樹ちゃんの歌がどのように本編に絡んでいくのかが、僕自身、とても楽しみです。みなさんも楽しみにしていてください。ありがとうございました。