『うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~』がDVD第1巻発売記念イベントを開催!――「みんなにあいしてるって言おう!」
2009年9月まで放送された『うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~』のDVD第1巻が、10月28日に発売されたのを記念して、10月31日に東京アニメーションカレッジ専門学校でイベントが開催された。
『うみものがたり ~あなたがいてくれたコト~』は、人気パチンコ『海物語シリーズ』が原案となっており、シンボルキャラクターであるマリンのほかに、アニメオリジナルのキャラクターが登場。ひょんなことから闇の力“セドナ”の封印が解けてしまい、海の巫女・マリンと、空の巫女・宮守夏音が、再びセドナを封印するために、共に力を合わせ成長する姿を描いている。
イベントには、佐藤順一監督、マリン役の阿澄佳奈さん、宮守夏音役の寿美菜子さん、そしてMCの儀武ゆう子さんが出演し、フリートークやクイズ、DVD第2巻以降に特典として収録される新作短編アニメ『マリンのこれなぁに?』の上映などが行われ、ステージと客席が近いこともあり、終始アットホームなムードに包まれたイベントとなった。
●マリンちゃんはやっぱりマリンちゃん!
イベント当日はハロウィンということで、まずはハロウィンの思い出を聞いていくのだが、「特にないです(会場笑)」(阿澄さん)、「ハロウィン?かぼちゃ?美味しいですよね。」(寿さん)、「去年家の近くを歩いていたら外人に、「ハッピーハロウィン」と大声で言われ、ものすごく挙動不審になりました(笑)」(佐藤監督)。と3人の中ではまだまだハロウィンは浸透していないご様子。
そしてハロウィン好きの儀武さんからは、オレンジ色をしているので、かぼちゃかと思いきや、イトーヨーカドーで買ったという(油性ペンで顔が描かれている)みかんが3人にプレゼントされ、会場は笑いに包まれた。
作品の話題でテーマについて聞かれた佐藤監督は、「“皆にあいしてるって言おう”というのがテーマです。色々な愛の形が描かれているので、愛に迷ったときは見てください。」と話した。さらにキャスト陣にキャラクターについて聞いていくと「最初、マリンちゃんは何も知らない、純粋で明るい子というイメージが強かったです。話が進むにつれて色々な気持ちを知っていくのですが、「あいしてる」という愛情表現は変わらなくて、振り返ってみるとマリンちゃんはずっとマリンちゃんだったなと思いました。」(阿澄さん)、「夏音ちゃんは邪悪・邪悪と言われていて、マリンちゃんとは対照的な感じと言われていたのですが、全話を通して見るとやっぱり優しい子なんだなと思いました。」(寿さん)とそれぞれ話してくれた。
●“サシンヌジャー”ってなんですか?
DVD第2巻以降に特典として収録されるショートアニメーションについて話しが及ぶと、阿澄さんは「テンポが早くてアフレコの時に「速いっ!」って思いました。」とコメント。佐藤監督いわく本編の3倍以上のテンポとのこと。そんな特典映像を来場したお客さんは一足先に楽しむことに。上映が終了し再び登場した監督の手には儀武さんから送られたみかんが。その後もみかんを食べながら、皮や種を落としながらのトークに会場は大爆笑となった。
またイベントでは、WEBラジオ『うみものらじお~あいしてる!~』の出張版として、ラジオのコーナー『夏音ちゃん知ってる?』を再現。今回は儀武さんから出されたワード“サシンヌジャー”の意味を例文で答えていった。それぞれの解答は佐藤監督「ガケから落ちるとサ、シヌンジャー!!」とオヤジギャグで、寿さんは皆で写真を撮ろうの意味で「みんでサシンヌジャー」、阿澄さんはそのカメラで私を撮ってくださいの意味で「そのサシンヌジャーで私をとってください。」と解答。ちなみにサシンヌジューの意味は“カメラマン”という意味。
イベントの最後には「第1巻が無事に発売され、こうやって皆さんにお会いできて嬉しかったです。ぜひ特典を見て笑ってください。」(阿澄さん)、「第1巻も無事に発売され、久しぶりに皆さんと一緒にイベントができて凄く温かい気持ちになれて嬉しかったです。」(寿さん)、「こうやって来てくださる皆さんのお陰で『たまゆら』など新作が作れます。『うみものがたり』は6巻まで出ます、我々も頑張りますのでよろしくお願いします。」(佐藤監督)。とそれぞれ来場したファンへメッセージが送り、最後は恒例の「あいしてる」コールの三本締めで終演となった。
>>『うみものがたり~あなたがいてくれたコト~』公式サイト