あの大人気カードゲームに初代王者がついに誕生した『モンスターハンター　ハンティングカード　チャンピオンシップ2009』大会をレポート

　あの大人気ハンティングアクションゲーム、『モンスターハンター』シリーズの魅力をいっぱいに詰め込んだTCG（トレーディングカードゲーム）、『MHHC』（モンスターハンター　ハンティングカード）。12月18日には待望の第6弾ブースターパック、『凍土の騎士』が発売されるなど、絶好調のこのTCGの頂点に立つプレイヤーを決める大会が、2009年11月22日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて華々しく行われた！

　これまで行われた公式大会を勝ち抜いてきた強豪たち、そして当日行われたラストチャレンジ予選を勝ち抜いた猛者が争う白熱のバトルの結果は！？そして、大会中に行われたステージイベントで語られた最新情報とは？
　今回は、実に7時間以上に及んだ大会の模様を、さまざまな角度からお伝えしていこう。

●勝ち抜け！ラストチャレンジ！！

　全国のカード狩人の頂点に君臨する、初代王者を決定するべく開催された今回の大会。最後の出場者の枠を賭けて行われたラストチャレンジ予選には、数多くの出場者が詰めかけていた。ルールはエリア制。エリア1で勝利したプレイヤーがエリア2に勝ち上がり、そこでも勝つとポイントがもらえるという仕組みだ。最終的な決勝出場者は、このポイントが一番高い者となる。つまり、いかに素早く、いかに多くの勝負をするかが鍵となる過酷な連戦なのだ。

　予選開催の音頭を執ったのは、今回のイベント全般の司会を務める須山さとみさんと、開発スタッフでもある高瀬友也さん、そしてゲストとして登場した『MHP 2nd G』のディレクター、一瀬泰範さんの3人。「勝ち残れるのは1人ですが頑張ってください！」（一瀬さん）の声に、参加者は皆一斉にカードに手を伸ばしていく。

　とは言っても、決して殺伐とした勝負が繰り広げられる訳ではない。3回対戦を行えば、プロモカード「祭囃子・晴嵐ノ調」が貰えるなど、参加したプレイヤー全員が楽しめるようなお楽しみも用意されているのだ。

　そのため、多くのプレイヤーが時間ギリギリまで決勝進出への夢を追いつつも、純粋にゲームとしての対戦を楽しんでいた。中には次なる大会やゲームのために、プロモカードを集めるべく勝敗にはこだわらずに勝負を繰り返す人も……。


●イベントゾクゾク！インターバルタイム

　熱戦が繰り広げられたラストチャレンジ予選。その結果を集計する間には、さまざまな情報満載のステージイベントも行われている。このステージに登壇したのは、一瀬さんと『MH HC』開発チームの野崎藍さんと五井政章さん。

　こちらのステージでは、最新ブースターパック『凍土の騎士』から追加される新たな要素、「部位破壊/翼」やハンターの「固有技」、さらに｢成長するハンター｣などが発表され、会場のプレイヤーたちの狩魂を刺激している。

　『凍土の騎士』発売に合わせて行われるキャンペーンも興味深い。こちらは、12月18日から開始され、公式応援店で『MH HC』のブースターパックのいずれかを5パック購入すると、その場でヤス先生描き下ろしのプロモーションカード、「あれ？忘れた！」が貰えるというもの。ビストロ装備に身を包んだ可愛らしい女性ハンターの表情2パターンから、くじ引き形式でどちらか一方がもらえる。

　一方、アイルー好きにはたまらないのが、「オトモカード人気投票キャンペーン！」である。第3弾から第6弾のブースターパックに収録されたオトモカードから、お気に入りのイラストを選ぶというこのキャンペーン。一番人気のイラストを選んだ人から抽選で、50名にそのイラストが描かれた特製カード仕切り板など、豪華な景品がプレゼントされるという。

　今回のイベントではこのほかにも、『MHHC』のカードのイラストに気の利いたコメントをつける、『MHHC』大喜利のコーナーや、イラストレーターのKou Takano先生、toma先生を招いてのサイン会なども行われ、会場を訪れたプレイヤー、そしてファンを喜ばせていた。

今回の大会を勝ち抜いた上位4名。彼らを上回る強者は現れるか!?

初代王者となったプーギーさん。勝利の決め手は、いつも通うカードショップの店長や仲間たちとの絆だ。

決勝戦の様子。静かながら白熱したバトルが展開される。

にぎやかで楽しいステージイベント。事前募集されていた『MHHC』大喜利の優秀者の発表なども行われている。

こちらは当日大会の様子。自慢のデッキの出来栄えは？

●頂点への挑戦とカードハンターたちの戦い

　楽しいステージイベントの後は、いよいよ初代王者を決める決勝本戦の幕開けである。出場者は、東日本チャンピオンのプーギーさん、西日本チャンプのカニさん、『モンスターハンターフェスタ’09』札幌大会代表Fujikunさん、名古屋大会代表MASAKIさん、大阪大会代表リトル・Bさん、福岡代表Armyさんら今までの公式大会を勝ち抜いてきた6名。ここにラストチャレンジ予選を勝ち抜いたHighさんと、招待枠1名の辞退により奇跡の本戦進出となったラストチャレンジ予選2位のノムラさんを加えた8名で行われる。

　激しい戦いを勝ち残ったプレイヤーたちだけに、各々のプレイスキルはハイレベル。相手の数手先を読みながらの戦いに、ジャッジと解説を務めた今任理博さんも、驚きの色を隠せなかったほど。そんな勝負を勝ち抜いて、準決勝へとコマを進めたのはプーギーさん、MASAKIさん、Armyさん、ノムラさんの4名。特にノムラさんはラストチャレンジ予選からの出場ということで、健闘が光る。しかし、そんな猛者たちをも打ち倒し、決勝に勝ち進んだのがプーギーさんとMASAKIさんだった。

　東日本チャンプのプーギーさんと、『モンスターハンターフェスタ’09』名古屋大会から進出のMASAKIさんとの勝負は、まさに東西両雄の戦いといった趣。「ガノカトラス」、「カオスオーダー」のハンターカードを中心に、速攻でそつなく攻めるプーギーさんに対し、MASAKIさんはギルドモンスターの「ナナ・テスカトリ」や、オトモカード「熟成を待つっチャ」などの逆転を狙えるカードで追いすがる。しかし、「ご挨拶するのニャ」のカードで相手のペースを乱したプーギーさんがリードし、『MH HC』の初代王者の座を勝ち取った！

　さらに、今回のイベントでは2つの当日大会も行われている。「ドスジャギィ討伐～牙をく群れの長を狩れ！～」は、自分の用意したデッキを使用した大会に、独自のドスジャギィ討伐のルールが加わったもの。勝敗に関わらず、ドスジャギィ討伐さえ出来れば賞品獲得のためのスタンプがもらえるのが嬉しい試合だ。

　一方、「コンセプトデッキ　シールド戦」は、11月13日発売の2つのコンセプトデッキを使用した試合。いずれも腕を試したいプレイヤーでにぎわっていた。

　このように、大盛況で終わった今回の大会。次回の王者となるのは、貴方かもしれない！

●株式会社カプコン公式ホームページ
●モンスターハンター公式ポータルサイト
●モンスターハンター　ハンティングカード公式サイト

こちらは『MHHC』大喜利の様子。数々の力作が貼り出されていた。

物販コーナーも充実。カードだけでなく可愛いキッズアイルーやチャチャのぬいぐるみ、パーカーなども。

MHHC_チャンピオンシップ2009ロゴ

オトモコンテスト
気になる「オトモカード人気投票キャンペーン！」。栄冠はどのイラストに!?

　

キャンペーンカードA

キャンペーンカードB
ヤス先生描き下ろしのプロモーションカード。どちらの表情もキュート。