関智一さん、長沢美樹さん、飯塚雅弓さん、沢城みゆきさんらのオカリナ部が第1回公演『祥寺deオカリーナ』を開催!
関智一さん、長沢美樹さん、松本和子さん、上田伸哉さんの劇団ヘロヘロQカムパニーのメンバーに飯塚雅弓さん、沢城みゆきさんを加えて結成されたオカリナ部の第1回公演『祥寺deオカリーナ』が12月27日、吉祥寺・スターパインズカフェで行われた。オカリナ演奏に歌あり、トークありのライブだった。
●きっかけは深夜番組と『ゲゲゲの鬼太郎』
オカリナ部は部長の松本さんが「深夜番組で楽器未経験者が楽器に挑戦する企画を見て、サックスがやりたくなって関さんに相談したら、『俺が参加する条件は、楽器はオカリナにしてくれ』と言われて」結成された、部活動的なユニット。副部長の関さんがオカリナを指定したのは「ゲゲゲの鬼太郎がオカリナを吹いたり、ムチや杖にして戦うのがカッコよくて神秘的だったから」らしい。そして同じ劇団に所属したり、共演して仲の良い6人でオカリナ部が始まった。結成後、リコーダーやオカリナに精通する谷元紀さんから半年間、本格的なレッスンを受け、6人の目標設定として決まったのがこのライブだ。
●アクシデントも乗り越え、実現した発表会
オカリナ部誕生までの記録映像が流れた後、正装をしたメンバー全員がステージに勢ぞろいし、「僕達」「私達」「オカリナ部で~す!」のごあいさつと自己紹介。オカリナ部の演奏発表の前に、オカリナをやるにあたって長沢さんが吹きたいと語っていた「コンドルはとんでいく」を谷さんが模範演奏した。
演奏発表では演奏者の練習風景の映像と詞の朗読、そして野上朝生さんのピアノを迎えて演奏の流れ。松本さんと上田さんは『猫の恩返し』の「風になる」と『天空の城ラピュタ』の「君をのせて」のジブリ作品のテーマ2曲を披露。公演前に上田さんが骨折のアクデントに遭ったが、「風になる」では猫と虎の着ぐるみ姿で演奏とダンスで笑わせ、「君をのせて」では関さんから「天空の城が見えた」と言わせた。
●一生懸命さが伝わる熱い演奏を披露
半年間で数回しか通わなかった長沢さんは先生と相談し、「コンドルはとんでいく」から「サンタが街にやってきた」へ演奏曲変更。音はずしはあったが、それなりに出来に、関さんは「オチなのに中途半端」と指摘。しかし長沢さんは「そんなにうまかった?」とどこ吹く風。そんな関さんは沢城さんと谷さんとの「蕾」、飯塚さんと松本さんと飯塚さんの曲「Destiny」の三重奏に挑む。「蕾」ではイントロ明けで歌い出したり、大サビで熱唱するなど沢城さんを困らせ、谷さんから「上手だった。歌は」と言われた。「Destiny」では終始、真剣な表情でオカリナを吹いた。練習時間の少ない中、コンビネーションが問われる三重奏で素敵な演奏を聴かせ、場内から大きな拍手が送られた。
●オカリナ部の次なる挑戦は?
演奏発表後、谷さんによるシャンソンの名曲「愛の賛歌」の独奏、ジャンケン大会、最後は野上さんのピアノと谷さんのオカリナ伴奏にのせ、クリスマス&お正月ソングをみんなで歌って締めくくった。「今後、オカリナをやるのか、別のことをやるのか、わかりませんがまたみんなで何かやりたいと思っています。今度はバンドになるのか、相撲部になるのか、わかりませんが(笑)。個人的にはオカリナを続けたいです」と関さん。仲良し6人組の部活動の継続と次の展開が待ち遠しい。
>>ヘロQTV(オカリナ部ログ)