TVアニメ『とある科学の超電磁砲』がついにフィナーレ!最終話アフレコ直後のキャストが語った“私は『とある科学の超電磁砲』でこんな能力を習得しました!”
鎌池和馬先生のライトノベルシリーズ『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲』が2009年10月よりテレビアニメーションとして放送され、この度最終回のアフレコを迎えた。
『とある科学の超電磁砲』は学園都市を舞台に、常盤台中学に通うレベル5の能力者・御坂美琴と後輩でジャッジメントの白井黒子、黒子の同僚・初春飾利と彼女の友達である佐天涙子の4人の少女が様々な時事件に巻き込まれていく中で、絆を深めていく物語。
今回、御坂美琴役の佐藤利奈さん、白井黒子役の新井里美さん、初春飾利役の豊崎愛生さん、佐天涙子役の伊藤かな恵さんに、収録後の感想をお伺いすることができたので、コメントをご紹介!
──最終回の収録を終えての感想をお聞かせください。
佐藤利奈さん(御坂美琴役):本当にあっという間の24話でした。アニメとしてはここで一区切りですが、原作はまだまだ続いていますし、学園都市での美琴たちの生活も続いていくでしょうから、終わった、という実感はまだありませんね。
新井里美さん(白井黒子役):24話を通してお姉さまだけじゃなく、佐藤利奈ちゃん自身に惚れました(笑)。今日の最終話の収録でも、マイク前の「凛」とした後姿にホレボレしてました。
豊崎愛生さん(初春飾利役):私にとってオアシスのような楽しい現場で、毎週台本を読むのが楽しみでした。わくわくしながら1週間過ごしてアフレコに臨んでいました。そんな「とある科学の超電磁砲」の収録が無くなってしまうのは本当に寂しいですね。
伊藤かな恵さん(佐天涙子役):本当に最終回という気がしません。アフレコの際、テストのときに感動して一人だけ泣いているのを里美さんに見つけられ、テストが終わって、これはやばいと思って気合を入れて本番に挑みました。素敵なお話と素敵な仲間と、本当にいい作品だなと実感しております。
──最終回を迎えて、演じたキャラクターに一声かけるならどんな言葉をかけますか?
佐藤:「ありがとう、これからもよろしく!」ですね。「とある魔術の禁書目録」からのお付き合いになる美琴ですが、レールガンでは黒子に初春ちゃん、佐天ちゃんという新しい子たちも加わって、みんなで楽しい時間を過ごしました。美琴自身もみんなに支えてもらいながらここまできた、という感じですね。美琴以外の他のキャラクターに対しても、感謝の気持ちでいっぱいです。
新井:黒子とはいつも対等な感じで「今日はどうすんだい?黒子」みたいな感じでやっていました。親友という気がしているので、「また、頼むよ!」と声をかけたいですね。
豊崎:「初春、偉い、頑張った。」最終回を迎えても彼女たちの生活はまだまだ続いていくので、これからの学園生活が頭のお花のようにカラフルになっていくと良いなと願っております。ありがとう!
伊藤:「佐天さん最後に何かやってくれると信じていました。よく頑張ったね」ということを伝えてあげたいですね。大切なのは能力そのものではなくて、自分自身の力で何かを動かせるということを、佐天さんは証明したんじゃないかと思うので、「頑張ったね」ということを伝えたいです。
──皆さんがアフレコ期間中に身に付けた能力は?
佐藤:レールガン中に長距離運転をマスターしまして、実家まで車で帰りました。
新井:折れない心……(一同笑)。何度ダメ出しがあっても、中学生の黒子のカワイさにチャレンジしていく……。そんな折れない心がすっかり身につきました(笑)。
豊崎:アフレコ現場に毎回おいしいお土産を持ってきていただいて、毎週それを楽しみにしている自分がいるのですが(笑)、何気にお店の名前とかお品書きをみているうちに、おいしいお土産屋さんに詳しくなって、おいしいお土産の知識が増えました(笑)。
伊藤:加湿器に飛びつく能力を(笑)。スタジオって乾燥しているので、スタジオに入るとまず加湿器を毎回つけます。テストが終わって本番が始まるときにまた、加湿器のスイッチを切るという能力を身につけました。気が利く女性になりました(笑)
──『とある科学の超電磁砲』を通してみなさんに伝えたいことは?
伊藤:一番大きなテーマはやっぱり、4人を中心にした仲間や絆だと思うので、それが伝わればいいなと思います。能力にレベルが付けられる学園都市の中で、“能力が無くても自分の力で頑張れるんだよ”ということを、私自身が演技を通して、届けられたら良いなと思います。
豊崎:「一生懸命でいること」です。皆一生懸命で心が打たれる部分がたくさんあって、“一生懸命やることって本当に素敵なんだな”という、当たり前なんですけど、大事なことを勉強させていただきました。
新井:中学生の頃を思い出すと、みんなとグループになって、そこからはみ出さないように、他人に合わせてしまっていた気持ちって、誰でもあったと思うんです。でも彼女たちは、自分の想いとか考え方とか信じたものを貫く、大切にするという部分があってすごいな、私もそういう風に生きていきたいなとちょっと憧れます。
佐藤:「ああ!そのキャラクターがそこにきて、そうなるんだ!」みたいな、ひとりひとりの物語を追いかけてもらいたいと思います。誰もかれもが成長して終えている、置いていかれたキャラが一人もいない感じが、すごく気持ちが良くてうれしかったところです。皆それぞれのポジションがあって、誰かに共感できるような気がします。それを感じてください。
<取材・文:藤本 厚>
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