【TAF2010】天野喜孝氏デザインの謎の彫像や『ブラック★ロックシューター』など、東京国際アニメフェア2010の注目ブース・コンテンツを紹介!
アニメーションの祭典・東京国際アニメフェア2010が、2010年3月25日~28日の会期で開幕した。25日・26日はビジネスデー、27日・28日が一般入場可能なパブリックデーとなる。前回は3Dなど最新技術に注目したが、今回はそれ以外の展示について、注目ブースや目についたものなどをピックアップして紹介していこう。
●会場の注目ブースの一部を紹介!
さて、様々なブースで最新作の華やかな映像や展示がされる中、異彩を放っていた会場一番の謎コンテンツが『ZAN』だ。これはどうやら、天野喜孝氏がデザインを手がける新コンテンツのようなのだが、ビジネスデーには一切の説明がなく、ただ一体の巨大な漆黒の像が展示されているのみ。シルエットは様々な動物の特徴を備える獣のようだが、ボディの各所には機械を思わせる部位も。黒い鋼のキメラといった印象だが、その全体像は妖しく美しく、何か迫ってくるものがある。今後の展開も含めて要注目だ。
黒といえば、グッドスマイルカンパニーはついに動き出した『ブラック★ロックシューター』を、ブース前面で大きく展示。キャラクターデザインの松尾祐輔氏が描き下ろした巨大イメージイラストの下には、『B★RS』のフィギュアがズラリと並び、最新PVが上映されている。『B★RS』以外にも、『ラブプラス』の凛子&寧々のねんどろいど塗装前サンプルなど注目フィギュアが多数展示されている。
アニプレックスブースは正面に『宇宙ショーへようこそ』の展示を配し、その奥に各作品ごとの個別ブースが並ぶ構成。『Angel Beats!』『セキレイ』『閃光のナイトレイド』『デュラララ!』『ひだまりスケッチ×☆☆☆』といった人気作品がズラリだ。PV映像や設定紹介といった基本的な紹介だけでなく、各作品のアフレコ台本や、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』では作中に登場するモデルになったトランペット、『刀語』では登場する“絶刀・鉋”“斬刀・鈍”といった刀のレプリカ、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』では阿澄佳奈さんと松来未祐さんのサイン入り石膏像など、作品ならではのアイテムも展示されている。パブリックデーには特製クリアファイルなど、様々なアイテムを無料配布する予定とのことだ。
ジェネオンエンタテインメントは、『会長はメイド様』『薄桜鬼』『迷い猫オーバーラン』『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』『とある科学の超電磁砲』など注目作品の映像を常時上映。展示がシンプルな分、配布物は超豪華。「2010 SPRING ANIME GUIDEBOOK」「メーカー横断アニメガイド2010年春号」といった冊子、『会長はメイド様!』『迷い猫オーバーラン!』『薄桜鬼』『劇場版fate/staynight』『とある科学の超電磁砲』『イナズマイレブン』『DAISUKE』のA3ポスター、『絶対可憐チルドレン×ブラックラグーン』、『会長はメイド様!×薄桜鬼』、『とある科学の超電磁砲×迷い猫オーバーラン!』のショッパーバッグなどを無料配布する予定とのこと。
また、会場内では様々な着ぐるみ、子泣きじじい、プリキュア、たまごっちなどが闊歩している。気軽に記念撮影に応じてくれることも多いので、会場を歩いているだけでも楽しめるだろう。各ブースの配布物の配布詳細などについては、各企業の公式サイトなどを確認しよう。次ページからの画像では、本文で触れていないブースについても紹介しているのでそちらもあわせてチェックしてほしい、
<取材・文:中里キリ>
>>東京国際アニメフェア2010