舞台『プライド』池之端蘭丸役の佐々木喜英さんインタビュー

「今後は“演技合戦” 深く演技を探求していきたいです」――舞台『プライド』で池之端蘭丸役:佐々木喜英さんにインタビュー!

 この秋最注目!本格的な演技合戦で“魅”せる舞台が開演!それが『プライド』。

 一条ゆかり氏が02年から10年まで月刊『コーラス』(集英社刊)で連載した同名人気コミックが原作。オペラにかける2人の少女とそれを取り巻く人々を描いた青春ストーリーが、映画化に続いて今度は舞台化される。
 舞台の魅力の1つが、公演を重ねるごとに演目自体が“育っていく”さまを感じられること。今回の舞台で池之端蘭丸役を演じる佐々木喜英さんは、09年にミュージカル『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役も記憶に新しい注目の俳優。アクティブなパフォーマンスがメインのミュージカルから一転、今回の舞台では“演技勝負”に挑む。

 新たなステージで新たな成長をみせようとしている佐々木さんに、舞台にかける意気込みをうかがった。

――大人気のコミックが原作の舞台ですが、原作は読まれましたか?

佐々木喜英さん(以下佐々木):はい。読みました。全部で12巻なんですが、12巻くらいなら読むのにあっという間かなと思っていたんです。以前出演していたミュージカルの原作は42巻もあったので、それに比べたらあっという間かなと思ったんですが、実際読んでみたらとても時間がかかりました!


――原作を読まれた感想や、そこから感じたことなどは?

佐々木:1巻から12巻までを全部読むと、そのなかでの年月の流れを感じて、まるで自分も歳をとったような気分になりました。4人の考え方や成長、歌が上手くなっていく様子だとか。自分が演じる上でもその変化を出せていけたらと思います。


――舞台化するにあたってのポイントはどこになると思いますか?

佐々木:今一番気になっていることは、僕が演じる池之端蘭丸がピアノ科のプリンスなので、ピアノのシーンがどう組み込まれていくのかというところですね。


――前の舞台ではスポーツで今回は楽器。演技しながら他の事にも挑戦するというのは、とてもプレッシャーになりそうですね

佐々木:なります(笑)。テニミュの時は、以前に舞台を観たことはあったんですが、実際に自分がやるとなると、どうしたらいいんだろう…って。利き腕も逆で、何もわからないなかでテニスフォームから始まって、ダンスの中にラケットを使った振りが入ったりと、一から学んでいく感じでした。今回の『プライド』でも、今できることをなるべくやっておこうと思って。実は小学校の頃に何年かピアノをやっていたので、ブランクを克服しようとがんばってます。


――佐々木さん自身もピアノ経験者なんですね!では蘭丸に共感できる部分などもあるのでは?

佐々木:蘭丸は冷静に周りを見る性格で、僕も自分から何かを発していくほうではなくて、周りをよく見て他人の意見を聞いたり、合わせていくことのほうが多いので、そういう面ではちょっと似ているかもしれません。同じ22歳でピアノをやっていた点も同じですね。今まで演じた役の中でも自分に近いと思います。


――演じるにあたって大変そうだと思う部分は?

佐々木:まだ稽古も始まっていないので、はっきりはわからないんですが、原作ではピアノを弾く時にカツラをつけて女装をしているという設定なので、そこが大変そうですね(笑)。


――顔合わせはまだということですが、共演者の方々の印象はいかがですか?

佐々木:チラシ撮影の時に鈴木(神野隆役:鈴木一真)さんとはお会いすることができたんですが、一番最初に見えたのが背中で、その背中から色々なことを経験されてきたっていうすごいオーラが出ていて、自分も負けないようにしないといけないなって思いました。


――今回の舞台に臨むにあたり、テーマはありますか?

佐々木:テニミュではテニス自体や、ダンスや歌だったりとか、ミュージカルなので、そっちのほうがメインになっていて"体力勝負"だったのですが、今回は動きより感情のやり取りとか、お芝居がすごく深くなると思うんです。だからお芝居の深い部分を探求していきたいです。


――とはいっても観客の立場からすれば、舞台を何公演も演じきること自体が体力勝負に思えます。佐々木さんが体力を維持する秘訣は?

佐々木:テニミュの時は、みんな袖にはけたとたんバタバタ倒れる感じで、死に物狂いでがんばっていましたね。ダンスとか激しい動きが入ってくると、どうしてもケガをするときもあったんですけど、事前にできることは、ストレッチや準備運動とか、毎日筋トレをして体を守る為の筋肉を作ることでしょうか。


――今回の『プライド』では演技合戦に注目ということですが、意気込みを教えていただけますか?

佐々木:共演者の方がみなさんすごいので、他の3人から目を離さないで、学べる部分は学んでいきたいと思います。


――最後にあらためて舞台『プライド』にのぞむ意気込みをお願いします

佐々木:蘭丸のポイントのひとつは"ピアノ"ということもいえます。自分のピアノの経験を活かしていいところを取り入れて自分にしかできない蘭丸を演じたいと思います。みなさん期待してください。よろしくお願いします!


 注目の舞台『プライド』は、2010年12月1日(水)から19日(日)まで、日比谷シアタークリエで開演。舞台の詳細はシアタークリエ「プライド」公式サイトへ!
 チケットの先行予約は2010年9月26日(日)AM10:00~。声優アニメイトでも予約を受け付けるので、サイトを必ずチェック!

>>シアタークリエ『プライド』公式サイト
>>アニメイトモバイル公式HP


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