日本が誇るスペースオペラの金字塔が舞台化!2011年1月公演決定――舞台“『銀河英雄伝説』=第一章 銀河帝国編=”製作発表会見をスペシャル動画レポート
日本が誇るスペースオペラの金字塔、小説『銀河英雄伝説』が、初の舞台化。2011年1月から東京・青山劇場で公演されることが発表。その製作発表会見が、2010年9月29日(水)に東京・丸の内の東京會舘にて行われ、原作の田中芳樹氏をはじめ、音楽を担当する三枝成彰氏、総合プロデューサーの多賀英典氏、演出の堀江慶氏、そしてラインハルト役の松坂桃李(まつざかとおり)さん、キルヒアイス役の崎本大海(さきもとひろみ)さん、ヒルダ役の宇野実彩子(AAA)さん、アンネローゼ役の白羽ゆりさん、ミッターマイヤー役の中河内雅貴さん、ロイエンタール役の東山義久さん、オーベルシュタイン役の貴水博之さん、メルカッツ役のジェームス小野田さん、ラインハルトの父を演じる堀川りょうさん、フリードリヒ4世役の長谷川初範さんが登壇。舞台への想い、意気込みを語った。(出席者のコメントを動画で紹介。ページ下のボタンをクリック)
『銀河英雄伝説』は田中芳樹氏が1982年に第1巻が刊行され、現在までに1300万部という日本を代表するスペースオペラの金字塔。その後コミック化やゲーム化、1988年からはアニメ版が映画、OVA等で展開されたが、舞台化は今回が初となる。人類が銀河に進出した未来を舞台に、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の2つの勢力の戦いを中心として描かれる物語が、壮大な歴史絵巻のような重厚さで多くのファンを獲得した。物語は、戦いで活躍する2人の名将、ラインハルトとヤン・ウェンリーを軸に交互にストーリーが展開。今回の舞台化にあたっては、ラインハルトを中心にした銀河帝国側に焦点を絞った構成にすることで、壮大な物語を再構成し、舞台としての見ごたえを追求した。
会見では田中氏が「一観客として楽しみたい。何年もかかった企画だということで恐縮しています。本当にありがとうございました」と挨拶。
演出を手がける堀江氏は「若輩ながらこういうチャンスをいただきました。若者の話なので若くエネルギーのある舞台を作りたい」「企画から3年近く、感極まる想い」と語った。
総合プロデュースの多賀氏は「本当の面白さはライブ。舞台で映画より面白いものをやりたいと思い、田中氏に相談し、快諾をいただけた。新人を抜擢したくて松坂君に出会えたのは励みになった。いずれは東京ドームで公演できるようにしたい」と意気込みを語った。
松坂さんは「ラインハルトはすごく魅力的な人物。僕とリンクさせて初日までには(役を)突き詰めていきたい」と話した。また質疑応答では「父が小説のファンで、それがプレッシャーです」とコメントしていた。
そして今回、アニメ版でラインハルトを演じた堀川りょうさんが、ラインハルトの父として特別出演する。堀川さんは「20年以上前に演じた役の父親を演じるとは思いもしませんでした。実に感無量です。いい舞台にしていきたいです」と感慨深げに語った。
舞台は東京・青山劇場で、2011年1月7日から16日までの期間、全13回を公演。チケットの一般販売は10月23日より開始される。
今回アニメイトTVでは、動画で各登壇者のみなさんの会見の模様をご紹介。さらに今後も舞台『銀河英雄伝説』に密着していくのでお楽しみに!
※次ページからはこの日発表された美しいビジュアルを紹介!
<STORY>
数千年後の未来、際限なく広がる銀河を舞台に、『銀河帝国』VS『自由惑星同盟』の戦いは絶えることなく繰り返されてきた。銀河帝国の下級貴族であるラインハルトは、権力によって皇帝に奪われた最愛の姉を取り戻すべく、幼馴染のキルヒアイスとともに軍人となる。ラインハルトは戦い続ける。皇帝を凌ぐ力を手に入れるために…それはやがて、全宇宙を支配するという野望へと変わっていく。
同じ目標に向かって戦っていたラインハルトとキルヒアイス。しかしオーベルシュタインが現れたことにより、二人の間に隙間が生じる。その隙間は銀河を揺るがす大きな亀裂となっていき……。
今、銀河の歴史が動こうとしている!
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>>舞台“『銀河英雄伝説』=第一章 銀河帝国編=”公式サイト