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生誕10周年記念!舞台『究極!アニメ店長DECADE』レポート

『アニメ店長』生誕10周年記念の舞台公演が開催! 関智一さん率いる劇団ヘロヘロQカムパニーのメンバーと豪華客演陣が共演。日替わりゲストもライブで華を添える

 今年で生誕10周年を迎える『アニメ店長』の記念プロジェクトの一環として、舞台『究極!アニメ店長DECADE―頂上決戦!!!兄沢vsブラックアニメイト! 集結9人の戦士―』が12月15日~19日、東京・銀河劇場で行われました。

 その舞台の模様と公開リハーサル後の関智一さん、長沢美樹さん、小西克幸さんのコメントもご紹介しましょう!

●10周年を記念して5年ぶり3度目の舞台化!

 『アニメ店長』は島本和彦さん原作の人気マンガで、アニメイトの情報誌『きゃらびぃ』にて好評連載中。アニメイト池袋本店の兄沢命斗、店員のラミカや、ライバルである他店の店長などが登場するパワフルコミックで、モデルとなる人物が実在することも話題となっている。
 これまでドラマCD化やアニメCM化などの展開があり、舞台も過去2度、関智一さん率いる劇団ヘロヘロQカムパニーとのコラボレーションで実現。『アニメ店長』の企画スタートから10周年を迎えた記念プロジェクトの一環として今回、5年ぶりに舞台化された。
 今作の出演者は関さん、長沢美樹さん、小西克幸さんなどヘロQのメンバーを中心に、井上和彦さん、横山智佐さん、松風雅也さんに、初の舞台出演となる置鮎龍太郎さんの豪華客演陣を迎えた。更に日替わりライブゲストに新谷良子さん、小林ゆうさん、ELISAさん、N±(後藤麻衣さん、佐藤利奈さん、清水香里さん、生天目ひとみさん)中野腐女シスターズも登場。
 30人を超える出演者はヘロQとしても初めてとのこと。会場も3回の舞台で一番大きな会場と10周年のお祝いにふさわしい豪華なステージだ。


●アニメ店長・兄沢命斗が未来からの刺客と対決!

 物語は20XX年、世界を支配するまでに成長した『アニメイト』と反旗を翻すレジスタンス『きゃらびぃ』が抗争を繰り広げていた。『アニメイト』陣営は過去に時空跳躍し、未来で英雄視されるアニメ店長・兄沢命斗(関智一)を捕まえようと暗躍。それを阻むために『きゃらびぃ』のメンバーも現代へ。二つの陣営は時を超えて兄沢の元へ。
 兄沢が店長を務めるアニメイト池袋本店はゲストのイベントに多くのお客さんが駆けつけ、店員のラミカ(長沢美樹)や本社社員のサンシャイン(小西克幸)らは大忙し。そんな中ゲストに襲いかかり、兄沢をおびき出そうとしたアニメイト」からの刺客が現れ会場は騒然となるが、兄沢を守るため未来から時空跳躍してきた浦島ワタル(玉城裕規)の活躍で何とか事なきを得た。
 その後とりあえずアルバイトとして雇われることとなったワタルは、アニメやマンガに初めて触れてその素晴らしさを知る。しかし未来『アニメイト』の特命メンバーの奏清(横山智佐)、浦島カケル(松風雅也)、徳井崎(井上和彦)、明志(島田朋尚)が兄沢達を襲う。圧倒的な強さの前に兄沢は敗北し、ラミカは連れ去られた。最大のピンチに兄沢はどう立ち向かうのか……。 


●2011年2月に主題歌CD、7月にDVDが発売予定! 10周年プロジェクトも続く

 10周年記念にふさわしく、タイムスリップしてきた未来の敵と戦うSFアクション大作となった。しかしベースはアニメファンやマンガファンにはニヤリもののネタを織り交ぜながらのギャグ、そしてアニメ、マンガ、ゲームを愛することの素晴らしさをテーマにしているところはいつもの『アニメ店長』だった。アニメ界を取り巻く環境が厳しい今だからこそ、復活した意味があり、勇気付けられた。
 公演前に「次はあるか、わからない」と語っていた関さんだが、また大好きなアニメやマンガにピンチが訪れれば、またきっと兄沢は現れてくれるだろう。
 さて本公演のDVDが2011年7月に、関さんが歌う主題歌「アニメ店長 激情版」のシングルCDが2011年2月に全国のアニメイト各店にて独占販売。
 『アニメ店長』の10周年プロジェクトはまだまだ続きます。プロジェクトの最新情報は公式サイトでチェック! アニメ店長が仕掛ける盛大な祭りを一緒に楽しもう!

●公開リハーサル後インタビュー

――久々に『アニメ店長』を舞台で演じた感想は?

兄沢命斗役・関智一さん:ひと言で言うと疲れました。なんせ舞台で兄沢を演じるのは5年ぶりですから(笑)。

星井ラミカ役・長沢美樹さん:5年ぶりの舞台にかつらの重みをひしひしと感じております。まさか40歳になって、ミニスカートと今流行りのファーのついたブーツをはいて暴れさせてもらうことになるなんて(笑)。でも「こんなことは人生最後かしら」と思って楽しんでます。

サンシャイン役・小西克幸さん:僕のキャラは舞台にしか登場しないので、5年ぶりに演じさせていただきました。久しぶりにやったら、より兄沢化が強くなってて、兄沢命斗にならないように気を付けて演じました(笑)。
どうしても店長のパワーが強力で引っ張られてしまうんですよね。でもこの空間は楽しくて、好きなので今回の舞台もエンジョイしながらやらせていただいてます。


●出演者にとってアニメやマンガはどんな存在か?

――アニメやマンガ、ゲームの持つ力を改めて感じさせてくれる舞台でしたが、皆さんにとってアニメやマンガ、ゲームはどんな存在ですか?

関さん:アニメや特撮が大好きで、小さい頃から見ていました。この作品では、アニメを愛する心が力を生むというメッセージを発していますが、僕にとってアニメは夢を見る原動力をもらっています。作品から夢やあこがれというガソリンを注いでもらって、僕というエンジンが回転している。そんな感じです。

長沢さん:私が声優を目指すきっかけになったのも昔、見ていたアニメでした。『機動戦士ガンダム』で初めて声優という仕事を知って、この道に入りました。自分の人生を決めて、夢を与えてくれたのがアニメです。
マンガやゲームも大人になってもみんなが好きなものという印象があって、会社員の方がゲームをやっているのを見ると「大人も元気をもらっているんだな」と嬉しくなります。アニメやマンガ、ゲームは栄養ドリンク剤のような、元気の源だと思います。

小西さん:僕も子供の頃から好きで、マンガやアニメを見たり、ゲームをすると思い切り笑ったり、泣いたりできて、「明日もまた頑張ろう!」と思えるエネルギーを与えてくれる、素敵なエネルギーです。


●10年経った今も『アニメ店長』にかける情熱は変わらない

――『アニメ店長』が今年10周年を迎えたことについての感想は?

関さん:10周年を迎えたと言っても、そのうち活動していたのは3年くらいなので振り返ってみてもなかなか思い出せなくて(笑)。しかしこの10年の間に『アニメ店長』以外の企画もいくつか立ち上がりましたが、最後まで残ったのはやはり『アニメ店長』だったかと。
今回、担ぎ出されて「何でいまさら?」という気持ちがないわけでもございませんが、必要とされるからにはアニメ店長として頑張りたいなと。

――本公演は2011年夏頃にはDVD化も決定しました。この公演の見どころや皆さんへのメッセージをお願いします。

関さん:最初の舞台も思い起こせばプロデューサーの熱い情熱に、みんなが心を動かされて実現しました。
今回の舞台でも、いいものを作るための切磋琢磨は10年前と変わっていません。そんな熱い情熱を今回の舞台を通じてちょっとでも感じ取っていただき、皆さんの明日への活力につながればいいなと思います。
DVDでは劇場の臨場感をそのままお茶の間にお届けしたいと思っていますので、劇場に足を運べなかった方はぜひご覧ください。

<取材・文:永井和幸>

>>『アニメ店長』公式サイト
>>『アニメ店長』10大プロジェクト公式サイト

  

 

 

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