収録はまるで声優界の"戦国学園"！？――『戦国☆パラダイス-極-』は「実写パート」も面白い！　伊達政宗を演じる柿原徹也さんにインタビュー！！

　ジー・モードが運営するケータイゲーム『戦国☆パラダイス-極-』がTVアニメ化。10月からテレビ東京で好評放送中だ。この作品の魅力といえばアニメパートだけじゃなく、出演する声優陣が登場する実写パート。まるで本編が2つあるような豪華さだよね！そんな『戦国☆パラダイス-極-』がアニメイトＴＶに登場。初めて歴史モノに本格挑戦した伊達政宗役の柿原徹也さんがアニメ＆実写パートの面白さを語ってくれました！

――今回は『戦国☆パラダイス-極-』ということで……。

柿原徹也さん（以下柿原）：ね！"極"の意味が分からないですけれども（笑）。


――（笑）こういう歴史ものは初めてですか？

柿原：そうですね。朗読はやったことありますが、アニメは初めてです。


――18歳までドイツにいたということで、日本の歴史に触れてこういう役をやってみてどうですか？

柿原：時代モノ、特に「伊達政宗」という役を演じさせていただくことを大変うれしく思います。歴史上で重要な人物と掛け合いをすることは、平成という時代を生きながらも一瞬でも同じ空間にいられるということ。これは非常に感慨深いことですね。


――この伊達政宗という役をもらった時に何か勉強しましたか？

柿原：（沈黙）


――（一同爆笑）

柿原：収録の前に、石田三成役の浪川大輔さんと一緒に関ヶ原でロケをしたんですけども、彼が戦国時代に詳しいということで、諸々戦国のことを教えてもらおうと。僕も生徒気分であちらに赴いた訳なんですが、最初は彼も「いいよ～！教えてやるよ、いっぱい！」って言っていたんですけども、最後の方はグダグダになっちゃって（笑）、柿原、個人的に勉強させて頂いております（笑）。


――では、「戦国☆パラダイス極 ぷらす」の方はアフレコ前のロケだったんですね。

柿原：その通りです！ご覧になったみなさんはおわかりだと思いますが。真夏ですね。まだお芝居が始まる前に、歴史をお勉強しに行こうというプロットで行った訳ですね。


――そしたら浪川先生が……（笑）。

柿原：浪川先生が単なる大輔に（笑）。


――おもしろかったです（笑）。

柿原：ありがとうございます（笑）。僕はなにひとつおもしろくなかったですけどね（笑）

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――甲冑を着るのも嫌がっていましたよね。

柿原：結果テレビを見て頂いた皆さんから、すごく面白かったと言って頂けたので良かったですけど。


――実際行ってみたらすごいのどかなところでしたよね。

柿原：本当に戦いが行なわれたとは思えないくらい、のどかな場所ではありましたね。


――伊達政宗を勉強したとありましたがこのアニメの中ではどうしていきたいですか？

柿原：戦パラのシナリオやキャラクターデザインを担当されている方々や、アニメをご覧の皆さん、ゲームをプレイされた皆さんそれぞれ「伊達政宗」に対してのイメージを持っていると思うんですね。
僕の中での「戦パラ」の伊達政宗は、クールでカッコよく、人望も厚くちょっと粗野で乱暴な口調もあるのだけれども、男の優しさが垣間見える付いて行きたくなるような男ですね。僕は彼をステレオタイプなキャラクターでなくて、柿原にしか表現できない政宗像を追及していきたいなと思っています。


――柿原さん自身今までやってきたキャラクターの中でもわりと低めで若干つぶしたような声は珍しいと思ったんですが。

柿原：珍しいですね。


――今回の伊達政宗に関しては声を聴いた時一瞬誰か分かりませんでした。

柿原：そうなんですよ。柿原じゃないと思ったってよく言われるんです。


――それもやっぱり柿原さんの政宗像だったりするんでしょうか？

柿原：出来れば、僕はどの役も地声でやりたいと思っているんですが、全体的なバランスを考えた時に「政宗」は若干落ち着かせようと思いましたね。カッコイイ彼を作品の中でちょっとずつ崩していくのが僕にとっての芝居の楽しみ方でもあります。役の幅を広げてあげるのが役者の仕事ですから。常に挑戦です。


――今までいろんなアニメ作品で伊達政宗が出てきましたが『戦国☆パラダイス-極-』のキャラクターデザインを見てどう思いましたか？

柿原：実は仙台がすごく好きで、20代前半くらいから年に数回は行ってたんですよね。仙台駅に降りると伊達政宗像がいて、それが自分の中で一番印象に残っている政宗なんですね。もちろんファンタジーの世界ですのでキャラデザやキャラ設定はオーバーに表現されていますが、イメージにとてもピッタリな男らしい政宗に仕上がっているなと思いました。


――男らしい優しさを持っている人ですよね。

柿原：そうだと思うんですよ。この作品の中では、そこにちょっとお茶目なところがあったりで、もっともっと役者として政宗を可愛がってあげたいなって思いましたよね。


――放送された作品を見てどうでしたか？

柿原：クオリティが高いなと思いましたし、この作品、普通のアニメとちょっと違う録り方をしてるんですよ。プレスコという手法を使っていまして、先に僕たちのお芝居を画がない状態で録っちゃうんです。その後、僕たちの芝居に合わせて画が作られるので、オンエアを観るまではアフレコをしている役者の僕らも仕上がりが分からないんです。


――では、放送された時の方が楽しみですよね。

柿原：もちろんそうですね。これはどういう状況だったんだろうって。僕たちはト書きだけを見て芝居をしているので。


――ト書きを見てこれ（第一回放送の料理が机に並ぶ場面）を想像するのは……。わりと実写に近い絵でしたもんね。

柿原：そうなんですよね！なんかト書きに「教室・放課後・しーん」って書いてあったら夕方の静まり返った教室をすぐ想像できるじゃないですか。だけど「家康・秀秋・忠勝・政宗・みんなでワイワイ」って「歴史上の人物がワイワイってどういうこと！？」ってなりましたよ（笑）。
想像力をすごいかきたてられるっていうか、脳をすごく刺激して芝居するっていう点では、とっても面白いですね。

ゲーム画面_お仕え

ゲーム画面_ボイス

ゲーム画面_レベルアップ

ゲーム画面_図鑑

ゲーム画面_制覇

――ト書きを見てこれ（第一回放送の料理が机に並ぶ場面）を想像するのは……。わりと実写に近い絵でしたもんね。

柿原：そうなんですよね！なんかト書きに「教室・放課後・しーん」って書いてあったら夕方の静まり返った教室をすぐ想像できるじゃないですか。だけど「家康・秀秋・忠勝・政宗・みんなでワイワイ」って「歴史上の人物がワイワイってどういうこと！？」ってなりましたよ（笑）。
想像力をすごいかきたてられるっていうか、脳をすごく刺激して芝居するっていう点では、とっても面白いですね。


――同世代の方々が多いとは思うんですが、アフレコ現場の雰囲気とかどうですか？

柿原：新人から上は浪川大輔（笑）まで。この表現いいですね（笑）。幅広い年齢層でやっていますので、まさに戦国学園みたいな感じですよ。


――声優界の戦国学園みたいな？

柿原：そうですね。このメンツが、これからこの声優界で生き残っていかなきゃいけないんだぞ！っていう感じで。若い子たちがのし上がっていかなきゃいけないみたいな（笑）。なによりスタッフたちと和気藹々と作っていける作品を目指してアフレコをやっています。


――では最後に……。

柿原：嫌です！それ嫌です！大体分かりました。


――（一同爆笑）

柿原：「最後に戦国パラダイスを見ている人たちにメッセージを。」っていうんでしょう？笑


――じゃあ無しにしましょう！（笑）では、むしろ逆にこの作品を見ていない方々にメッセージをお願いします（笑）。

柿原：ええ！？逆にみんな見てないの！？あのね、普通のアニメーションは30分あるんですけども、この作品は本当5分で良いから！　5分くらい時間作れるでしょ、みんな。ハードディスクの残量が少ないとか言っても5分は録れると思うんですよ。実写パートもあります。なかなか普通のアニメーションでは味わえない『戦国☆パラダイス-極-』の斬新さを、ぜひたくさんの方に見ていただき、学校の友達に宣伝してくれ！職場で宣伝してくれ！そして一緒に"極"の世界に入ってもらえればなと思います。とりあえず5分時間をください！お願いします！


＜『戦国☆パラダイス-極-』とは…！？＞
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作品公式サイト
テレビ東京アニメ公式サイト「あにてれ」：戦国☆パラダイス　極