『スカーレッドライダーゼクス』近藤隆さんインタビュー

『スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ』第三弾『Pride』が2月29日にリリース!――というわけで津賀ユゥジを演じる近藤隆さんにインタビュー!

 戦隊ヒーロー×恋愛シミュレーションというユニークな内容で、瞬く間に数多くの乙女ゲームファンを虜にした『スカーレッドライダーゼクス』。ゲーム本編に続くドラマCDや、各キャラクターによるキャラクターソングのリリースなど、常にユーザーに新たな興奮を与えてくれる本作から、豪華キャスト陣×豪華クリエイターがタッグを組んだキャラソンシリーズ『スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ』のリリースが決定!

 今回は、パートナーのディバイザー(CV:小山力也)とデュエットソング『Pride』をリリースする、近藤隆さん(津賀ユゥジ役)にインタビュー。さらに『鉄拳』シリーズや『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』などの楽曲を手がけ、『Pride』の作曲を担当した岡部啓一さんにもコメントをいただきました!

●「シンプルに見えて奥が深い、心に染みこむ曲」

――たった今レコーディングが終了しましたが、いかがでしたか?

近藤隆さん(津賀ユゥジ役/以下近藤):まずはじめに楽譜を見て、シンプルなメロディーだったので「そんなに難しくはないのかな……?」と思ったんです。でもその後、曲を聴いて曲調を確認した時に、たくさんの内容を詰め込まなくちゃいけないんだな、って気がついて。シンプルに見えて奥が深い情感のある曲なので、いろんな物が凝縮された濃厚なものにしていきたいと思っていたんです。


――いろんな物、とは具体的にどういった内容なんでしょうか。

近藤:例えば細かいニュアンスの部分などで、「ユゥジだったらどういう風に言うのかな?」とか、みっちりと考えていかなくちゃいけないんです。その中で、「ユゥジとして歌詞を読んでいくこと」がとても重要だな、と思いました。


――楽譜を見た感じよりも難しかったとのことですが、手ごたえはいかがでしたか。

近藤:パッと楽譜を見ると、頭のほうに♯とか♭とかついていたりして、いつも僕は、それを数えて試行錯誤しながら音を確認していくんですけど、今回は「ついておらぬぞ!?」と(笑)。それならば、と思って自分で弾いてみると、案外サビが難しくて。というのも、ユゥジで歌うならば突き抜けていきたいんですが、曲としてはふわっと包み込む感じの方が合っていると思ったんです。それを表現していったり、その間のバランスを微妙に取っていくのが大変でした。


――曲調としては、ユゥジとディバイザーの年長コンビにピッタリと合うアダルトな雰囲気ですよね。

近藤:そうですね。この2人は'ISの年長コンビなので、「そろそろこういったタイプの曲が来るんじゃないかな?」と思っていました。ユゥジはヒロとデュエットした「無敵のTwinkle★Star」に始まり、ソロで激しめの「ALL-BACK-ATTACK!!」を歌っていたので、なんとなく「次は、大人っぽい感じかな?」と思っていたんです。

SRXドリームコラボレーションCD vol.3 『Pride』<br>2012年2月29日<br>1680円(税込)

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2012年2月29日
1680円(税込)

●「低音域のハードな曲も歌ってみたい!」

――今回、ディバイザーとの初デュエットになります。

近藤:ユゥジとディバイザーなので、もうちょっと激しい曲が来るのかな?とか、もっと低音域な音になるのかな?とも思ったんですが、大人っぽい、色気のある感じの楽曲になりました。歌っていてサビ部分はとても気持ちが良いですし、心に染みていくような楽曲になっていくると思います。


――もしまたこの組み合わせでキャラソンを歌うとしたら、どんな楽曲をやってみたいですか?

近藤:次はかなりハードな……どっしりとした、低音域の曲でしょうか。ユゥジ自身もバンドではベースを担当しているので、重低音が前に張り出してくるような、ロックなサウンドが良いかな?と思います。それかいっそのこと、バラエティ要素のある曲にするか。でも、バラエティっぽい曲はフェルナンデスあたりに取られてしまいそうですね(笑)。


――ボイスドラマについてもお聞かせいただけますか。

近藤:今回は、ユゥジとディバイザーの過去が語られるお話です。ユゥジなので相変わらず随所にツッコミを交えながらも、全体的に良いお話に仕上がっています。ユゥジはもうLAGに長くいまして、様々なことを経験しています。そう言ったことが改めて彼の口から語られているので、彼やディバイザーのことをもっと良く知っていただける内容になっていると思います。


――近藤さんの中で津賀ユゥジと言うキャラクターの魅力は、どんな部分だと思いますか?

近藤:周りの人が年下ばかりなので、みんなのお兄さん的存在というか、頼りがいのある部分が最大の魅力なんじゃないかな、と思います。あと、この作品にはボケの役に回るキャラが多いので、必然的にユゥジはツッコミ役になってます。メインスタンスとサブスタンスを合わせると12人いますが、その中で8割ユゥジがツッコんでいて、1.5割がヒジリ、0.5割がその他状況に応じて、全く0なのはタクトです(笑)。ユゥジのツッコミが果たして上手いかどうかはわからないですが(笑)。


――では最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

近藤:遂に、メインスタンスとサブスタンスのコンビで歌を歌える日がやってまいりました!僕はこの作品に関わらせていただいた当初から、そうなれば良いな、と思っていたので、実現することができて本当に嬉しいです。『Pride』はサビのところで熱唱するととても気持ちよいので、ぜひ聴いて歌って楽しんでいただけたらと思います!

 さらに今回、レコーディングをディレクションしていた作曲の岡部啓一氏にもインタビューしちゃいました!

――レコーディングのご感想をお願いします。

岡部啓一氏(以下岡部):お2人ともタイプの違った歌声をされていたので、そのことを想定しつつ楽曲を制作させていただいたんですが、いざこうして合わさってみると、すごく相性の良い歌声で。小山さんのパワフルで下をガッチリと支えるような歌声と、近藤さんの上に大きく伸び上がるような歌声が重なり合って、すごく手応えを感じました。


――楽曲の制作はいかがでしたか?

岡部:お2人と一緒にお仕事させていただくのは実は今回が初めて。不安というか、お話を聞いた時は色々と考えを巡らせてドキドキしていました(笑)。最初は、ゲームの雰囲気やキャラクターのことを考えるとロックテイストの曲が求められてくるのかな?と思っていたんです。でも実際には僕自身がやりたいと思っていた、ちょっぴり昭和テイストを含んだメロディアスな楽曲を制作させていただきました。ゲームの内容に基づいた正統派な楽曲ではなく、少し遊び心を含んだアプローチでスムーズに仕上げていくことができました。


――ではもしまたユゥジ×ディバイザーの楽曲を制作するとしたら、どんな曲が良いでしょうか?

岡部:今回はメロウかつ叙情的なタイプの楽曲だったので、もし次があるとすれば勢いのあるアップテンポな曲や、猛々しく激しい感じの曲を歌ってもらえたらいいですね!


Scared Rider Xechs -スカーレッドライダーゼクス公式サイト


岡部啓一氏

岡部啓一氏

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