6月から始まる3DCG大河アニメを大紹介! 「『キングダム』プレミアムプレビュー&トークショー」イベントレポート。森田成一さん、福山潤さん、小山力也さんが、動乱の戦国時代を駆け抜ける!
2012年3月20日、東京・渋谷の「NHKみんなの広場 ふれあいホール」にて「2012NHKアニメ 春まつり」開催され、6月の新番組『キングダム』のSPイベントが行われた。
本作は、原泰久氏の同名漫画をアニメ化したもの。春秋戦国時代の中国を舞台に、大将軍を目指す孤児の少年・信(しん)と、後に始皇帝となるエイ政(えいせい)の物語だ。
会場には、森田成一さん(信役)、福山潤さん(エイ政役)、小山力也さん(王騎役)、神谷純監督が登壇し、本作の魅力を紹介してくれた。
早速、第1話のPVが上映されたが、なんと本作は、キャラクターの動きが3DCGで制作されている。神谷監督曰く「今回の作品は、何十万の人間が動く戦が何回も続き、その中を、信たち駆け抜けていくというドラマ。その何十万の軍団を動かさなければならないという命題があり、普通の作画ベースで、毎週放送されるものを作るのは無理なんです。軍団は3DCGで、キャラクターの演技は通常の作画ということも考えましたが、それでは場面によってコロコロ変わり、視聴者が感情移入しにくいと考えました。一体となった熱さ、面白さを追求するため、かなり冒険なんですが、この手法をとっています」とのことだ。
他にも「クイズDEキングダム」と題して、クイズ形式で本作の様々な魅力を大紹介!「原作者・原氏が、春秋戦国時代を題材に選んだのは何故?」という問題では、「元々は別の漫画の敵ボスに始皇帝を考えていて、そこで調べた始皇帝の人生が激動で魅力的だったから」といった裏話も飛び出し、観客も興味津々であった。
●キャスト陣が語る『キングダム』の世界!
また、すでにアフレコは始まっているとのことで、キャスト陣が以下の様に意気込みを語ってくれた。
【小山力也さん(王騎 役)コメント】
「膨大なストーリーで、膨大な登場人物が登場します。ホントの大河ドラマです。原作を読んでいて、最初は、迫力あるシーンの数々に惹かれたのですが、読み進めていく内に、それぞれの人間の魅力と深さに感動しました。王騎の出番は、後半からですが、ふたり(森田さんと福山さん)が盛り上げてくれていると思いますので、私で水を差さない様に、一生懸命頑張りたいと思います」
【福山 潤さん(エイ政 役)コメント】
「この作品を受けさせて頂いた時、ホントに血湧き肉踊ると感じました。今、収録が始まっていて、そのパワーをフィルムに叩き込んで、作品の持っている生きる力、意思の力を、我々がどうやって表現していこうかと戦っています。皆さんが期待で胸を膨らませて、6月の放送で、我々の“熱”を受け取って頂ければ幸いです」
【森田成一さん(信 役)コメント】
「春秋戦国時代は、生きていくのも大変です。そして、現代も混迷の時代を迎えていると思います。本日上映された映像の中で、信たちは“お金はないが、僕達には、剣を振るう体がある。それだけで充分だ”と言っています。人間が生き抜くには何が必要なのか、それをこのアニメーションを通して、皆さんにお伝えできればなと思います」
キャスト陣の熱い意気込み、フル3DCGで大河ドラマを描くという試み、果たしてそのデキは? 6月4日、BSプレミアムでの放送スタートに期待して欲しい!
<放送情報>
BSプレミアム 2012年6月4日(月)19:00~放送スタート
※毎週水曜、24:15~再放送がスタート
<STAFF>
原作:原泰久
監督:神谷純
シリーズ構成:荒川稔久
アニメーション制作:ぴえろ
制作・著作:NHK・総合ビジョン・ぴえろ
<CAST>
信(しん):森田成一
エイ政(えいせい):福山潤
河了貂(かりょうてん):釘宮理恵
羌カイ(きょうかい):日笠陽子
王騎(おうき):小山力也
>>NHKアニメワールド『キングダム』公式サイト