映画『ももへの手紙』完成披露試写会に美山加恋さん、優香さん、西田敏行さんが登壇!
2012年4月10日(火)、日本青年館で、21日(土)から丸の内ルーブル他で全国ロードショーされる映画『ももへの手紙』の完成披露試写会が行われ、映画でヒロインの宮浦ももを演じた美山加恋さん、ももの母、宮浦いく子を演じた優香さん、ももを見守るため地上にやってきた妖怪のイワを演じた西田敏行さんが登壇。映画をアピールした。
『ももへの手紙』は沖浦啓之氏が『人狼 JIN-ROH』以来、久々に監督を手がけた作品。父を亡くし、母親・いく子と瀬戸内の島に移り住んだ宮浦ももが、島で出会った自分にしか見えない3人組の妖怪との出会い、母とのすれ違いなどを通して、成長していく様子を描いている。キャラクターデザインに『千と千尋の神隠し』や『イノセンス』などを手がけた安藤雅司氏。Production I.Gがアニメーション制作を手がけている。今回、韓国や全米など世界各国での公開も決定したことも報告された。
ステージに登場した出演者の皆さん。「今、手紙で思いを届けるとしたら、誰に、どんな思いを届けたいか」という質問を投げかけられると、美山さんは「やっぱり母ですね。5歳のときからこの仕事をしているのですが、現場にいつも来てくれた。その感謝の気持ちを送りたいです」と語った。
西田さんは「亡くなった母親に手紙を書いて、イワに届けてもらいたいですね。小さい頃にいっぱい愛情を受けたのですが、若い頃は反抗した時期もあって、今、ごめんねと一言伝えたい」と、映画に自分の思い出を重ねて話してくれた。
続いての質問は「今までで印象に残った手紙」。優香さんは「芸能界に入って寮生活を始めた頃、父から茶封筒に入った手紙をもらった。”小さい頃から私の笑顔に救われてきた。これからはその笑顔でみなさんに届けるんだね”という、私の背中を押してくれる内容だった」と、父との手紙の話を語ってくれた。
沖浦監督は「上京したときに、荷物と一緒に母親からもらった手紙で、はじめてちゃんと母親の字を見て、以外と下手なんだって思って、そこに人間味を感じた」と、母との手紙にまつわるエピソードを明かしてくれた。
21日の公開初日には丸の内ルーブルでの初日舞台挨拶も行われる『ももへの手紙』。美しい瀬戸内の自然とさわやかな感動をこのゴールデンウィークに味わってみてはいかが?
『ももへの手紙』公式サイト