浪川さんへのサプライズも飛び出した、『ZETMAN』先行上映イベントレポート!
『ZETMAN』は「週刊ヤングジャンプ」で連載中のSF漫画が原作。特殊な生命体として生まれた主人公の神崎人(かんざきじん)が、異形の怪物との戦いや人との触れあいを通して成長していく姿が描かれていく。今回は、3月30日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された、『ZETMAN』のアニメ先行上映イベントの模様をお届け!
イベントではまずアニメの第1話と第2話を上映。その後、主演声優の神崎人役の浪川大輔さん、天城高雅(あまぎこうが)役の宮野真守さん、天城小葉(あまぎこのは)役の花澤香菜さん、田中花子役の伊瀬茉莉也さん、原作者の桂正和さんがステージ上に登場して、トークでファンを盛り上げていた。
大きな拍手で迎えられた出演声優と原作者の桂さん。会場への挨拶が終わるとアフレコ現場の話題に。浪川さんと宮野さんは、アフレコ現場で「毎週オーディションだから」と言われたなど、桂さんからいじられているエピソードを話して会場を笑わせた。
原作とアニメの違いについて聞かれた桂さんは、アニメは話数が限られているけれど、原作の人間関係や出来事などをうまく整理して見やすくなっていると語る。
続いて、自分の演じるキャラの紹介をすることになった出演者たち。浪川さんは普通の人とは違う特殊なジンの設定を簡潔に表現しようとして悪戦苦闘。「変身して強い」とコメントし、「どんなヒーローにでも当てはまる」と出演者たちからツッコミが入る場面も。また、それを受けて宮野さんは高雅の紹介で「変身したい弱いキャラ」と、普通の人でありながら、正義を信じてまっすぐ突き進む高雅の特徴を言い表した。花澤さんは、小葉は大企業である天城の家に生まれたため、いろいろなモノに縛られている女の子だと紹介。正義にあこがれる兄(高雅)には、しっかりしてもらいたいともコメントした。伊瀬さんは、4話から登場となる花子について聞かれると、「小葉とは対照的な活発な女の子です。ジンと知り合うことで愛を知り、またジンを成長させるきっかけにも」と語ってくれた。
アニメのOPの話では、浪川さんがMummy-Dさんのラップを一青窈さんが歌っていると勘違いしていたと宮野さんが暴露し、ファンを笑わせる場面も。また、会場には一青窈さんからビデオレターも届けられ、『ZETMAN』のOPとEDを担当したことへ思いや、物語への期待などが伝えられた。
笑いの絶えなかったトークコーナーも終りの時間に。締めの挨拶を任された浪川さんが作品への思いを語っていると、舞台袖からバースディケーキが登場! 『ZETMAN』の放映開始日である4月2日が浪川さんの誕生日だったため、サプライズとして用意されていたものだ。『ZETMAN』が大きく描かれたケーキを前に浪川さんは、「ほかの役者さんがサプライズでケーキをもらうのは見たことがあるけれど、自分がもらうのは初めて」と喜びをあらわにしていた。
サプライズイベント後には、サイン入りグッズが当たる抽選会へ。番号が呼ばれるたびに、会場からは大きな歓声が聞かれた。
40分にも及ぶトークショーもついに終了。最後にファンへのメッセージを求められると、
「難しいテーマの作品ですが、できるだけ伝わるように演じています。スタッフもキャストも汗だくで作っていますので、友達などに宣伝して一緒に盛り上げていってくれればと幸いです」(浪川)
「アニメは原作の雰囲気を壊さず、さらにエンターテイメントを楽しめるように作られていますので、これから応援よろしくお願いします」(宮野)
「1話1話、見逃せない展開ばかりなので楽しみにしていてください。それから、小葉のジンへの淡い恋物語を見守っていただければと思います」(花澤)
「原作ファンはもちろん、アニメから入られる方も夢中になれる作品です。演じる者も魂を削ってお芝居させてもらっていますので、毎週楽しんで見ていただきたいです」(伊瀬)
「監督やアニメーターなど、多くの人の手を通して素晴らしい作品となっています。原作者としては、アニメに追いつかれないようにがんばりますので、アニメ、原作ともどもよろしくお願いします」(桂)
と、それぞれの思いを語り、上映イベントを締めくくった。
>>TVアニメ『ZETMAN』公式サイト