気軽に楽しめるライトノベルで『アルカナ・ファミリア』の世界観に浸るべし! 文庫ならではのポイントに注目
■ 「もっと『アルカナ・ファミリア』を楽しみたい!」という人は、ライトノベルで!
テレビアニメから『アルカナ・ファミリア』を知った方の中には、「もっと、『アルカナ・ファミリア』の世界を知りたいけれども、どんなものが出ているの?」なんて、思っている人も多いかと思います。そこで、オススメなのが、ライトノベルの『アルカナ・ファミリア』です。キャラクター同士の台詞のかけ合いが多いライトノベルということもあって、ゲームの世界観も崩れることなくバツグンの読みやすさ。「普段は、あまり本を読まないんだけど」という人でも気軽に楽しめる作品になっています!
また魅力的なのが、物語の合間に原作ゲームでキャラクターデザインと原画を担当している、さらちよみ氏の書き下ろしイラストが添えられていること。凛々しい顔をしたリベルタや、涙目のパーチェ。中にはフェリチータとジョーリィがダンスをしている甘いイラストも……! 原作イラストが好きなファンには、たまらない仕様です!
現在、発売中のライトノベルは、第1巻『アルカナ・ファミリア~ラ・プリマヴェーラ~』と、第2巻『アルカナ・ファミリア~運命を廻す少女~』の2冊。更に2巻からの続き物である第3巻『アルカナ・ファミリア~見えない心~』は、2012年7月20日に発売したばかり! これからアニメで『アルカナ』に触れる人やゲームからのファンでも楽しめてしまうライトノベルな内容を、魅力的なシーンとともにご紹介していきます。
第1巻は、自警団に入った当初のフェリチータがほかの幹部たちを調査する『大アルカナを調査せよ!』と、レガーロ島の春のお祭り「ラ・プリマヴェーラ」を楽しむ『アルカナ・ファミリア ~ラ・プリマヴェーラ~』の2編が収録。ゲーム本編以前の物語が描かれていきます。第2巻からは、アニメやゲームでお馴染みの本編の物語が展開。その中でもノベルは、ジョーリィとの絆を深める内容となっています。
第1巻と第2巻は続きものではないため、どちらからでも読むことが可能です。「ショートストーリーでまずは試してみたいという人」は、第1巻を。「アニメとは違うストーリーを知りたい!」という人は第2巻から読むといいかもしれません。
ノベライズされた物語は、フェリチータ目線で進められており、心理描写がとても細やかに綴られています! フェリチータの喜びや悲しみが丁寧に描かれているので、感情移入がしやすく、「このときこう思っていたんだ……」とゲームをプレイ済みでも新鮮な気持ちになることも。フェリチータの幼少時代の思い出を振り返るシーンも多いため、より「フェリチータ」というキャラクターを身近に感じられるはずです。
■ゲームからのファンでも楽しめる、文庫の魅力をピックアップ!
そんなライトノベルから、物語の一部分をちょっとだけお披露目。
場面は、第1巻『アルカナ・ファミリア~ラ・プリマヴェーラ~』で行われるパーティーシーン。フェリチータが他の男性にダンスを誘われないように、自分たちでフェリチータを独占しようとした幹部たち。その一番手として手を差し出したのは、澄ました顔のジョーリィで……!?
フェリチータを誘って円舞曲の中へ向かうジョーリィが、わめくリベルタを悠然と振り返った。
「君らを待つ理由は見当たらないな。何、私の手からお嬢様を奪えばいいだけの話だ」
ジョーリィに導かれ、フェリチータは踊ったこともない円舞曲に加わる。
右手を取られ、腰に左手を回され、体を引き寄せられた。フェリチータはジョーリィの足を踏みでもしたらどんな嫌味を言われるかと緊張したが、意外なくらいジョーリィのリードが上手くて、すぐにそんな心配は吹き飛んだ。
《第1巻 P.251より引用》
……いかがでしょう?
サディストで、自分勝手で、人のことなど実験台程度にしか思っていないのでは、というジョーリィが自らフェリチータを誘ってダンスをする。しかも、そのダンスが上手というプラスαつき……! これはもうほかに言葉はいりませんね。加えて、このシーンではめったにお目にかかれないドレス姿のフェリチータの挿絵もあり、ファンならばおさえておきたいポイントのひとつとも言えます。
ジョーリィに出し抜かれてしまった周りの幹部たちの様子や、その後の展開はぜひご自身のお手元でご確認ください。「俺も踊る!!」と騒ぎ出す彼らの姿も大変愛らしいですよ!
ほかにも、『アルカナ・ファミリア』独特の用語や、聞き覚えのないイタリア語も多く登場する本作。「今の言葉ってなに??」「このキャラクターってなんのアルカナだっけ?」と、アニメやゲームで聞き逃してしまうと、つい混乱してしまうこともありますよね。
でも、不思議と文字で追ってみると、耳で聞くだけのときよりも落ちついて読み説いていけるので、用語やキャラクターの特徴を頭の中で整理しながら『アルカナ』の世界に浸れます! お手軽に世界観やキャラクターの雰囲気を知りたい人、おさらいしたい人には、とってもありがたい内容です。通勤・通学や、ちょっとした空き時間に楽しむのもオススメです!
■限定版には新規シナリオの嬉しいミニドラマCDつき!
限定版では、本書とは別にミニドラマCDが付属! 描き下ろしのシナリオを声優陣のボイスつきで楽しめてしまいます。気になる内容は、どちらも自警組織「アルカナ・ファミリア」に寄せられた相談に幹部たちが答えていくというシナリオ。
第1巻に付属するミニドラマCD『おこりんぼオリアトーレ』は、ノヴァとデビトが回答者として登場。アニメ・ゲーム本編では、あまり2人きりで絡まないコンビに新鮮さを感じます! 口達者で自由奔放なデビトに、年若きノヴァが太刀打ちできるのか……!? デビトの普段の生活が垣間見られるシナリオにも注目です。
第2巻の『あばれんぼカンニャーラ』では、パーチェとルカの幼馴染みコンビの2人が回答者。普段から仲のいい2人のほのぼのした雰囲気を味わえます。また、ルカのお嬢様マニアな一面をのぞかせるネタ要素も満載! 「お嬢様マニア&それをネタにイジられるルカが大好き!」という人には必聴の内容となっています。さらに初回版には、パーチェとルカを演じる杉田智和さんと中村悠一さんのキャストトークも収録。ミニドラマのタイトルに関する話題で盛り上がります。品薄とのことなので、見かけた時は即ゲットですよ!
付属のミニドラマCDは『アルカナ・ファミリア』のコミカルな雰囲気を補充したいという人にピッタリ! キャラクター同士がワイワイと話している雰囲気を存分に満喫できるはずです。第3巻では、リベルタとダンテの諜報部の2人によるラ・ボーチェ『わすれんぼロマンティコ』で島民の相談に回答するそうです。発売日までお楽しみに! 更に小説・ミニドラマとも電子書籍での配信もスタート! ますます気軽にゲットできます!
<『アルカナ・ファミリア ~ラ・プリマヴェーラ~』>
<『アルカナ・ファミリア ~運命を廻す少女~』>
<「アルカナ・ファミリア ~見えない心~」>
◆限定版(文庫+ミニドラマCD)
1~3巻 定価:1200円(税込)
◆通常版(文庫のみ)
『アルカナ・ファミリア ~ラ・プリマヴェーラ~』
1巻 定価:620円(税込)
『アルカナ・ファミリア ~運命を廻す少女~』
2巻 定価:600円(税込)
『アルカナ・ファミリア ~見えない心~』
3巻 定価:580円(税込)
小説/渡海奈穂
原作・監修/HuneX
イラスト/さらちよみ
(C)HuneX
発売:株式会社 フロンティアワークス
★限定版のミニドラマCDは初回配本のみキャストトーク付き!
※画像は音声配信用ジャケットです。
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>>フィリア編集部公式サイト
>>アルカナ・ファミリア | フィリア編集部公式サイト
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