NOTTV『声優生電話』第6回レポート、ゲストは『一騎当千』などでおなじみ浅野真澄さん!
スマートフォンでさまざまな番組を放送している「NOTTV」にて、隔週金曜日に放送中の声優バラエティー番組『声優生電話』。司会はお笑い芸人「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんと声優の原紗友里さん。第6回今回のゲストは『一騎当千』の孫策伯符や『BLOOD-C』の網埜優花で知られる実力派声優の浅野真澄さん。また、浅野さんは「あさのますみ」の名義で絵本作家としても活躍中だ。
いつものように柳原哲也さんと原紗友里さんのタイトルコールで番組がスタート。柳原哲也さんがゲストの浅野真澄さんをスタジオに呼ぶと、大人の女性らしく、落ち着いた表情で浅野真澄さんが登場。しかし、番組スタッフが事前調査をした浅野さんの性格は「ガツガツしている」だった。オープニングトークでは、ちっともガツガツしていなかった浅野真澄さんだが、番組が進むとガツガツしている性格が明らかになるのだった……。
●男性にも女性にも好かれる浅野真澄さん!
視聴者が浅野真澄さんに直接電話で質問ができるコーナーが始まった。いままでの放送では、男性声優の場合は女性視聴者、女性声優の場合は男性視聴者からの電話が多かったのだが、今回は雰囲気が違う。番組にかかってくる電話の男女比が、ほぼ同じだったのだ。なかには「浅野真澄さんのなにもかもが大好きです」と告白する女性視聴者も現れた。照れながらも的確に質問に答える浅野真澄さん。ステキです!
番組冒頭で「ガツガツしている」と紹介された浅野さんの意味が明らかになったのは、ある視聴者からの質問電話の最中。質問の内容は「食費を切り詰めるには?」といった内容だったのだが、浅野真澄さんは「ワンパックの納豆を4回に分けて食べればいい」と答えた。実際に浅野さんが生活費を切り詰めるときに行なっていたらしい。
さらに、「おごられ上手になる」というテクニックも伝授。浅野真澄さんは男性にゴハンをおごってもらうとき、「過度にリアクションを取れば男は再びおごってあげたくなる!」と力説した。これには司会の柳原哲也さんも納得。「男はバカだから、思いっきり喜んでくれるとまたおごってあげたくなるんだよなぁ」と、心当たりがある様子だった。浅野真澄さんは、「どんなチェーン店でも、こんなにおいしい料理は初めて食べました?って喜べば、おごってくれた人も悪い気はしないでしょ? それで、次にまたおごってもらうんです」と、実はガツガツしている性格を垣間見せた。
●辛い梅干しと甘い梅干し、超高級品はどっち?
『声優生電話』の名物企画「夜のもぐもぐタイム」は、ゲストが好きな食べ物を紹介するコーナー。今回は浅野真澄さんが好きな「梅干し」が取り上げられた。しかも2種類! 実はひとつが1粒3150円の超高級品で、もうひとつが一般の梅干しよりも少しだけ高いモノ。この2種類の梅干しを試食して、超高級品を当てるゲーム「利き梅干し選手権」が始まった。
ひとつの梅干しはとてもしょっぱく、もうひとつは甘いようだ。浅野真澄さんは甘いほうの梅干しを選択。理由は「しょっぱいほうは、ただ辛いだけ」とのこと。一方、柳原哲也さんは「こーゆーしょっぱい方が、きっと超高級品に違いない」と、浅野真澄さんとは別の梅干しを選択。
結果は、柳原哲也さんが選んだ梅干しが正解だった。外れた浅野真澄さんは悔しがりつつも、「でも、私は甘いほうが好き!」とポリシーは曲げず、納得がいかないようだった。ちなみにこの梅干しは、和歌山県にある五代庵の「五福」という梅干し。興味のあるお金持ちの読者は、ぜひお買い求めください!
●たった1時間の番組で仲良くなった3人の出演者トークは止まらない
番組終了後、出演者の3名にインタビューを行なった。柳原哲也さんは浅野真澄さんとは初対面ではなく、アフレコ現場で数回だけ会ったことがあるそうだ。しかし柳原さんは、「現場でお会いしたときはそれほど会話はできなかったのですが、今日こうやってゲストに来てくださったら、とても人間的で楽しい人だと思いました」と感想を述べた。
さらに、「今日仲良くなれたので、今度会ったときはアニメをワンクールいっしょに働いたくらいのテンションで、あさのぉ!? 今日もガツガツしてんなぁ!! ってツッコみますよ」と、楽しそうにはしゃいだ。そして原紗友里さんは、「お話が上手な方だと伺っていたのですが、実際に話したら想像以上に楽しい方でした。番組が盛り上がったので、つい浅野真澄さんにツッコんでしまいました(笑)。カンペで指示を出されたとはいえ、すみませんでした」と、楽しそうにコメントしてくれた。
一方、ゲストの浅野真澄さんは、「視聴者からどんな質問が来るかドキドキしていたので事前に番組スタッフさんに聞いたんですが、かわいい質問が多いって言われていたんです。でも、いざ番組が始まったら、けっこう深い質問ばかりなんですよ! あと、隣にしゃべりのプロの柳原さんがいるのに、しゃべりについて質問されたときはなんて答えていいんだろうって、苦しくなりました(笑)」と、戸惑いながらも視聴者との生電話を楽しんでいたようだった。
また、別途浅野さんへ用意していたインタビューも行ってきたので、こちらもご覧いただきたい。
――いままで声優として活動してきて、よかったことは?
浅野さん:この仕事はいろんな人と出会えるのですが、尊敬できる人に多く会えているところがうれしいです。その道を極めている人とか、多いですね。よく大人になると「職場に尊敬できる人がいない」って悩みを持つ人がいるけど、私はそういうのには無縁で、周りにいる人はいつもすごい人ばっかりなんです。
――浅野真澄さんが考える、声優としてもっとも大事なことは?
浅野さん:難しい質問ですね。なんだろう? 「仕事を楽しむこと」ですかね。声優にはいろんなお仕事があって、「私にできるのかな?」と不安になるようなこともあります。でも、そういう仕事も楽しいところを見つけて、思う存分楽しんで働くことが大事だと思います。
――お仕事でもプライベートでも、今後チャレンジしてみたいことはありますか?
浅野さん:料理です! 私、包丁もまな板も持ってないんですけど、いい大人が包丁もまな板も持ってないなんて、おもしろくもなんともないじゃないですか? で、料理を始めたいのですが、さすがにいまからスタートしても昔からお料理をしている人と差が縮まらないと思うので、お料理教室に通おうと思ってるんです。だから、私の誕生日の8月に通おうと、いまはイメージトレーニングしているところです。
料理教室を調べると、料理の種類とか生徒の人数とか、いろんなスクールがあるんです。なのでまず、私が食べたいものをよく考えて、いまはイメージトレーニング中です。ひとつの食材で、いくつものバリエーションの料理を流れるように作れる人になりたいです!
そんな私ですが、実は5年くらい前までは少しは作っていたんですよ。当時やっていたラジオ番組の企画でお料理グッズをもらったりしていました。でも、5年前に全部処分して、いまはなにも調理道具を持っていません。
――最後にファンのみなさまにひとことお願いします!
浅野さん:今後もがんばってお仕事をしていきますので、漢字の「浅野真澄(声優)」と、平仮名の「あさのますみ(作家)」の両方を、ずーっと応援していただきたいです。
あと、8月12日(日)の夏コミ(コミックマーケット82)で、『それが声優!・第二巻』という同人誌を出します。声優業界の「あるあるネタ」を書いた本の第二弾です。「西あ20-ab」で販売しますので、夏コミに行く人はぜひお立ち寄りください!
インタビュー終了後も出演者3人のトークは止まらず、「夜のもぐもぐタイム」で出された梅干しについて盛り上がっていた。柳原さんが「しょっぱすぎる超高級品の梅干しは焼酎に合うのでは?」と提案すると一同うなずくも、実は柳原さんと原さんはほとんどお酒が飲めないと発言。それを聞いた浅野真澄さんは、「お酒を一滴も飲めないなんて、ふたりとも萌えキャラみたい……」と独特な言い回しでコメントし、スタジオのスタッフ一同を爆笑させた。いやぁ?、この番組、放送時間を伸ばしてほしいですよ! 声優好きにはたまらない番組なので、読者のみなさんも見てください!!
インタビューコメントにもあった通り、浅野真澄さんは8月12日(日)の夏コミ(コミックマーケット82)で、声優業界のあるあるネタを書いた同人誌『それが声優!・第二巻』を頒布する。ブースは「西あ20-ab」なので、会場に行く読者は要チェックだ!
>>「声優生電話」特設サイト
>>「声優生電話」Facebook
>>NOTTVオフィシャルサイト