大人気コミック『神様はじめました』のドラマCD「『神様はじめました』神と神使の契約」より豪華キャストのインタビューをお届け!! 「聞きどころは巴衛とミカゲの○○です」(立花慎之介さん)
2012年10月1日からテレビ東京ほかでテレビアニメの放送が開始する『神様はじめました』(原作:鈴木ジュリエッタ)。コミックスは現在13巻まで刊行(14巻は10/19発売)し、累計150万部を突破している本作のドラマCDが、10月24日にリリースされる。
本作は、家を失った主人公・桃園奈々生が土地神・ミカゲから神社と神としての地位、そして神に仕える“神使”巴衛を受け継いだことからはじまる、ラブファンタジーストーリー。
ドラマCDには、巴衛がミカゲの神使になったエピソードを収録。原作でもまだ描かれていないエピソードなので、原作ファンは聞き逃せない1枚になっている。ほか、奈々生と巴衛の日常生活を描いた話も収録されているので、原作を未読という人も楽しめるCDだ。
今回、本CDに出演の三森すずこさん(桃園奈々生役)、立花慎之介さん(巴衛役)、石田彰さん(ミカゲ役)、高橋広樹さん(乙比古役)の4人にインタビュー。たっぷりと話をうかがったので、ぜひ最後まで読んでほしい。
──収録を終えての感想をお願いします。
三森すずこさん(桃園奈々生役/以下、三森):ドラマCDでは巴衛とミカゲがメインのお話で、ある意味、アニメに至るまでのお話になっています。みなさんも知らなかった2人の過去を知ることができます。私は原作ファンなので、2人の出会いをCDで聞くことができて、いちファンとしてもうれしかったです。奈々生は、もう1つの日常生活のお話で登場しますが、家事が全然できなくて、非常に残念な子として原作通り描かれています。私はそうならないよう気をつけようと思いました(笑)。
最初、ドラマCDが楽しみではりきりすぎて、アニメの奈々生よりもトーンが上がってしまったんです(苦笑)。かなりテンションが高くなってしまったのですが、アニメの奈々生を思い出して、少し抑えながらやらせていただきました。
立花慎之介さん(巴衛役/以下、立花):今回、2つのエピソードが収録されていて、1つはミカゲと巴衛の過去の話というシリアスな物語があります。もう1つはいつもの奈々生と巴衛の姿を感じられるお話だったので、本編の裏話的なおもしろさといつものドタバタ感があるので、2つのおもしろさが1枚につまったCDだなと思います。
石田彰さん(ミカゲ役/以下、石田):キャラクターのバックグラウンドを知ることができる、非常に興味深いエピソードでした。語られるキャラクターの片割れを担当している僕もこの話をやったことで、ミカゲを、そして彼が関わる巴衛についてこう思っているんだなというのを知ることができて、いい経験をすることができました。
高橋広樹さん(乙比古役/以下、高橋):僕は、実は今回の収録で初めて乙比古をやらせていただきました。ドラマCDの収録の時点では、アニメのアフレコにまだ参加していないので……。そういう意味では、アニメでの初登場よりも前にキャラクターたちの関係性を作らせていただいたので、ある意味、時系列に沿った形で作品に参加させていただけたなと思っています。非常にありがたいと感じる収録でした。粛々と且つ、和やかに進んでいく収録だったので、有意義な時間を過ごすことができました。
──ご自身が演じたキャラクターについての紹介をお願いします。
三森:奈々生はごく普通の女子高生なのですが、家が少し貧しい子です。あと、正義感が強くて勝気な女の子ですので、巴衛に怒られたり、いろいろ言われてもそれに対等するようなパワーで突き返す、というのを意識しています。
立花:巴衛はツンツンしていて、あまり物怖じしないような感じのキャラクターです。ミカゲに対しても初めの方はツンツンしていますけど、自分にとって関わりの薄い人にはよりつっけんどんな感じがします。でもそのなかでも、巴衛なりの優しさがあったり彼のなかのルールがしっかりしている子なので、その辺をうまく出せたらおもしろいキャラクターだろうなと思っています。
石田:コミックスの方では、ミカゲは自分の代わりとして、奈々生に土地神をやらせるというキャラクターなのですが、今回CDの話では、まがりなりにも土地神としてちゃんと仕事をしています。ただし、ずぼらなところもあって、ある部分においては社会への適応能力が不足している人のようで、そんな適応能力が低いミカゲのところに現れた巴衛を、彼のバックグラウンドも含めて引き入れようとしています。表面的には、非常に有能な家政婦さんを手に入れたぞという感じになっています。
高橋:この4人のなかでは、一番神様な感じです(笑)。ハートは女性ということで、1ランク違うところにいる存在なのかなと思いました。つかみどころがないと言いますか、次元の違う所にいるような存在感を出せたらいいなと思いながらやりました。この先、アニメでも乙比古がどう描かれて、成長していくのかとても楽しみなキャラクターです。
──自分が演じる以外で気になるキャラクターがいれば、教えてください。またその理由もお願いします。
三森:今日のところは、乙比古姉さんが気になります(笑)。男性と女性のはざまにいる方で、女子に対してのつっこみが非常に厳しいんですよね。そういう方が神様にもいるんだなぁと思って、すごく気になりました。オネエな神様か……もしいるなら、仲良くなりたいですね。
立花:このドラマCDで言うなら、乙比古姉さんですよ。本編や原作も含めると、鞍馬が気になります。僕、鞍馬が結構好きなんです。以前、コミックス限定版用のドラマCDの収録をしたことがあるのですが、そのときに鞍馬役の岸尾だいすけさんとご一緒させていただきまして。本当にのびのびと、好き勝手やっていたんですよ(笑)。
高橋:あぁ…何か、目に浮かぶようだね(笑)。
立花:(笑)。岸尾さんご自身、楽しみながらやってるというのがすごく伝わってきて。鞍馬も乙比古も、周りの人たちがのびのびとやっているというのが、この作品の特徴なのかなと思います。
石田:僕もドラマCDに限って言えば乙比古です。今回のなかで一番濃いキャラクターだったので(笑)。作品全体を通して言えば、鬼切・虎徹の2人組が箸休め的な感じで、ことあるごとに登場してくれるのかなとアニメ版に期待しています。
高橋:奈々生ちゃんです。神様とか式神とか、そういう世界の話になってくると心理的に深いものがある物語に展開していきます。奈々生ちゃんもその渦中に巻き込まれていくというのが本編なのですが、運命の渦に巻き込まれてしまう女の子が、あれだけドジで、でもへこたれない明るさを持ち合わせていて。遭難した船からやっと見えた灯台の光みたいな存在だなと思いました。だから奈々生ちゃんには、ぜひ僕たちの希望の光になってほしいなと思っています。
そして三森さんには、いつかはタイ料理のお弁当を差し入れしてくれることを期待しています。この意味を知りたい人は、ドラマCDのフリートークを聞いてね!
──ドラマCDのストーリー内で印象的なシーンやセリフがあれば教えてください。
三森:冒頭の方で、巴衛がある誓いを果たすためにさまよっているシーンがあるんです。その誓った相手がね……すごく気になります! 巴衛があんな状態になってまでも、その人のために……というのがもう。原作ファンの方はわかると思うのですが、私もそこがすごく気になっているんです。乙女心を掴まれました。
立花:乙比古が登場するシーンは楽しくてインパクトがあるのですが、僕はミカゲと巴衛が神使の契りを交わすシーンが印象的でした。アニメだと奈々生と巴衛の、男女のキスシーンなのですが、少女マンガの流れで、男と男のキスシーンってどう描くんだろうと思っていたんですよ(笑)。なるほどなぁと。こういう風な感じなんだ…と思いました。シリアスなんですけど、いろいろな意味で深いシーンだったので僕は好きです。
石田:アニメの冒頭では、巴衛のことを信頼しきって放浪の身だったミカゲが、何日か帰ってこないだけで巴衛のことを心配しているというのがすごく印象的でした。あと、彼を探しに行った先で、ミカゲがあることが下手ということがわかったのが、とてもおもしろかったですね。
立花:ミカゲって、結構おちゃめですよね。
石田:そうそう。だから、そういうおちゃめなところが見えるのがこのドラマCDのおもしろさだなと思います。
高橋:ミカゲの回想シーンですね。ひとりで本を探そうと思ったら本棚が壊れ、それを直そうと思ったら壁が壊れ…。どんどん大変なことになっていくのに、そのひとつひとつを「ま、いっか」ですませていくその姿勢、前向きさが参考になりました。
一同:(笑)。
立花:ある意味、生きていく上での参考になったということですね。
高橋:そうそう。誰かが書いた本で「鈍感力」というのがありましたが、これか!と思いました。
石田:ストレスためないとかね。
高橋:ストレスをためない生活、大事ですね。しかもミカゲはしっかりしていて、よき家政婦を見つけたわけですよ。非常によいスパイラルに入っているので、その生き方がうらやましいなと思いました。
──さて、奈々生やミカゲには巴衛という神使がいて日常生活の世話をしてもらっていますが、もしみなさんにも神使がつくとしたらどんな神使がほしいですか?
三森:髪の毛を乾かしてくれる神使がほしいです。
立花:小さいな~(笑)。神使にお願いすることが、髪の毛乾かしてってどういうこと?
三森:最近10センチくらい切ったので楽なんですけど、ロングヘアって乾かすのがめんどくさくて……。それを考えるとお風呂に入るのも嫌になるくらいなんですよ
立花:短く切っちゃえばいいじゃん!
三森:(笑)。そうなんですけど私、ロングヘアが好きなので。あと、髪の毛を乾かしてくれたり、掃除をしてくれる神使がほしいです。ただしイケメンに限るということで……巴衛がいいです。料理は私が作ります!
立花:車で、現場まで送迎してくれる神使がいたらいいなと思います。電車で行かなくてよくて、自分で車を運転しないでも済む。タクシーみたいな感じですけど、朝、非常に楽でしょうね。玄関でたらタクシーが止まってるなんて、すごくいいなと思います。
石田:神使として巴衛はものすごい力を持っていると思うので、僕は巴衛がいいです。できれば余計なことを言わない、つんけんしない、そういうもっとまろやかな感じの巴衛がいいですね。
高橋:僕はロボットがいいです。
立花:ロボット?
高橋:ロボット型の神使がいいなぁと。大気圏を脱出できる能力を備えつけていて、放射線にも強くて……。
立花:高橋さんは何と戦うんですか!?
高橋:(笑)。それで宇宙服とか着なくても、宇宙バリアーみたいなのが出せて、生身で月の地面を歩けるという神使がいいです。
一同:(笑)。
高橋:その神使と手を繋いでいればどこまででも飛んで行けて、ワープも出来て……
宇宙旅行がしたいです!
立花:だんだん話が変わってきましたよ! 最初、ロボット型の神使って言ってたじゃないですか!
高橋:つまるところ、僕は宇宙旅行に行きたいので、宇宙旅行させてくれる神使がいいです(笑)
──もし神様にお願いごとをするなら、今、何をお願いしたいですか。
三森:私の家は東向きなんですけど、朝日がすごい暑くて、とくに今の時期は朝起きると部屋がサウナみたいになるんです。ですので、家の向きをよき方向に家ごとごろっと回転してもらって、ベランダが南側になるようにしてほしいです。私、南向き部屋に住みたかったので、ぜひそうしてほしいです。
一同:(笑)。
立花:今、この瞬間にお願いするとしたらスタジオのエアコンを止めてほしいです(笑)。想像以上に寒くて…最初はよかったんですけど、取材中にどんどん寒くなってきちゃったので。だってエアコンと換気扇がついてるんですもん。…超寒かったんですけど、今、神様にお願いしたら、石田彰さんという神様が現れて止めてくれました。願いが叶ってよかったです。すごく迅速な神様でした(笑)。
石田:僕は早く家に帰りたいです(笑)。
高橋:肩こりを直してほしいです(笑)。
──ありがとうございました。最後にファンヘのメッセージをお願いします。
三森:このドラマCDを聞けば、アニメがさらに楽しめる内容になっています。聞かないと損です! ぜひ聞いていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
立花:アニメも始まりますし、そこでは語られないお話や裏話的なものもふんだんに入っているので、アニメも見つつ、ドラマCDも聞いていただけたらうれしいです。
石田:このCDを7枚集めると神様の化身の龍が現れて、あなたの家をごろっと回転してくれますので、ぜひ、願いを叶えてください。
高橋:もしくはギャルのパンティが落ちてくるかもしれませんけどね(笑)。乙比古はアニメの序盤には登場しませんが、ドラマCDとアニメと原作と、すべてあわせて多方面から『神様はじめました』を楽しんでいただければさいわいです。今後とも応援をよろしくお願いいたします。
【関連情報】
ドラマCD『神様はじめました』神と神使の契約
発売日:2012年10月24日発売
定価:2,940円(税込)
品番:FCCM-0350
初回特典:メインキャストによる座談会(ボーナストラック)
【キャスト】
巴衛:立花慎之介
ミカゲ:石田 彰
桃園奈々生:三森すずこ
乙比古:高橋広樹ほか
ドラマCD「神様はじめました」神と神使の契約のご購入はこちら
http://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/1169376/
TVアニメ『神様はじめました』
テレビ東京にて毎週月曜日深夜2時05分より大好評放送中!!
※その他の放送局の情報はTVアニメ『神様はじめました』公式スペシャルサイトをチェック!!
>>『ドラマCD「神様はじめました」神と神使の契約』ご購入ページ
>>TVアニメ『神様はじめました』スペシャルサイト
>>『神様はじめました』原作公式サイト