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『わんおふ -one off-』第3話・第4話先行上映会イベレポ

後藤さん・矢作さん・儀武さんが『わんおふ』の魅力を語る! 『わんおふ -one off-』第3話・第4話先行上映会イベントレポート

 10月7日(日)、東京の有楽町にある映画館、丸の内ピカデリーにてアニメ『わんおふ -one off-』の第3話・第4話先行上映会イベントが行われた。

 『わんおふ -one off-』(以下:わんおふ)は、折り重なる山に囲まれた田舎町を舞台に、都会に憧れを抱きつつも、なかなかその一歩が踏み出せずにいる女子高生、汐崎春乃がシンシアという女性と出会い、仲間たちとともに少しづつ成長していく一夏の物語を描いていく作品。

 監督にはアニメ『ARIA The ORIGINATION』や『たまゆら~hitotose~』などで知られる佐藤順一監督、キャラクター原案には小説『キノの旅』などで知られる黒星紅白さんら豪華スタッフが集結。さらに、特別協賛にはHondaが参加し、春乃が愛車にしているジョルノをはじめ、さまざまなのオートバイが登場する「美少女×バイク」を楽しめる作品となっている。

 今回の先行上映会イベントでは、いち早く第3話、第4話が公開されるということで、会場には多くのファンの皆さんが集り、映画館の巨大スクリーンで作品を存分に堪能していた。

 また、本編の上映後には汐崎春乃役の後藤沙緒里さん、別所杏里役の矢作紗友里さん、マロ役の儀武ゆう子さん、そして佐藤順一監督によるトークショーも開催。今回の記事では、そんなトークショーの様子をお伝えする。

 なお、トークでは3話、4話のネタバレも若干含まれたが、今回の記事ではその部分はカットしてお伝えするので、イベントで見ることの出来なかった方も安心して読んでほしい。

【3話と4話では、緒方恵美さんの演じる新キャラクターに注目!】

儀武さん:では早速、作品について話していこうと思います。まずは『わんおふ』のイベント初登場となる紗友里ちゃん(矢作さん)に質問ですが、初めてこの作品の台本を読んだ時はどんな印象でしたか?

矢作さん:初めて台本を読んだとき、『わんおふ』は本当にある日常の1コマを切り取ったような、ゆったりしている雰囲気が伝わってきました。なので、演じる際には皆でその空気感を出すことができればいいと思いましたね。

儀武さん:紗友里ちゃんが演じる、別所杏里ちゃんについてはどんな印象でしたか?

矢作さん:最初に見た感じだと4人の中でも一番可愛らしい、凄いおしゃれ感が溢れるキャラクターだと思っていました。けれど、演じてみると彼女自身は意外と落ち着いた、わりと皆をまとめるようなリーダー的なキャラクターで、アフレコ時はあまり外見に引っ張られないように注意しています。

佐藤監督:この作品に登場するキャラクターはあまり現実的に居ないようなキャラにはしたくなかったので、こちらとしても、そのナチュラルな感じは狙っていました。

儀武さん:なるほど。では、本日ご覧頂いた3話と4話についての話をしたいのですが、実際に色がついて動く『わんおふ』を見ての感想は?

矢作さん:凄く綺麗でした! 

後藤さん:キャラクターが可愛いですよね。背景も素晴らしいですし。

儀武さん:地名は違いますけど、実際のモデルになった町があるんですよね?

佐藤監督:はい、そうです。本編で登場するような風景が実際に長野県の某所にありますよ。

矢作さん&後藤さん:行ってみたい!

儀武さん:では、今度皆でいきましょうか(笑)。沙緒里ちゃん(後藤さん)は、何か演じる際に気をつけていたことはありますか?

後藤さん:3話と4話では、春乃とシンシアの距離感を近づけることを意識しました。少しだけ打ち解けた2人の感じを表現するために、親しみを込めて「シンシア」と呼ぶようにしたり、じゃれあってみたりとか。

儀武さん:確かに、春乃とシンシアの距離というのは大事な要素でしたよね。そして監督、全4話なのにもかかわらず、緒方恵美さんが演じるまさかの新キャラクターが登場しましたね!

佐藤監督:そうですね(笑)。

儀武さん:このキャラクター。当初は台本には居なかったキャラクターでしたよね?

佐藤監督:そうです。なので、コンテを見て皆がびっくりしていました。「誰これっ」って(笑)。

儀武さん:どうして急に投入することに? ……さては、緒方さんと一緒に飲みました?(笑)

一同:(笑)。

佐藤監督:いや、でも確かに「バイクアニメなら出してくださいよ!」という話を聞いて、そういえばひとりキャラクターが欲しいなぁ……と思ったんですけどね(笑)。

儀武さん:緒方さんに洗脳されてますよ監督(笑)。でも、確かにこれまでの物語には居なかった、男前な大人の女性の方ですよね。

佐藤監督:シンシアが皆を引っ張っていくキャラクターだったので、後からちょっとだけ背を押してくれるようなキャラクターが欲しかったんですよね。

儀武さん:なるほど、バイクで言うところの後輪というわけですね!

佐藤監督:そうです。……上手いこと言うなぁ!

儀武さん:これが私の司会力です!(笑)。実際に関わることの多かったの沙緒里ちゃんはどうでした?

後藤さん:監督もおっしゃっていたように、後からポンッとやさしく押してくれるような感じで、緒方さんの演技もすごく自然体なんですよね。それが不思議な空気感をかもしだしていて、とてもいいキャラクターだと感じました。あと、アフレコの時には緒方さんがかっこよくてキュンって(笑)。

儀武さん:本当に、芝居している時の緒方さんはかっこいい男前ですよね! さて、今回お披露目された3話と4話でOVA版は完結、ということになりますが、監督の手ごたえとしてはいかがでしょうか?

佐藤監督:この4話に関してはやり切った、という感じです。しかし、黒星さんのキャラクター原案には、本編にでてこなかったような設定がたくさん描き込まれていまして、それを全部使い切れなかったのが心残りではありますね。例えば、小夜の持っている携帯電話はショートメールしか打てないような、とても古いものを気に入って使い続けているだとか。各キャラクターのコミカルな表情だとか……

儀武さん:なるほど、まだまだネタはあるというこうとですね!

【11月に発売となるOVA第1巻の、夢と希望とお色気が詰まったジャケットが公開!】

儀武さん:話は変わりますが、皆さんは原付に乗ったことはありますか?

佐藤監督:自動車を買うまでは原付でしたね。仕事の先輩から50ccの物を安く売っていただいて、通勤などに使っていました。

矢作さん:私はこないだ乗ったというか、初めてまたがりましたね。沙緒里ちゃんと一緒に『わんおふ らじお-one off radio- 』で、春乃モデルのジョルノに触ったり、またがったりさせていただきました。沙緒里ちゃんも乗ったよね?

後藤さん:私もまたがりましたね!

儀武さん:なるほど。さて、そんな春乃モデルのジョルノですが、現在Blu-ray&DVDの第1巻を購入していただいた方へのプレゼント企画が進行中なんですが、沙緒里ちゃんが贈呈式をやるそうですね。

後藤さん:……えっ、そうなんですか?(笑)。じゃあ、その人の所に私が乗って届けにいきましょうか!

儀武さん:北海道とかだったらどうするの!?(笑)。

後藤さん:い……行ってやりますよ!

儀武さん:やる気ですね後藤さん(笑)。では、それについては大人の皆さんに確認してから決定するとして、そんな第1巻のBlu-ray&DVDのジャケットをどこよりも早くお披露目したいと思います! ジャケットはこちらです!

一同:おぉー!

矢作さん:……シンシアが色々とヤバくないですか!?

儀武さん:ジョルノを皆で洗おうとしている時にちょっとハッスルしちゃったんですね。

後藤さん:しちゃいましたねー。

儀武さん:ということで、夢と希望とお色気が詰まったジャケットとなっていますので皆さんよろしくお願いいたします!

【トークショー後半には、佐藤監督が春乃役に挑戦!?】

儀武さん:さて、そんな1巻に収録されている1話の1シーンには、春乃の妄想で執事が出てくるシーンがあります。ここからはその1シーンを再現する「春乃のデイドリーム」のコーナー! ゲストの3人に今回はそんなデイドリーム(妄想空間)を再現してもらいたいと思います!

後藤さん:今、客席が「ざわっ……っ」てなりましたよ(笑)。

儀武さん:何をやるか全然わかりませんからね(笑)。ということで、今回は春乃役の人、執事役の人、そして剥製役の人にわかれてもらいます。誰がどの役をやっているかもわかりやすいように、今回は私が小道具をご用意しました!

矢作さん:儀武さんが用意したんですか?

儀武さん:そうです! まず、春乃ちゃんと言えば髪型ピョコッとなっている部分で、ここは黒星先生のデザインでHondaのウイング部分をイメージしている特長的な部分なので、これを再現したカチューシャをつけてもらいます!

矢作さん:これ、手作りですか?(笑)。

儀武さん:そうですよ(笑)。そして、執事役の人は特徴的なおひげを持ってきました。そして、剥製役の人はやっぱり壁に飾られているので、額縁を持ってもらいます。では、早速誰が何をやるかくじを引きますから、私が!

後藤さん&矢作さん:儀武さんが引くんですか!?

儀武さん:いいじゃないですか! それじゃあ引きますよ……。では、まず第1回目は春乃役を沙緒里ちゃん、執事を監督、剥製役が紗友里ちゃんです!

矢作さん:初っ端から余り役じゃないですか!

儀武さん:余りじゃないですよ!

後藤さん:重要な役ですよ! きっと!

矢作さん:じゃ……じゃあ、頑張ってやりますよ!

儀武さん:では、監督にはこのぐるぐるお髭をつけて貰いまして……。

佐藤監督:……これ、ニコ生中止できないですかね。

一同:(笑)

儀武さん:シチュエーションは「お嬢様のティータイム」で、お嬢様が紅茶を美味しく飲む感じでお願いします。紗友里ちゃんは静止画で!

矢作さん:オッケー!

儀武さん:それでは、よーい……アクション!

佐藤監督:お嬢様、お茶の時間で御座います。

後藤さん:あら、ありがとう。今日は何を?

佐藤監督:お抹茶でございます。

後藤さん:えっ、お抹茶!? ……新しいわね。たててくれるの?

佐藤監督:えぇ、苦味がよろしいでしょう。

後藤さん:そうね。

佐藤監督:あぁ、こぼしてしまった!

後藤さん:ちょっと。なにやってるの!

佐藤監督:も、申し訳ありません!

儀武さん:終了ー!

後藤さん:えぇーっ! 今いい感じのところだったのに。

儀武さん:凄いよかったでので、もう少しやってみましょう。次は沙緒里ちゃんが剥製役、執事役を紗友里ちゃん、春乃役を……監督で! シチュエーションは「乗馬」でお願いします。

矢作さん:あれ、乗馬ってことは外ですよね?

後藤さん:私どうすればいいですかね?

儀武さん:後をついていってください。

後藤さん:ついていくの!?(笑)

儀武さん:はいっ、それでは、よーい、アクション!

矢作さん:春乃お嬢様。朝の風は気持ちいいですね。

佐藤監督:そうね(高い声で)。

矢作さん:さ……寒くはないですか(笑)!

佐藤監督:寒いわね。

矢作さん:あ、暖めてあげましょうー!

儀武さん:ハイ、カット(笑)!

矢作さん:どうでした!?

儀武さん:相想像以上にカオスでした! でも可愛くできてましたよ。

佐藤監督:それ、褒められてるんですか?(笑)

儀武さん:と、いうことで私としてはこのままエンディングに突入したいのですが、皆さん小道具をどうしましょうか。あぁっ! 投げ捨てないでくださいよ!

矢作さん:だってこれ生放送ですよ! どうするんですか私。

儀武さん:どうしましょうかねぇ……。

佐藤監督:無かったことにしましょうか。

儀武さん:(腕をぐるぐる回して)忘れちゃえー! ……はいっ、これで無かったことになりました。ということで楽しい時間はあっという間でして、最後に観て頂いた皆様へ、ひとことずつメッセージをお願いしたいと思います。

後藤さん:今日は本当に楽しい時間を過させていただき、皆さんありがとうございました。物語は完結してしまいましたが、凄く暖かい終わりを迎えることができ、願わくは続編もできればいいな、なんて思っています。これからもラジオなどで『わんおふ -one off-』の魅力をどんどんお伝えしていきますので、引き続き応援をよろしくお願いします!

矢作さん:物語は終わりを迎えましたが、まだまだやり足りない気持ちが私達キャストにはあり、是非とも続編もやれたら嬉しいな……と思います。OVAの方は11月に第1巻が発売しますので、こちらも是非チェックしてください。

佐藤監督:先ほどの一件で、もし続編があった場合には、ハルノ役は自分がやることになりました。

後藤さん:えぇーっ、なんでーっ!?

一同:(笑)。

佐藤監督:あはは(笑)。さて、本日は3話と4話を観ていただきありがとうございました。是非、DVDやBlu-rayでもチェックしていただければ嬉しいです。まだ決まってはいませんが、出来ることなら続編も製作できれないいと思いますが、ひとまず『わんおふ -one off-』は完結となります。ラジオやイベントもまだまだありますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。

■スタッフ
監督:佐藤 順一
キャラクター原案:黒星 紅白
チーフディレクター:きみやしげる
構成・脚本:鈴木 雅詞
キャラクターデザイン:渡辺 敦子
色彩設計:林 可奈子
美術監督:田尻 健一
3D監督:下山 博嗣
撮影監督:荻原 猛夫
音響監督:若林 和弘/原口 昇
音楽:原田 節(ハラダ タカシ)
音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:TYOアニメーションズ
製作:わんおふ製作委員会
特別協賛:Honda

BD&DVD第1巻は11月28日(水)、第2巻は12月21日(金)に発売!

>>アニメ『わんおふ -oneoff-』公式サイト
>>公式Twitter

(C)佐藤順一・わんおふ製作委員会
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