テレビアニメ『たまゆら~hitotose~』と「2012憧憬の路」のコラボレーションイベントをレポート&コミケ出展情報!
佐藤順一監督をはじめとする『ARIA』スタッフが再集結して製作した、おぼろげな夢をはぐくむ女の子たちの青春を描いたヒーリングストーリー、『たまゆら~hitotose~』。
オリジナルビデオアニメーション『たまゆら』の好評を受けて、2011年10月から12月にかけてテレビアニメ『たまゆら~hitotose~』が放送、現在第2期の放送に向けて準備中となっている。
同作と、2012年10月27日(土)、28日(日)に広島県竹原市で開催された憧憬の路がコラボ。「たまゆら×憧憬の路コラボイベント」が行われた。
憧憬の路とは、江戸時代の繁栄を今に伝える古い町並みを竹筒からあふれるろうそくの明かりで幻想的にライトアップするイベントで、毎年全国各地から多くの方が訪れる。
今回のコラボイベント、飯塚晴子さん描き下ろしのコラボレーションイラストを筆頭に、公式グッズの販売、たまゆらキャスト、スタッフからの夢灯りコメントが展示されたほか、27日にはトークイベントも開催され、当日は塙さよみ役の大原さやかさん、志保美りほ役の葉月絵理乃さん、佐藤順一監督がイベントに参加した。
当日は雨が降り出したりもしたが、無事に竹灯りも点火されイベントがスタート! 当日は憧憬の路ということもあり艶やかな和服姿で塙さよみ役・大原さやかさん、志保美りほ役・葉月絵理乃さんが登場、竹灯りに囲まれながらトークショーが始まった。
まず初めに大原さんと葉月さんのフリートーク。まず大原さんから「ようやく竹原に来ることが出来ました!」と二人から竹原に来ることができた喜びが語られた。竹原の街並みを見て大原さんは「(初めて来たから)新鮮だけど、どこか懐かしい雰囲気に包まれました」とコメント。
改めて本編を見直した葉月さんから「実は私たちの演じるキャラクター同士は本編で喋ったことがないんです!」とトリビアが披露。会場も驚きに包まれていた。実際コメンタリーなどでは会話しているが、本編中では話をしていないそう。また、二人でイベントをするのも『ARIA』以来と実に5年ぶりとのこと。
フリートークの途中にはサプライズゲストとして佐藤順一監督が登場。前回の憧憬の路を取材した際のエピソードや、竹原についてから握手、サイン攻めにあった話などをして会場は盛り上がった。何回も竹原に取材に来ている監督にとって一番印象に残っていることを聞かれると「一番最初に来たときです。作品の舞台には、ファンが遊びにきて楽しい場所が良いなと思っていました。竹原に来て話を聞いているとやっぱり地元の方が町が好きで。中島愛さんのPVで登場していた喫茶店プリンスに行ったとき、マスターに憧憬の路のことも教えてもらいました」と、取材時の思い出が語られた。
『たまゆら』第2期について聞かれた監督は「予定通りです。予定通り順調に~してます」と口を濁す場面も。どんなエピソードが見たいと聞かれた葉月さんは「志保美さんが大人としてどうなっていくのかを見てみたい」とコメント。「取材して新しいポイントも増えていますし、さよみさんだったらこういったところに行くのだろうなって場所もあります」とのこと。
続いては憧憬の路にちなんだコーナー。事前にキャストの皆さんにいただいた夢灯りのコメントが紹介された。コメントにはどういった想いが込められているのかを聞くと、葉月さんは「『幸せに想える毎日にありがとう』と書きました。言霊的な意味を込めました。今というよりも先々を想って書きました。素直に言うとよくばりなので、一つ一つの願いが叶った瞬間そのときの自分が幸せと思えたら、願いが叶っても叶わなくてもどっちでもいいのかなと。何か一つをクリアしたときにそのときの自分が幸せだなと思えたらそれでいいなと未来へ向けて、この言葉を描きました」とコメント。「恥ずかしいセリフを考えたの(笑)」「今日は禁止する人いないしね(笑)」と最後には、ある作品ネタも披露。
大原さんは「『いつも笑顔でみんな健やかでありますように』と書きました。あらためて願い事を書こうと白い紙に向き合うと、やっぱり皆の笑顔の中で健やかに生きられるのが一番幸せなことかなってことに辿りつくんですよね。もうちょっと欲張ると宝クジ当たると良いな(笑)とかになるんですが、いざ和紙に向き合うとこういった気持ちになりましたね」とコメント。最後に、監督の願いは?と聞くと「痛風が治りますように」と書かれていた。
続いて一般の方が書かれた夢灯りが紹介された。『良い父になる』、『クロールのゴールドワッペンが貰えますように』など、様々な願い事が書かれていた。
コーナーの最後はキャラクター夢灯りのコーナー。演じているキャラクターになりきって夢灯りを考えてもらった。葉月さんからは志保美りほの夢灯りで『いつでもスタートラインに立てますように』、大原さんからは塙さよみの夢灯りで『みんなでもっともっと秘境探検に行けますようね!PS.出番が増えますように!』。佐藤監督はももねこ様の夢灯りで『むにゃ~』。
最後に登壇者の皆さんから一言ずつコメントをいただいたので、そちらもご紹介!
葉月さん:OVAが出たときからスタッフさんに竹原に行きたいと言っていたら、ヴェネチア貯金があるからダメですと言われ続け(笑)。やっと今年呼んでいただくことができました。そこで私の夢が一つ叶ってとても幸な気持ちです。たまゆらが大好きな皆さんと憧憬の路のこの日を一緒に過ごせたこともとても幸せに思います。まだまだたまゆらは続きますので、たまゆらがどんな風に成長していくのか一緒に見届けて下さい。今日はありがとうございました。
大原さん:思い返せば、第2期発表のときに私も竹原に行きたいと強く言っていたことが叶って、本当に夢みたいです。たまゆらの音楽とこのメンバーとファンの皆様と竹灯りとこの空気と。こんなイベントもうないかもしれないと思いました。改めて、たまゆらという作品に関われた幸せを噛み締めています。楓ちゃんの願いごとでもありましたけど、この憧憬の路には一人一人色々な想いをもって一か所に集まる素晴らしいお祭りで。そんな一人一人の心の中の大切な思い出の1ページになることを心から祈っています。そして第2期でも皆様に引き続き愛されることを心から祈っています。短い時間でしたが、本当にありがとうございました。
佐藤監督:最初、アニメの舞台にさせてもらうお願いをしに来た時には、あまり迷惑にならないようにしなければと思ってましたが、あたたかく迎えていただいて毎年イベントやらせてもらって本当に感謝しています。憧憬の路は町の自慢の祭で皆が力を合わせて作るイベントとお聞きしました。そんな大切なイベントにたまゆらを呼んでもらって、本当にありがたいことですし、凄いことだと思います。作品を通して人と人が繋がったり、新しいことが出来たり一つ一つ実現出来ているのだなと本当に実感しています。第2期でも少しでも新しい出会いや繋がりになれば良いなと思っております。制作の方も色々とありますが(笑)頑張っておりますので、応援の方よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
●コミックマーケット83 企業ブース出展決定
2012年12月29日(土)~31日(月)に東京国際展示場にて開催される「コミックマーケット83」。この度、松竹企業ブースにてたまゆらグッズの販売が決定。松竹ブースではテレビアニメ、OVAオリジナルグッズ、劇場前売券の販売などが行われる。
開催日: 12月29日(土)~31日(月)
開催会場: 東京国際展示場(有明・東京ビッグサイト)西4階企業ブース
ブースNo: 353
出展社名: 松竹
※内容に関して変更や中止となる場合があります。
●『たまゆら~hitotose~』BD・DVD全巻絶賛発売中
第1巻~第6巻
ブルーレイ:7,350円(税込)
DVD:6,090円(税込)
第7巻
ブルーレイ:5,250円(税込)
DVD:3,990円(税込)
発売・販売元: 松竹
>>『たまゆら』公式HP
公式Twitter : @tamayura_tweet